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黄金の精神(アニメ・マンガ系)の編集履歴

2020-04-22 13:57:01 バージョン

黄金の精神(アニメ・マンガ系)

おうごんのせいしんあにめまんがけい

この項目は、アニメ、漫画における「黄金の精神」の持ち主を紹介する記事です。

■注意■*

この項目には過度なネタバレと主観的な記述を含みます。

閲覧の際には十分注意してください。

誤字脱字やリンクの修正などを除く編集・項目追加・項目削除の際は、まずコメント欄を用いて十分に検討し、承認の後に行ってください。

個別項目の長さは『本文:5行程度・台詞:3行以下の一言・トータル:10行以下』を目安に、内容は「同業者と一線を画した部分」を重点的に書くと、見やすくなると思います。


著名・代表的なアニメ・マンガの黄金の精神を持つ主人公

命の炎はすぐ消える

アンパンマンシリーズの主人公であり、ヒーローの原点にして頂点と呼ばれている。

困っている人を見過ごせないお人よしだが、少し頑固な一面を持っている。


宿敵でライバルのばいきんまんの悪巧みを阻止しながらも、お腹をすかした人に自分の顔を食べさせるという自己犠牲の精神を持ち、なによりも「みんな大好きという心」と、「最後まであきらめないで立ち向かう」という、最初の黄金の精神の持ち主ともいえる。

また、ばいきんまんが本気で困っている時に手を差し伸べることもある。


「元気100倍、アンパンマン!」


当初はダメ超人として人々からバカにされていたが、どんなにバカにされても地球を守るスーパーヒーローとしての矜持を捨てる事はなかった。

超人オリンピックで優勝したのを機に世間から注目されるようになり、自身の才能に注目していたプリンス・カメハメをはじめ、ラーメンマンロビンマスクウォーズマンバッファローマンネプチューンマンといった数ある強敵と出会い、戦いを通じて彼等との間に友情を勝ち得、精神的にも実力的にも徐々に成長していく。


仲間との友情を何よりも大事にしており、悪魔超人の術によって仲間達が友情の心を失ったときでさえ彼自身が仲間達への友情を捨てた事は一度もなかった。

そして、例え相手が残虐超人や悪魔超人であったとしても常にフェアプレイ精神と慈悲深い心を持って戦い続け、王位争奪編のラストでは一度自分が倒したキン肉マンスーパーフェニックスをフェイス・フラッシュで蘇らせた。


へのつっぱりはいらんですよ!!」

「人間も超人も顔なんかじゃない!中身だ!!」

「自分が苦しむのは何ともないね…私が辛いのは仲間達を傷つけられる事だけだ!!」

「許すことなどなにもない…」


美来斗利偉拉麺男

キン肉マン』の世界とは別の世界におけるラーメンマンで、揺るぎない正義の心を持つ。

劇中ではいかなる傷を負いながらも弱者のために戦う強い精神を持つ。

さらに、弱者の悲しみを踏みにじる悪人に対しては、場合によっては残虐の限りを尽くす一面も持つ。


「仇を討たずに死んでたまるか!!」

「ゆ…る…せん!!!」


ケンシロウ

敵の経絡秘孔に衝撃を与えて肉体を内部から破壊することを極意としている、一撃必殺にして2000年の歴史を持つ中国より伝わる一子相伝の暗殺拳、北斗神拳の継承者。

核戦争で荒廃した世界で、愛するユリアを探す為に旅を続けている。


子供や弱者には優しく自らの命をかけて守り、強敵(とも)と認めた男達には愛と悲しみをもって拳を交えその死を情けをもって見送るが、弱者の悲しみを踏みにじる悪党に対しては微塵も容赦なく怒りの鉄拳で叩きのめし後悔と絶望の悲鳴を上げさせて地獄へと叩き落とす。


