プリキュアウルトラシリーズとは
『スマイルプリキュア』の主人公、星空みゆき(キュアハッピー)の台詞「ウルトラハッピー」を発端とした、ウルトラシリーズとプリキュアの合作タグ。ただしコラボネタそのものは、『スマプリ』が始まるかなり前から出来上がっていた様子である。
『スマプリ』は童話をモチーフにしており、マジョリーナ役の冨永みーなが梅田カオル役で出演した『ウルトラマンレオ』の路線の1つに「日本名作民話シリーズ」があった。第11話「プリキュアがチイサクナ~ル!?」は一寸法師モチーフで「ウルトラマンキング対魔法使い」を思わせる。また、第23話のサブタイトル「ピエーロ復活!プリキュア絶体絶命!!」とは、どこかで聞いたような気がしなくもない。
君にも 見える ウルトラハッピー♪
当初は、ただのお遊びのはずだった。
…が、最終回間近のスマプリ第47話において、ピエーロの放つ絶望に沈んだスマイルチームがロイヤルキャンディの心の声を聴き、彼女のピンチを救うために5人全員がそれぞれウルトラキュアハッピー、ウルトラキュアサニー、ウルトラキュアピース、ウルトラキュアマーチ、ウルトラキュアビューティに覚醒した。この時の登場シーンがさながらウルトラマンの変身シーンに非常によく似ていたことから、ネタが半ば公式化したといえる。(ある意味、ウルトラハッピーという台詞はこのネタの布石だったとも取れる)
ちなみにウルトラキュアハッピーは、劇場版に登場した形態と違い、頭のパーツが天使の翼からフェニックスの翼に変更されている。
最終回でフェニックス・・・おや?
ウルトラハッピーが ほしい~~~♪
ウルトラモードに変化したスマイルチームはとにかく強く、ピエーロの眷属である絶望の巨人をビーム一発で叩き潰し、更にはピエーロそのものを5人全員の巧みなコンビネーションでフルボッコにしている。
しかしピエーロが第2形態(眷属を吸収してブラックホール状に巨大化)に移行したことで、彼女らは再び劣勢に立たされる。
決して最後まであきらめず 不可能を可能にする それがウルトラハッピーだ!!
やがてブラックホールの姿から、OPにも出てくる「巨大な手」に変化したピエーロ第二形態は、圧倒的な力でプリキュア・ロイヤルレインボー・バーストの上位技である「プリキュア・ウルトラレインボー・バースト」をも無効化し、スマイルチームは大打撃を被りまたも変身が解けてしまう。(しかもスマイルパクトまで、絶望のエナジーで石化してしまうというかつてない危機である)
だが、メルヘンランドやキャンディとのお別れを受け入れたみゆきたち5人とキャンディの決意によりミラクルジュエルの力が全開され、再びウルトラモードが発動。ロイヤルキャンディとスマイルチーム全員の力を込めた「プリキュア・ミラクルレインボー・バースト」さらには女神化したキュアハッピーの希望の光により、ついに怨念と負の心の化身であるピエーロは消滅した。
プリキュアは絆、伝説は続いていく
ドキドキ!プリキュア
次作『ドキプリ』に追加戦士としてキュアエースが加わった。
名前で既にオチてる感が満載だが、本格的に登場した23話のサブタイトルが「愛を取り戻せ!プリキュア5つの誓い!」。追撃をかけるように、劇中での「泣けばあの子が戻ってくるとでもいうのですか」 発言。
こうして名前はエース、タイトルは帰マン、言動はセブン(レオ時)というプリキュアもといウルトラマン娘が誕生したのであった。
ついでにカラーリングはシルバー族。なにこれ。
続く24話で本名が円亜久里(まどか・あぐり)と判明、ティガの要素も加わる。
27話では、変身に時間制限が付いていること、物語開始以前にジコチューに敗北を喫していることが明らかになった。
46話で明らかになったレジーナとの関係は「光を継ぐもの」と「影を継ぐもの」。
こんな娘が放っておかれる筈も無く、早速多方面でネタにされている。
もっと言えばティガの系譜を受け継ぐ作品『ウルトラマントリガー』のマナカ・ケンゴがトリガーの生まれ変わりも彼女がアン王女の生まれ変わりなのに酷似する。まさにTriggerの歌詞の通り「自分が何者か誰も教えてくれない」を地で行く存在である。
35話は虫歯の治療に訪れた歯科医院で事件が発生する展開で、「ベロクロンの復讐」を思わせる。
37話は人参嫌いを克服する食育の話で、人参を「友達」と言いつつ食べる点が「セカンド・コンタクト」を思わせる。
なお、キングジコチューとレジーナが地球に侵攻する際、空を割ってトランプ王国から移動している。まさにこの親にしてこの子ありである。
47話のトランプ王国国民がジコチュー化する動機が「自分が助かりたいがために他人を押し退ける」生存本能という名の自己中でヒッポリト星人前後編や「怪談・雪男の叫び!」を思わせる。
さらにキュアハートは第49話(最終話)にて、プロトジコチューに対して『周りに誰もいない自分一人になればジコチューでなくなる』と指摘、これはウルトラマングレートのゴーデス編のラスボスゴーデス(第2形態)に対して、ジャック・シンドーが問いかけた内容にきわめて類似している。
もっと言えば四葉財閥によるプリキュアとジコチューの戦いに関する情報操作もどこかウルトラマンネクサスでのスペースビーストに関する一般人の記憶消去にも似ており、どちらも人々を不安にさせない為の手段ではあったが、どちらも最終的には人々とヒーローの繋がりが強くすると確信して情報を解禁している。
ハピネスチャージプリキュア!
第11作『ハピプリ』に大森ゆうこと相楽誠司というキャラが登場。さて、ゆうことせいじ、もうこの時点で気付いている人もいるだろう。
前半で2人揃ってウルトラマンAに変身していた北斗星司と南夕子の事を。
更に作中では一部のウルトラ戦士同様、目からビームや光の剣を出せるプリキュアが出てきた。交差させた腕から光線を放つ技が披露される日も来るかもしれない?
それまで復讐目的で自分の信念に基づく形で戦ってきたキュアフォーチュン/氷川いおなであるが、第22話でひめの優しさに触れ、本当の意味でプリキュアに覚醒し、新たな変身アイテムフォーチュンピアノと専用武器フォーチュンタンバリンを手に入れた。
なお、色が寒色系・復讐のための戦い・同じプリキュアを目の敵に・後に考えを改めて同志になる・という、どこぞの海の巨人や光の国の科学者と同じ経緯をたどっている。
余談だが、ひめの中の人である潘めぐみは母親である潘恵子がウルトラマンGに変身生命体ベロニカの吹き替え版の声優として出演していた他、本人もウルトラマンシリーズではペガッサ星人ペガ、ウルトラマンジャスティス、ソラを演じている(アニメ作品である怪獣娘ではエレキングも演じている)。また、いおなの中の人である戸松遥も、ウルトラマンタイガの後期EDをスフィアとして歌っていたり、ウルトラギャラクシーファイトではユリアンを演じており、更に大いなる陰謀ではユリアンとソラは公務とその補佐役として行動を共にする場面があり、ハピプリ同様中の人同士で共演している。また、ソラのカラーはキュアプリンセスと同じ青と言う共通点もある。ただし、ハピプリでは潘女史が演じるひめが王女と言う立場であったのに対し、あちらは戸松女史演じるユリアンが王女と言う違いがある。
また、9年後には「ソラという名前」「青いカラー」が共通するプリキュアが登場し、主役を務めることとなった。
ウルトラマンデッカーの主人公アスミ・カナタと愛乃めぐみと言えば「奪われた日常を取り戻す為に戦いに身を投じた」共通点がある。
Go!プリンセスプリキュア
第12作『ゴープリ』の主人公は春野はるか。これはウルトラマンコスモスに変身していた春野ムサシと同じ姓である。彼女が変身するキュアフローラは花のプリンセスである事からウルトラマンコスモスの主題歌の歌詞に含まれる「時に拳を時には花を~」のフレーズに相応しいプリキュアと言えるだろう。
ちなみに彼女は名字だけではなく、変身アイテム(に変化するアイテム)を本編前である幼少期に受け取っていたという点でも春野ムサシと共通点がある。
なお、彼女の父親の春野いぶきは『帰ってきたウルトラマン』のMATの伊吹竜隊長と名前と名字が被っていて、声は『ウルトラマンX』のファントン星人グルマンの松本保典が演じている。
更にキュアトゥインクルに関しては、クレーンからの蹴りは星のプリンセスだけにウルトラマンジャックの流星キック、モードエレガントの状態ではバックルが加わっている事からウルトラマン80に似たような雰囲気だが必殺技はバックルビームではなく八つ裂き光輪(ウルトラスラッシュ)である。更に彼女のドレスアップキーはルナ、シューティングスター、ギンガとウルトラ尽くし。そして声はエクスデバイザー音声の山村響でまたもウルトラマンXから。
魔法つかいプリキュア!
2016年の『まほプリ』の2人の主人公、朝日奈みらいとリコは、それぞれ過去のウルトラマンの変身者と同名である。後者は一応というところだが…。
また、前者は『ウルトラマンタロウ』のZATの朝日奈勇太郎隊長と名字繋がりである。
第3話でルビースタイルが初登場し、その必殺技は「炎の力を纏い、敵に体当たりを仕掛ける」という、どう見てもウルトラマンタロウの特攻技「ウルトラダイナマイト」であった。
みらい、リコのクラスメートの勝木かなが、2人が箒で飛ぶところをたびたび目撃し(誰かは特定していないが)、魔法使いの存在を確信しながら誰にも信じてもらえず、さながら北斗星司の「本当です!信じてください!」状態になりつつある。当事者であるみらいたちに否定されるのは当然だが…。
因みに中の人関連と言えば、リコ役の堀江由衣はウルトラマンゼロ役の宮野真守と共演が多く、花海ことは役の早見沙織はウルトラマンエックス役の中村悠一と共演の多い声優でありこの内、中村氏は45話で校長の親友だったクシィ役で出演し、宮野氏に至っては『映画HUGっと!プリキュア_ふたりはプリキュア_オールスターズメモリーズ』にて敵キャラのミデン役とまさかのプリキュアオールスターズVSウルトラマンゼロとなってしまった。またミデンは外見がてるてる坊主に似ていて、某円盤生物を思わせる。一方、みらい役の高橋李依はウルトラマンベリアルを演じた小野友樹とこの作品で共演。
ちなみに『まほプリ』の登場形態がウルトラマンZの登場形態と役割が完全に一致している(バランス型の基本形態、スピード特化の青い形態、パワー特化の赤い形態、特殊能力に優れた形態、強化形態)。
キラキラ☆プリキュアアラモード
第14作『キラプリ』では初回放送日が初代ウルトラマンのCタイプが初登場する『ウルトラマン』の第30話「まぼろしの雪山」の放送50年目の2月5日であり、本作におけるプリキュアのチームの人数が6人であるほどウルトラ6兄弟を彷彿させている。