その人柄で人々から救世主と呼ばれ続けており、更に旅の過程でレイトキシュウフドウなどの仲間の死や、シンサウザーラオウファルコカイオウといった強敵達との死闘の末に多くの人達を救い、自分に従ってきたバットリンに後を托し、その後も救世主としての旅を続けた。


お前はもう死んでいる

「おまえの言うとおりだ。汚物は消毒すべきだな…」

「お前もまさしく強敵(とも)だった!!」

「死なせはせん…おまえはおれにとって弟だ!!」


○○年ぶりに描いてみた

まさに男を磨いた、男気ある主人公。

クールで飄々とした性格をしているが、非常に仲間思いで絶対に仲間を裏切るような真似はしない強い精神の持ち主。


関東豪学連との戦いで仲間が次々と倒れたときは、彼らとの思いを無駄にせず腕にその名を刻み、驚邏大四凶殺で伊達臣人に勝利したときも、賞状を怒り任せに切り裂いたことも。

たとえ敵であっても、藤堂兵衛の様に救いようのない極悪人でない限り無暗に人の命を奪う事はしない気高い武人。


「そこんとこ、よろしく!!」

「押忍!ごっつぁんです!!」


L×2

マリオの弟にして緑の人気者たるルイージは、コミカライズされたマリオシリーズでは人格者、優しい性格に描かれることが多い。

相棒で実兄でもあるマリオが横暴、スケベ、おバカなど困ったちゃんで描かれるため、なおのこと善良さや常識人ぶりが目立つ傾向にある。


スーパーマリオくん』でのルイージはいじられ役が多いもののマリオをフォローするべく、『マリオランド』・『スーパーマリオRPG』など多岐に渡って参戦しており、愉快な冒険を繰り広げるのに欠かせない存在。

マリオやそれに勝るとも劣らぬおバカなクッパ、すさまじい大食いぶりを発揮するヨッシー天然気味のピーチ姫などが際立つ為、彼のまともなキャラがより際立ってしまっている。


本山一城氏のコミカライズ版では基本的に温和で、番外編ではクッパ一族とも仲良く楽しんでいたり、『ワリオランド』ではクリクリともキノコともつかぬモンスター)の女の子にリボンを上げるなど、人外にまでその優しさは及ぶ博愛主義者。

その一方でいじける癖があり、悪堕ちしたこともある。


「どうせオイラは脇役さ…いじいじ、るいーじ」


兼本あつこ氏によるギャグ王掲載の漫画では、暴走するマリオを再三に渡って諌めるが聞き入れられず、災難を持ち込まれることがしばしば。

その為、ワリオとつるんだり丑の刻参りをするなど兄への反逆行為をしても同情され、非難されない。

クッパが実は優しいのだと知ると、「クッパさん」と優しく呼びかけ、自軍優勢にもかかわらず頭を下げて説得する。

腕っぷしもあり、幹部であるカメックを一騎打ちで倒すほど。


「もう兄さんに悪いことはさせませんから!」


サトシとピカチュウ

マサラタウンから旅をしているポケモントレーナー。

無神経でお調子者だが、ポケモンを苛めたり自分勝手な理由で捨てるトレーナーには真っ向から批判する優しい性格。

そのため、彼がゲットしたポケモンの殆どは心が通じて懐かれるか、気に入られて友情ゲットすることが多い。


人間・ポケモンを問わず仲間の事を第一に考え、時には自ら危険な場へ飛び込んだり、身を挺して仲間を守っている。

また、同じマサラタウン出身のシゲルや性格が正反対のシンジといったライバル達も当初こそ反発していたが、交流を続けていくうちに互いに認め合う仲となっている。


「ポケモン、ゲットだぜ!」

「犠牲が必要な理想(真実)なんていらない!」

「オレは、オレのポケモンを…オレの仲間たちを…守る!」


伝説の遺跡ハンタージンの息子。

直情的で憎しみに我を失う、分析能力や基礎体力は欠けるなど、野生児であるが故、計算して行動するのが苦手だが、極度の負けず嫌いで天真爛漫な性格で、他人の過去を気にせず広い心で周りの人に影響を与えている。