第16話における黒樹リオと琴爪ゆかりの心理戦は、『ウルトラマンレオ』のアトランタ星人とモロボシ・ダン隊長のそれをイメージさせた。アトランタ星人戦の直後のマザラス星人戦に近い展開は剣城姉妹の闇が明らかとなった終盤で、異次元の世界から帰るのを拒んだ妹を説得するあきらはレオそのものだった。その後のババルウ星人の回に似た展開はリオがキラ星シエルと和解した直後の回で、スタッフが双子の弟つながりでリオが追い込まれる展開を考えたとしか思えなかった。
事実上のラスボスとされるエリシオがキュアホイップとキュアパルフェを除くプリキュアのメンバーの心を漬け込んで彼女達を一人ずつ闇の立場に誘惑しようとする作戦は『ウルトラマン』の初代メフィラス星人の計画を彷彿させており、最後に改心の兆しを見せ残して何処かへと姿を消し去る結末も初代メフィラス星人と酷似している。
最終回はペコリン達妖精がホイップ達プリキュア6人の力を頼りにせずに自分達の力だけでいちご坂を守る様は『ウルトラマン80』最終回で80の力を借りずにUGMの力だけで怪獣を倒した展開を思わせる。
HUGっと!プリキュア
第15作『ハグプリ』では第9話で初登場した愛崎えみる(後のキュアマシェリ)はモアと名字繋がりで、「石橋を叩いて渡る」の諺を実践して、橋が崩れる事態に遭遇した。
また、遭難時の気晴らしとしてトランプを携帯している点は、『ウルトラマン』の「海底科学基地」を思わせる。
今作の追加キュアの片割れであるルールーは当初は敵組織によって作られたアンドロイドであったが、主人公達との交流によって感情が芽生え、最終的にチームの一員となるが、この展開はまさに『ウルトラマンギンガS』に登場したアンドロイド・ワンゼロを彷彿とさせる。
ついで『HUGっと!プリキュア』の敵であるジョージ・クライは『ジード』の伏井出ケイと同じく物語の前半では(本気で敵を滅ぼそうとはしない)壮大なヒーローごっこを興じていた共通点がある。
本編での客演において変身の準備をする朝比奈みらいと十六夜リコがモフルンと間違えてはぐたんの手を握るシーンは『ウルトラマン』の「空の贈り物」においてハヤタ・シンがベーターカプセルと間違えてスプーンを掲げて変身しようとした場面を連想させる。
第42話で男子ながら中性的な若宮アンリが初の公式男性プリキュアキュアアンフィニに覚醒した。この展開は『ウルトラマン80』の「80最大のピンチ!変身!女ウルトラマン」の逆転である。
スター☆トゥインクルプリキュア
プリキュアシリーズ初の本格的な宇宙ものである『スター☆トゥインクルプリキュア』はそれ自体がウルトラシリーズに親和性がある。史上初の宇宙人プリキュアである羽衣ララ/キュアミルキーは当初地球との文化の違いから不思議ちゃん的な振る舞いを見せてしまうが、これはウルトラで言えばヒビノ・ミライ/ウルトラマンメビウスに近い。両作品とも「星を超えた友情」がテーマとなっている。
宇宙人メンバーが二人いる構図はウルトラマンレオと共通している。
『スタプリ』第7話と『メビウス』第2話は、「愛機をリペイントしてデザインを変えていく過程で、仲間たちの絆を固めあう」エピソードなのがよく似ている。さらに『スタプリ』第40話でララは宇宙人であることがクラスメートたちにバレたにもかかわらず最終的には温かく受け入れられたが、これはミライが辿った道でもある。
『スタプリ』第10話で「主人公達が厄介な敵にあっさり敗れ去るという思わぬ初の敗北を味わわされる」という第1クールの内の衝撃の展開は平成最後のTVシリーズ繋がりである『ウルトラマンR/B』の第8話を思わせる。
『スタプリ』第40話で香久矢冬貴がララが宇宙人騒ぎの関係人物である事に目を付け、正体を探るべく情報を姫ノ城桜子にリーク。
この事で、ララはひかるを除くクラス全員から警戒の目と不審を疑う事態に発展という昭和ウルトラマンシリーズで屈指の問題作である『怪獣使いと少年』での悲惨一歩手前の展開に。
最終的には、紆余曲折を経てララがトゥインクルイマジネーションを覚醒させる起点となり、クラス全員が彼女の味方に付いた事で事態は収束した。
もし、彼女に何らかの危害が加われば、惑星サマーンが地球を危険とみなし復讐あるいは防衛目的で地球を攻撃してた可能性になりかねなかった。
ついでに言えば星空界には宇宙星空連合という組織があり、惑星O-50の存在する宇宙にある星間連盟に色々と似ているが、どちらの世界にも理不尽や不幸は存在する現実的な世界観にあるものの、こちらの方は何かと黒い噂が絶えない。
ウルトラシリーズではごく稀にウルトラマンを最初から信用を置かずに警戒する輩も存在していたが、プリキュアに当初警戒姿勢を見せた輩が登場したのも『スター☆トゥインクルプリキュア』が最初である。
ヒーリングっど♥プリキュア
2020年の『ヒーリングっど♥プリキュア』では、敵怪物のメガビョーゲンが怪獣サイズの巨大さで街中に出現するため、「主人公たちが立ち向かうために逃げ惑う人々とは反対方向に走っていく」という、ウルトラシリーズではおなじみの光景がしばしば見られる。事件解決後に、巻き込まれた人々の前に「おーい!」とばかりに姿を現す(某社長も悪趣味で真似したやつ)という、これまたウルトラでありがちなシチュエーションも見られる。
ダルイゼンがキュアグレースをライバル視する様子は、ウルトラマンタロウを狙い続けるウルトラマントレギアとほぼ酷似している。
第19話でラテの危機を感じたテアティーヌが、先代のプリキュアがどうかラテを守ってほしいと真摯に祈りを捧げた際に、それを「地球の意思」が聞き届け、新たに生み出した精霊がキュアアースである。分かりやすく言えば「地球の分身のようなもの」であり、事の経緯を考えるとウルトラマンガイアに酷似する。
第42話におけるダルイゼンがのどかに助命を求める場面は、『大いなる陰謀』第4話にてウルトラマンケンとウルトラマンベリアルに命乞いするナックル星人とババルウ星人を連想した人もいたと思われ、ベリアルの言葉を借りれば「戦争を仕掛けた敵の手先」であり危険になったら一転して命乞いをするのはあまりにも身勝手であり見逃すのは甘いと言うのは一理ある。プリキュアにもビョーゲンズ相手に容赦ない行動をとるメンバーもいるので気になるところではあったが、彼女が取った選択は生存させる事はせずこれ以上の被害を出さない為にも手を掛ける方を選んだ。
続く第43話では、テアティーヌ率いるヒーリングアニマルの軍勢が、ネオキングビョーゲンを抑え込むシーンと言えば、『ウルトラマンジード』最終回でベリアルアトロシアスを抑え込んでジードの体制を立て直す時間稼ぎを行ったケンことウルトラの父と類似した行動である。同話ではシンドイーネを利用してネオキングビョーゲンに対する突破口を開く方法もウルトラシリーズで度々見られた敵の力を利用するSF要素だったりもする。
第44話では本作のラスボス・ネオキングビョーゲンの圧倒的な力で地球全土が蝕ばれていきヒープリチームも変身解除に追い込まれるが、「生きることは戦うことならば、自分たちが健やかに生きるためにあなたと戦う。あなたのように勝つためにではなく、負けないために戦う」という彼女達の意思を感じ取った地球全ての生命の「生きたい」という想いが集まり、その力はプリキュアに新しい力を与え、最後は彼女達の浄化技で遂にネオキングビョーゲンを浄化することに成功。事の経緯・展開はグリッターティガが生まれるのと全く同じであり、一部の視聴者の間でSNSなどで呟かれていた。
これ以外では、『スタプリ』最終回における『ヒープリ』との共演にて、キュアグレースにとっては必要不可欠なラビリンの姿もセリフも無いという最近のウルトラマンエックスの客演時における扱い(セリフが本人ではなく人間の主人公)に似ており、「無愛想な宇宙人」ならぬ「無愛想な妖精」と化していたり、沢泉ちゆはスペック的にはウルトラマンタイタスと同じ「力の賢者」と呼ぶに相応しい人物だったり、相方のペギタンはどこか冷凍怪獣ペギラを連想させる名前だったり、平光ひなたとニャトランの邂逅も人間の主人公とウルトラマンの邂逅にも見えるとネタが尽きない。
また、ヒーリングアニマル自体地球人とは寿命が異なり、これもM78星雲人と地球人との寿命の差を思わせ、メビウスがGUYSの仲間たちとの寿命の違いを苦悩した経緯があり、ラビリン達もそのような経験をするのかもしれない。
ちなみにキュアグレースの劇場版限定フォームの種類が多い点はウルトラマンティガやウルトラマンコスモスと共通する。
また、『ヒープリ』最終回のサブタイトル「おいでませ♥ヒーリングガーデン!」は『ウルトラマン80』最終回のサブタイトル「あっ!キリンも象も氷になった!!」同様に最終回タイトルらしくないというのも共通している。
その最終回に登場したサルローが人類を危険視した思想はネタバレになるので避けるが、『シン・ウルトラマン』のゾーフィに似ておりヒープリ世界の人々が近い将来こうならない事を願いたい。
「ラビリン達、そんなに人間が好きになったのか…」
環境問題に触れたと言えばウルトラマンGやウルトラマンマックス等を連想した人もいると思われる。
トロピカル〜ジュ!プリキュア
本作は変身器具が指輪という設定が『ウルトラマンA』及び『ウルトラマンレオ』と共通する。メンバーに肉体派のコンビが含まれることからレオとの親和性が強く、主人公の名前が「まなつ」であることがレオのおおとりゲンを連想させ、そのツッコミ役であるアスカはイメージカラーや口調がダン隊長を思わせる。
第15話でローラとの入れ替わり状態から元に戻った一之瀬みのりが眼鏡をかけようとする構えが、ウルトラアイを着けるポーズそっくりである。ちょうど変身する直前だった上、変身後の戦いで久々に披露した目からのビームがあの光線技とよく似たポーズで発射するから、親和性はより高いものとなっている。
みのりと同時期の『ウルトラマントリガー』のナナセ・ヒマリ隊員とは、普段は寡黙で冷静ながら、変身する/操縦桿を握るとはっちゃけるという性格の豹変がみられる。両者とも眼鏡っ娘である。
第29話のキュアサマー復活シーンはあからさまにウルトラマンばりのぐんぐんカットで演出された。→ぐんぐんキュアサマー