獰猛なはずのキツネグマとも仲良くなり、親友の、キルアからはゴンを自分にとっての光と称される程。


ハンター試験では、ヒソカにコケにされたりハンゾーに痛めつけられても、決してあきらめず、試験で合格したり天空闘技場ではヒソカを見返すなど、粘り強さを見せつけた。

また、キルアを取り返すため、ゴトーを始めとする使用人の試練にもあえて挑むなど、対等な覚悟で勝負する誇り高さも持っている。


「友達になるのにだって資格なんていらない!!」

「仲間のために泣けるんだね。血も涙もない連中だと思っていた。

 だったらなんでその気持ちを少し…ほんの少しでいいからお前らが殺した人たちに、

 何で分けてやれなかったんだ!!!」

「もし本当に大切な二人の内一人しか助けられない場面に出会ったら…どうする?

 どちらを選んでも本当の正解じゃないけど、

 どちらかを必ず選ばなくちゃならない時いつか来るかも知れないんだ。」


Don't forget 3,Oct,11

史上最年少でアメストリス国家錬金術師になった少年エドワード・エルリックと、その弟アルフォンス・エルリックの兄弟。

病死した母トリシャを蘇らせるために錬金術を学び、二人で人体錬成を行うが失敗。

代償としてエドは左足を、アルは肉体全てを失ってしまうが、エドはアルの命を繋ぎ止めるために自分の右腕を犠牲にしてアルの魂を錬成し、近くにあった鎧に定着させた(失った右腕と左足は機械鎧で補っている)。


マスタング大佐の勧めでエドが国家錬金術師の資格を得た後は、自分たちの体を取り戻すための旅や研究を続け、その途中でニーナヒューズ中佐といった親しい人々の死や、自分たちが追い求めていた賢者の石の真実、国家錬金術師の命を狙う傷の男、アメストリスを陰で牛耳るお父様ホムンクルスの陰謀など様々な悲劇や困難に直面するが、それでも立ち止まることなく可能性を模索し続けた。


そして、お父様との最終決戦でアルが自分の魂を代価とすることでエドの右腕を復活させ、戦いの後にエドが自身の真理の扉(=錬金術そのもの)を代価とすることでアルの肉体と魂を取り戻し、「他人の命を代価にすることなく自分たちの体を取り戻す」という目標を達成した(エドの左足は元に戻らなかったが、過ちを犯した自分たちへの「戒め」としている)。


「立って歩け 前へ進め あんたには立派な足がついてるじゃないか」

「降りて来いよド三流 格の違いってやつを見せてやる!!」


「いやなんだよ!ボクのせいで…

 自分の非力のせいで人が死ぬなんてもう沢山だ!!

 守れたはずの人が目の前で死んで行くのを見るのはもう我慢できない!!」


嫁

天人に支配された江戸で何でも屋『万事屋』を営む侍。

普段は無気力でだらしない怠け者であり、その癖金に汚く定期的に甘いものを食べないとイライラしてしまう程の甘党というまさにダメ人間の鏡と呼べる人間である。


しかし表向きでは冷淡に振るまいつつも仲間などの大切な存在が危機に遭うと、命を賭してそれを護るために奮闘し、たとえそれがいかに強大な敵であろうと果敢に立ち向かう勇敢さを持つ他、利己的な考えをせずに本意で仲間でない他人や動物を助ける場合もある。

そのため周囲からは普段の素行の悪さから憎まれ口を叩かれることはあるもののなんやかんや慕われており、彼に悩みを相談する人も少なくない。


銀魂屈指の涙腺キラーであり、彼の生き様は長篇を中心に描かれており、その潔さに感動したファンも多いだろう。


「ギャーギャーギャーギャーやかましいんだよ。発情期ですかコノヤロー」

「美しく最後を飾りつける暇があるなら、最後まで、美しく生きようじゃねーか」

「国が滅ぼうが侍が滅ぼうがどうでもいいんだよ!