第37話で、ローラがグランオーシャンの掟を知らされて葛藤する中で、陸上で超ゼッタイヤラネーダが暴れる事態が発生した際にあすかが「街が大変なことになってる」と戦いへ促すのは、『帰ってきたウルトラマン』の「怪獣使いと少年」の伊吹隊長の台詞に通じるものがある。奇しくも放映は11月であった。
本作の舞台が南海である縁から、最終決戦の舞台が海である点は『ウルトラマンティガ』のクライマックスの舞台に近い。また、第44話にて明かされるあとまわしの魔女が破壊の魔女として世界を一度滅亡させてしまう大昔の謎もティガ伝説(超古代文明)の秘密を思わせる。
デリシャスパーティ♡プリキュア
本作には『ウルトラマンネクサス』のメタフィールドに似たデリシャスフィールドが登場。周囲の被害を軽減すると言う意味では共通しており、本作は物理的な被害は修復されない模様。また使用者のローズマリーは所持しているデリシャストーンが破損したことでデリシャスフィールド以外の能力が使用不可になっているが、『ウルトラマンレオ』におけるモロボシ・ダンも変身道具のウルトラアイが焼け爛れてセブンの姿に戻るどころかウルトラ念力以外の能力を封じられるという類似した状況に陥っている。
物語の舞台となるおいしーなタウンは華やかな一方で第1話の時点でどこか不穏な雰囲気も見られるようである意味一部のウルトラシリーズで見られた不気味さがあり、プリキュア側も情報収集を欠かさず、華満らんがブンドル団に利用されてたりとかなり濃厚な展開も目に付く。
ジェントルーの正体及び体調不良が明らかになった第8話の展開は序盤からの体調不良の末変身解除の展開がセブン48話(最終回直前)と同じで変身アイテムがウルトラアイに似た眼鏡状だったことでセブンネタが投稿されている。その後、レオ1話に絡めたダン隊長ネタが投稿され、アイマスクが割れるシーンや膝をついて倒れるシーンなど同話のオマージュとも思える演出が11話ラストでされることとなった。ダン隊長の持つ無茶ぶりの鬼隊長というネタ要素は17話から菓彩あまねに付き添うパフェのレシピッピが受け持つことになった。菓彩あまねは年の離れた兄から空手を習っている。あまねの演者はレオのパロディーが出てくる作品でダンのコスプレを経験した先輩にしごかれる役を演じていたことがある。
本作の掛け声である「パーティーゴー!」が、『ウルトラマンタイガ』の「バディーゴー!」に似てたりする。幼馴染の品田拓海は両親がクッキングダムと関係ある事が判明した事でプリキュアとブンドル団の戦いに彼も参戦が決定した事からつまり「君と僕とでバディゴー」する事に・・・。
正気に戻った後の菓彩あまねがキュアフィナーレに初変身する第18話の放送日が56年目のウルトラマンの日(杉並公会堂の「ウルトラ前夜祭 ウルトラマン誕生」の放送日)である。
デビュー戦は強化されたモットウバウゾーとは言え既存のプリキュア達でも対処可能な相手に対して活躍のお膳立て扱いにされたのは、デパプリと同期である『ウルトラマンデッカー』の強化されたスフィアザウルスがダイナミックタイプのデビュー戦のと同じ展開と言える。
終盤において、ゴーダッツの正体が、クッキングダムの近衛隊長であったフェンネルと判明。
彼が暗黒面に身を落としたきっかけが、強大な力を持つスペシャルデリシャストーンを受け継いたのが、前々からジンジャーの下で修業を重ねてきた自身ではなく、後から弟子に入って共に修業したシナモンに託された事で激しい嫉妬を覚え、今回の騒動起こした経緯に至った。
この経緯で連想するとしたら、現在のウルトラの父ことケンとベリアルである。
ベリアル自身も過剰な思想と力に自信を持つばかりで、かつての友のケンが宇宙警備隊の初代隊長に選ばれた事や、想いを寄せていたマリー=ウルトラの母とケンの結婚等を機に、嫉妬と劣等感を覚え、更なる力を求めて光の国における禁忌を犯して、追放された後に暗黒サイドに堕ちた(半ばレイブラッド星人による強制的なものだが。)。
更にはデパプリと同期である『ウルトラマンデッカー』においては、敵サイドにバズド星人アガムスが存在する。
経緯こそはフェンネルと異なるものの、彼もまた目的を達成するために、身分を隠して味方サイドに協力する振りを通していたが、ある事を機に、14話で本性を現してテラフェイザーの強制コマンドによる破壊行為でデッカー=カナタ達に牙を剥いている。
アガムスといいフェンネルといい、正義の心振りかざして牙を剥くやつの正体に気づかずに、信頼を寄せている組織や国を無能と言ってはいけない。
アガムスが言っていた「当てのない善意というものは、時に人を傷付けることもある」と言うのはゆいだけではなくプリキュアシリーズの一部の人物にも当てはまる事なのかもしれない。
ひろがるスカイ!プリキュア
主人公となるソラ・ハレワタール/キュアスカイは、プリキュア歴史で初となる青キュアポジションに当てられた。
ウルトラシリーズでは、コスモスも、当時放送されるまで前例が無かった初の『主役が青いウルトラマン』に当たった為、話題になった(しかも、その変身者の息子の名前もソラである)
また、近年のウルトラ作品ではブルとゼットが主役で登場している為、プリキュアとウルトラマン両者のシリーズとも、時代の流れと共に変化の兆しが起きているのかもしれない。が、ブルはあくまで赤トラマンのロッソの2人体制(しかも主人公としてはロッソ寄り)、ゼットもアクセントに赤色が入っており、スカイに関してもアクセントにピンクが用いられており、完全なる「使われ続けている色を使わなかった」のはコスモスのみである。
そのソラは同期である『ウルトラマンブレーザー』の主人公ヒルマ・ゲントと同じく、家族の登場が遅く「実は既にこの世にいないのではないか?」と想像していた視聴者もいた点が共通(ソラの場合、両親の初登場が回想シーンだった為、前作の彼女等の前例から生存を疑われるのは無理もない)。
また、ほぼ同期のウルトラマンレグロスとは特殊な拳法の使い手であると共に、空から落ちてきて物語が始まったという共通点がある。ソラは20周年記念作品の主人公だけあって、ひたすら繋いできた想いだけは消せない立場にいるともいえる。
名前つながりでは、同じ名の青いウルトラウーマンもいる。そしてその中の人は前述の通り、9年前の先輩青キュアを演じていた。
第12話にて敵を助けたキュアスカイの「わかりません! でも、こうする事が正しいと思ったからです!」という発言には、「これが正しいって言える勇気があればいい ただそれだけできれば英雄さ」というフレーズを連想した視聴者もいた。
ストーリー面では、5人目のプリキュア・キュアマジェスティとなったエルにウルトラマンをイメージさせる部分が目立つ。ある意味「巨大化変身」しているからか?
エルは一番星から託された運命の子であり、遠い星から飛来したウルトラ戦士達と類似している。
初戦闘後何事もなかったかのように戻ってくる様は、戦闘後ウルトラマンの変身者が「おーい!」と手を振りながら戻ってくる様式美を連想させる。
また、彼女は変身する方法がわからずハヤタ・シンのようにスプーンを掲げて変身しようとした事もあった(何の因果か、彼のその行動が登場したエピソードのサブタイトルは「空の贈り物」である)。
プリキュアに覚醒して間もなく、エルに運命や宿命に向かい合う時が来た。運命の子だけが手にできる究極の力が目覚めたのだ。
それにについて、あげはに「巨大化するんじゃないかな?」と冗談を言われた時は、巨大化して「えりゅっしゅ!」という掛け声で腕をL字に組むポーズをするイメージシーンがあった。
その究極の力が、遺跡で見つけ出すも最初は条件が揃わずに使用できず、相手の口から放たれた極太ビームを全員で巨大なバリアを展開し防御している最中に条件が揃って発動するという展開は、ウルティメイトゼロ誕生の経緯と類似している。このウルティメイトゼロが初登場した作品の主題歌の一節「手のひらに落ちた流れ星はきっと、神様がくれた運命の滴」は、ソラから見たエルを表すのにふさわしい表現かもしれない。
一方で、エルを誘拐する以外のアンダーグ帝国の目的が分かりづらい部分とキュアマジェスティの何故か刺々しいイヤーカフのデザインから、彼女が更なる力を得る展開に「最強の力を手に入れたモノは 何処へ向かい誰と戦うの? 教えて」と不安視する意見も…。
加えて、終盤にはツバサがスカイランドの防衛の為キラキラエナジーを独自研究して、その成果をシャララ隊長に提供すると言った、スカイランドの軍備拡張を連想させる展開はD4のような嫌な予感がしなくもない(ただ、やっている事は「プロジェクト・ブルー」に近い)。強いて言えばもう一つの可能性世界と言ったところ。
また、エルは「『運命』というキーワード」「憧れのヒーローがいる」「戦士としてはかなり幼く過渡期といえる姿を経て変身する」「変身した姿にヒーローらしからぬ意匠がある」「敵対勢力の黒幕によって意図的にヒーローになるよう仕組まれていた」「王をイメージし『エンド』とつく必殺技を持つ紫の姿に変身する」という点でウルトラマンジード=朝倉リクとも類似している。もっとも、後に判明した出自はどちらかというとウルトラマンディナスに近い。
第34話は「覚悟」をテーマにした内容であり、ジードの決め台詞「決めるぜ!覚悟!!」を連想した視聴者もいた。
また、この回では敵勢力から抜けたかつての敵幹部達がボロアパートで(一応)平和に暮らしていたという、『ウルトラマンX』における星雲荘を連想させるその後も描かれた。
第35話では、手術を恐れるゲストキャラを励ますために戦うという『セブン』の「勇気ある戦い」を思わせる展開があったほか、スカイがプリズムの光弾を野球のように投げつけて隙を作るというダイナのウルトラフォークを思わせる技も披露した。
終盤は、「敵との戦いに疑問を抱き和解を模索し始める」「光で相手の心を鎮静化させる技が登場」という点で『コスモス』を思わせる展開になっている。明かされたスキアヘッドの正体もその顛末も同作のラスボスであるカオスダークネスに近い。また、「黒幕と見られていた女性に偽の記憶を植え付け、自身は彼女に仕えるふりをして暗躍した」という点はエタルガーと同じである。
さらに彼は、主人公の体を乗っ取るというウルトラマンベリアルと同じ行為にまで及んだが、彼のように主人公勢を全滅させるという最悪の事態は起きなかった。
本作におけるプリキュアの強化形態が登場しない設定は平成以降のウルトラマンの中ではウルトラマンダイナとウルトラマンマックスに近い。
わんだふるぷりきゅあ!