 俺ァ昔っから今も昔も、俺の護るもんは何一つ変わっちゃいねェェ!!」

「何も護れやしねぇ?いや、薄汚れちまったこの剣でも――――護れるもんなら、まだあるさ」


無題

の脅威から人々を守るために刀を振るう組織『鬼殺隊』の一員。

かつて悪鬼によって家族を皆殺しにされ、鬼化しつつも唯一生き残った妹、禰豆子と共に鬼と戦い続けている。


生真面目で心優しく、また実直且つ勤勉な努力家であり、仲間達と共に作中で幾度もの死地、修羅場を経験しながら力をつけていく、所謂『努力型の天才』として描かれている。

また、鬼殺隊であるものの、鬼に対しては禰豆子の経緯もあり、倒すべき敵と認識しつつも決して足蹴にするようなことはしない(逆に、他者を踏みつけにするような者には強い怒りを以て対峙する)。


「頑張れ炭治郎、頑張れ!」

「俺は今までよくやって来た!俺は出来るやつだ!そして今日も!これからも!折れていても!俺が挫ける事は、絶対にない!」


「俺と禰豆子の絆は―――――誰にも、引き裂けない!!!」




学園都市のとある高校に通うレベル0(無能力)の平凡な男子高校生。

生まれの不幸体質な上、他人をほっとけないお人好しな性格からトラブルに巻き込まれ続けている。

更に右手は超能力魔術といった、異能の力を無効化させる「幻想殺しイマジンブレイカー)」という特殊能力を持っている。

どういうわけかインデックスを守ることになって、魔術と科学の世界を交差する戦いに巻き込まれてしまう。


基本的には悪ガキでだらしない怠け者だが異常なほどのお人好しで大抵の事は「不幸だ」の一言で許す。

また兄貴肌で面倒見が良い為、周囲から振り回されつつもなんやかんやで信頼されている。


そして人を助ける理由は義憤心などではなく、本人がそうしたいからであり、助ける人は善人だとは限らない。


「不幸だ~~~!!」

「てめえが何でも思い通りに出来るってなら、まずはそのふざけた幻想をぶち殺す!」

「主人公(ヒーロー)気取り、じゃねえ――――主人公に、なるんだ!」




からくりサーカス

間に合わなかったハッピーハロウィン

最初は気弱な小学6年生の少年で、父の死に莫大な財産を得たことに、兄弟や親戚に狙われる事になったが、彼を守るしろがねと加藤鳴海のおかげで、逃げずに自ら戦うことを決めた。


その正体は彼の養父で黒幕だったフェイスレスのスペアの肉体であり、分解などの技術スキルの一部を受け継いだ上に、鳴海から見て覚えた中国拳法と、祖父の正二の剣術を使う。

父との決着をつけた後、逞しい青年に成長して世界を旅し続ける。


「フェイスレス。あなたがぼくになったって、しろがねはあなたを好きになんかならないよ。

 独りぼっちのあなたがつかめるものなんて、何もない!」

「人間がみんな『昔』を背負って、『今』を生きなきゃなんないなら、

この世は幸せになっちゃダメな人間だらけじゃないかァ!!」

「うん、きっと。ぼくよりずっとね!」(自分も勝のように強くなれるかと聞く少年に対し)


カトウ ナルミ

中国武術・形意拳の使い手で直情的な熱血漢で、他人を笑わせないと死んでしまうゾナハ病にかかっている。

勝を助けようとして左腕を遺して行方不明になるが、記憶喪失と成りつつ自動人形と戦うしろがねになって、折りたたみ式大型仕込み刃「聖・ジョージの剣」を備えたあるるかんの左腕の義手を得て、同じしろがねのギイと行動する。


戦いが進む中、左腕を含む四肢をマリオネットのパーツに変える事になり、しろがね改めエレオノールをフランシーヌ人形の生まれ変わりと思い敵意を見せるが後に和解する。

そして勝が冷凍保存した本来の左腕を移植して、エレオノールと一緒にサーカスをしながら世界を旅をした。


「おとなしく かっこつけて あきらめんな」

「あがいてあがいてダメだったらそん時ゃ…にっこり笑うしかねえけどよ」

「サーカスのテントではじめて会った時からずっと…しろがね、おまえを愛していた」


ギイとオリンピア

今まで200体の自動人形を破壊した伝説のしろがねと異名を持つ程の実力者で、鳴海に最後の生命の水とあるるかんの左腕を与えた。性格は病弱にして優雅でマザコンの、飄々として捕らえようのないが、自動人形を倒すという目的に強い意識を持つ熱血漢なところもある。


エレオノールの先生であると同時に、フェイスレスから彼女を守るトリックスター。アンジュリーナと才賀正二と本物のフランシーヌ人形の過去と関係を知る人物で、愛用マリオネットのオリンピアに抱きかかえながら静かに退場する。


「踊れ!僕の愛しいオリンピア」

「ママン…アンジェリーナ…」

「オリンピア…ありがとう。僕達はそろそろ……退場らしい…」


その他少年サンデー作品

毛利小五郎名探偵コナン

小蘭コ

毛利蘭の父親。元刑事で現在は毛利探偵事務所を営んでいる。

世界的に有名な推理小説家大阪府警本部長と比べると女たらしで、酒癖が悪くギャンブル依存症と問題点が多い。


探偵としても平次から「ヘボ探偵」と言われるほど推理力の欠如が見られるが、時には鋭い指摘や証拠を集めていくうちに、コナンよりの真相にたどり着くことがある。

また、コナンや平次よりも大人な分、犯人の心境(特に父親としての気持ち)を察したり、大人ならではの知識も持っている。

家族思いであり、娘の蘭や別居中の妻英理、居候のコナンを大事にしている部分が多数描かれている。


コナンとの関係も最近では二人(主に蘭が合宿でいない時)で食事に出かけたり、体調を崩した時も看病したりと不器用ながらも優しさがある。

犯人逮捕の貢献も大きい。劇場版ではコナンの狙撃で隙を作りその後、一本背負いで犯人を撃退するコンビプレーも披露した。


「死なせはしねぇ!おめぇに自分の犯した罪の重さを分からせてやる!」

「協力し合おうじゃねーか。日本のためになっ!」

「馬鹿野朗!人間死んじまったら何にもできねえんだよ!」

「じぇんじぇん分かりましぇーん」(迷言


無敵の男

キャンチョメのパートナーであるイタリアの大スター。

元々はハードな不良だったがそれ故に周囲から人が遠ざかり、両親にも銃を突きつけられて町を追い出されてしまい、偶然テレビでカバの牙に小鳥が止まっているのを見て自分もカバの様になりたいと思うようになり、今のスターとなる。


スターとしてもキャンチョメのパートナーとしても心はカバであり続け、キャンチョメが力に溺れた時には身を挺して力の意味を教えた。

カバの心に変わっても両親とは絶縁状態のままだったが、『カバの心』がキャンチョメだけでなく、他の魔王候補やフォルゴレのファンを笑顔にしていった。


「鉄のフォルゴレ!!無敵の力の見せ所だ!!!」

「キャンチョメ…あの時は言わなかったが、カバさんは強いんだぜ…

 子供を守る時は特に強い!!ライオンだって倒しちまうんだぜ!!!」

「私はいつだってカバさんだった。私の姿は、キャンチョメの目にはカッコ悪く映ってたかい?」


包‧容‧力

裏会の検察室特別捜査班員。本作でも屈指のイケメン。神佑地狩りに遭ってしまい、生きがいを失って自殺してしまった姉の為に犯人の事を突き止めたいと考えている。

夜城と共に時音を断頭島に連れてくるが、夜城の陰謀に気付き、時音の逃亡に尽力した。

どんなに窮地に陥っても時音を励まし、自分の命と引き換えにしてでも彼女を助け様とした姿から妙齢の女性に高い人気を得た(作者談)。下記の台詞には力を使い果たし、時音に逃げる様に促した際の強い覚悟が籠められている。