本作は「人間と動物の共存」がテーマであり、「怪物と化した動物を殴る事なく元に戻す」という点も含め『コスモス』に通じる部分がある。
また、主人公の犬飼こむぎ/キュアワンダフルはシリーズ初の犬が変身するプリキュアであるが、ウルトラシリーズにも犬が変身した善玉怪獣がいたりする。
こむぎ達にプリキュアの力を与えた鏡石はどことなく『ウルトラマンオーブ』に登場するオーブの光にも見える(曰く付きな点も共通)。
映画プリキュアオールスターズ
オールスターズシリーズでは、複数回にわたって横浜・みなとみらいを舞台に全プリキュアの戦いが繰り広げられた。
ウルトラシリーズでも大決戦!超ウルトラ8兄弟は横浜を舞台に歴代のウルトラマンが結集している。
『プリキュアオールスターズF』では、情報解禁時点では77人のプリキュアが登場すると謳われていた。しかし、キュアマジェスティが登場したひろプリ31話の放映後に予告編やポスターには未登場の彼女も超スピード参戦することが公表されたため、同作で活躍するプリキュアの数は78名と相成った。いわずと知れた、M78星雲と数がそろう結果になっている。
遡れば……
上記のように、プリキュアとウルトラシリーズとのコラボが盛んになったのは『スマイル』以降である。だが初代『ふたりはプリキュア』に始まった、主役プリキュアとパートナー妖精が正面衝突する出会い方は『初代マン』の「ウルトラ作戦第一号」の実演である。
その2年前の『ハートキャッチプリキュア』で、月影ゆり/キュアムーンライトの境遇は『ウルトラマンレオ』におけるウルトラセブン=モロボシ・ダン隊長にかなり近い。
すなわち、「第1話の戦いで敵に敗れ、変身能力を失う」「当初は後進の戦士に対して苛烈な態度をとる」「変身不可能な自分への無力感に捉われる」といった点である。一応眼鏡繋がりということもできる。
『ハートキャッチ』本放送時にもすでにいくつかコラボイラストが投稿されている。その後、ダン隊長の要素は主人公の上級生プリキュアに引き継がれ、何人かが「ダン隊長キャラ」と呼ばれるに至っている。
明堂院いつき/キュアサンシャインの兄・明堂院さつきは手術への恐怖心につけこまれてデザトリアン化された。『セブン』の「勇気ある戦い」や『ウルトラマン80』の「少年が作ってしまった怪獣」を思わせる。なお『フレプリ』第18話でも手術を怖がる女の子が出てきており、彼女をプリキュアたちが勇気づける物語になっているが、同話に登場したナケワメーケはウルトラ怪獣並みのサイズだったことに加え、電波ジャックして戦いの模様を街中のTVに中継できるという、某電波怪獣のような能力を持っていた。
「ウルトラシリーズ」からの視点
- もとよりプリキュアシリーズの敵怪物には人間の負の情念が誕生契機となっているものが多く、その限りで『ウルトラマン80』に登場するマイナスエネルギー怪獣と親和性が高い。そして、『HUGっと!プリキュア』第22話で、失恋の絶望によってトゲパワワを高めたパップルが自らオシマイダーと化する展開は、『80』第3話の硫酸怪獣ホーの出現経緯と非常によく似ている。
- 地球怪獣と宇宙怪獣は遺伝子構造が異なる、地球人の姿をしても精密検査したらバレると言った展開がウルトラシリーズには存在し、異世界キュアや亜人チームも同じような事をすれば誤魔化しは基本利かず(精密検査でバレるのはウルトラシリーズに限らずフィクションで扱われやすかったりする設定でもある)、『ウルトラセブン』最終回のセブンことモロボシ・ダンの様に調べられようものなら逃げ出したくもなるが、『ウルトラマンデッカー』の様な宇宙人に寛容的な世界観なら地球人サイドで関係無しに救おうとする展開もあるのでプリキュアシリーズにも後者のようなパターンも『スター☆トゥインクルプリキュア』等で見られた。話は脱線するが、『ドキドキ!プリキュア』では異世界の鉱物を地球上の物質でないと見抜いたり、『わんだふるぷりきゅあ!』ではガルガルの卵を地球上のどの動物にも当てはまらないと中学生ながら見抜いた者もいた。
- 『ウルトラマン』第13話や『ウルトラセブン』第7話の様なウルトラ戦士がいなくても成り立ちそうな話にウルトラ戦士の出番をねじ込んだ回も存在し、これと同じ無理矢理出番を作った扱いとして『トロピカル〜ジュ!プリキュア』の一部の回におけるくるるんや『デリシャスパーティ♡プリキュア』の第7話以前の華満らんに『わんだふるぷりきゅあ!』の第11話以前の猫屋敷まゆもいる(らんの場合はこれ自体が伏線になったので無駄ではないのだが)。
- 『ウルトラマン80』第46話では「郷に入っては郷に従え」という言葉通り、地球上で暮らす上で安易に特殊能力をホイホイ使ってはいけないと言い聞かされるシーンがあり、プリキュアシリーズでも異世界キュア相手にこの点は受け継がれている(例:キュアパッションのテレポート:東せつなが仲間になった後、アカルンの力を使ってお出かけしたのが初披露だが、その後の私生活においては普通の移動手段を使っている)。
- 『ウルトラマンティガ』第25話では、キリエロイドⅡとの戦いで一度は倒れたティガを応援する人々が光を送って復活へと導くシーンは、ある意味でミラクルライトの先駆ともいえる(ただし映画の観客ではなくあくまで劇中の人々である)。
- 『ウルトラマンコスモス』は、怪獣をむやみやたらに倒さず、鎮めたり浄化するスタイルの物語であり、ある意味プリキュアそのもののコンセプトの先駆けと言える。
- 『ウルトラマンギンガS』のショウと『ハピネスチャージプリキュア!』の氷川いおなは生真面目で自分に厳しいストイックな主要人物として描かれる共通点がある。
- 『ウルトラマンジード』に出てくる鳥羽ライハは主人公である朝倉リクの正体がウルトラマンである事を知る描写は『ハピネスチャージ』序盤で相楽誠司がめぐみ達がプリキュアである事を知る描写に近く、両者は共に戦闘力が高い一般人と言う点も共通している。また愛崎モアは「主人公に想いを寄せる幼馴染」という点で誠司のポジションを担っている。モアがリクがジードである事を知る回は怪獣の恋愛沙汰だった。
- 『ウルトラマンジード』主題歌には「決められた自分のSTORY」というフレーズがあり、『魔法つかい』におけるクシィの生前の行動とその過程で生まれたバッティ達はまさに終わりなき混沌によって齎された決められたSTORYであり、45話で彼らのアイデンティティを嘲笑うオルーバに対するバッティの抵抗こそ抗うたび築くHISTORYであり先の校長との対談も相まって最終話の結末に繋がるのであった。
- 『ウルトラマンR/B』と『HUGっと!プリキュア』は器具にクリスタルを装填して変身する共通点がある。
- 『ウルトラマンR/B』に登場する美剣サキが色違いのルーブジャイロに怪獣クリスタルをセットして怪獣を召喚したり怪獣に変身したりする戦闘スタイルは『キラキラ☆プリキュアアラモード』のビブリーがイルを使って巨大モンスターを召喚したりノワールの闇の力を吸収してイルと融合して巨大イルに変身する戦闘スタイルを連想させる。
- 『ウルトラマンZ』に登場するウルトラマンゼットは頭に「ウルトラ〇〇」と付ける口癖から星空みゆきが良く使う「ウルトラハッピー」を連想した人もいたようでその関連もあるのか声を担当する福圓美里が『Z』本編にもゲスト出演。ついでに言えば野乃はなの口癖である「めちょっく」がゼットの「ウルトラショック」と意味が似ている。
- 『ウルトラマンZ』と『ヒーリングっど♥プリキュア』はコロナ禍によっていずれも最終決戦前までのストーリーを通して1本の物語とする縦軸とする1話完結を基本にして制作されることとなった。
- 『ウルトラマントリガー』は特別総集編が3本も放送された都合で放送終了予定が『トロピカル〜ジュ!プリキュア』と同じ1月とされており、両方のラスボスが1月に姿を現す結果となる。『ウルトラマンデッカー』と『デリシャスパーティ♡プリキュア』の方はクリスマスに両方のラスボスの本体が姿を現すこととなっている。
- 『ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突』の終盤で使用した幻獣覇王拳が『トロピカル〜ジュ!プリキュア』のプリキュア・スーパートロピカルパラダイスのように複数の宝の力が合わさった必殺技として描かれる他、『ウルトラマンレグロス』に登場するスピカが先代プリキュアに近いポジションの大昔の女戦士として描かれることとなる。
- 最近の新世代ヒーローズでは総集編を設け、場合によっては回想シーンだけでウルトラマンに変身しない回が存在し、『ヒーリングっど♥プリキュア』と『トロピカル〜ジュ!プリキュア』も同じように総集編を設け変身しない回も作られるようになった。
共通出演者
- 作品名は基本的に省略とし、個別記事が存在しないか、作品によって演者が異なるキャラについては明記。
- 「※」は子役時代の実写出演。
名前繋がり
ウルトラシリーズ | プリキュアシリーズ | 備考 |
東光太郎 | 東せつな | |
マドカ・ダイゴ | 円亜久里、日野大悟 | |
アスカ・シン | 滝沢あすか | |
ヒビキ・ゴウスケ | 北条響 | |
姫矢准 | ジュン | |
礼堂ヒカル | 星奈ひかる | |
伏井出ケイ | ケイ | |
ヒジリ・アキト | 聖あげは | |
ナナセ・ヒマリ | 七瀬ゆい、有栖川ひまり | |
アスミ・カナタ | 風鈴アスミ、カナタ王子 | |
キリノ・イチカ | 宇佐美いちか |
※太字は主人公。