「君がそこまですることない。」


キン肉マン

アメリカ出身で、正義超人の中でも最も黄金の精神を持った超人。

自分の名誉よりも小さな命を大事にする性格で、『超人オリンピック』の予選では子犬を助けるために新幹線を止めてあえて敗退の道を歩んだ。


友情に篤く、自分への侮辱は許しても友情で結ばれた仲間達を侮辱する者は決して許さない。

如何なる強大な敵を相手にしようとも、如何なる苦境に立たされようとも決して挫ける事のない不屈の闘志の持ち主。


世の中には、勝利よりも勝ち誇るに値する敗北がある…。

「俺の事なら悪く言っても構わん。

 しかし、死んでいった仲間たちの事を悪く言うのは許さん!!」

「この世に生を受けて貴様らの様な奴等になめられっぱなしじゃ、

 生きてる甲斐がねえんだよーっ!!」


黄金のマスク編』から登場した、正義超人たちに協力してくれるアパッチ族の若者。

悪魔六騎士の一人・スニゲーターによってキン肉スグルが一度命を落とした時、暴言を吐いたカナディアンマンに憤慨する形で登場した。


実は超人に憧れる正真正銘の人間であるが、ウォーズマンの体内の中で悪魔六騎士の一人・サンシャインと対決したときは、それを自覚しながらも不屈の精神を全うして見事に彼を撃破。

脱出後は自身が人間であることを告げて正義超人たちに看取られながら息を引き取るが、後に超人として蘇ることが出来た。


「出てこーい、おめえら!

 キン肉マンが戦っとる間、そん中で文句言うとっただけじゃなかか!!」

「だってオラは人間だから…」


北斗の拳

レイ

ケンシロウの仲間で南斗聖拳の1つ南斗水鳥拳の使い手。そして南斗六星において、人の為に生きて人のために命を尽くす『義星』を司る男。

かつてジャギに妹のアイリを誘拐されて、怒りに身を任せた復讐の鬼となって旅を続けていた。

その過程でケンシロウという戦友と出会い、アイリを救い出しながらも彼らの仲間になる。


以後は本来の『義星』に相応しい人物に戻り、マミヤ、バット達と共にケンシロウを支援。

また、トキになりすましたアミバの正体を看破するなど利害を超えた友情を携えて戦い続けた。


ラオウとの戦いで秘孔・新血愁を突かれ、自らの命が徐々に失われながらも、マミヤへの愛の為に宿敵・ユダに戦いを挑み、見事勝利した後小屋で息を引き取った。


「俺は悪党共の中で生きてきた男。目を見れば、そいつがどんな男かわかるつもりだ」

てめえらの血はなに色だーっ!!

「俺は戦う事でしか、ケンやお前に借りを返せない男だ」

「どこまでも哀しき女よ。ならばお前のためだけに死ぬ男が一人くらい居てもよい」


私が失った光よりもおまえは強く激しく光り始めた!!

南斗六聖拳の一つ脚技を主体とする南斗白鷺拳の伝承者で、『仁星』を司る『盲目の闘将』と呼ばれる男。

かつて修行時代のケンシロウを南斗の掟による処刑から救うため、自らの目を潰し命を助けた。

乱世に生きる子供たちに輝かしい未来が訪れることを願っており、その秘められた可能性を「光」と呼び強く信じている。


暴政を敷く聖帝サウザーから人々を守るために、反乱軍(レジスタンス)を率いて戦いを挑んだ。

しかし、レジスタンスのアジトがばれた際サウザー南斗聖拳最強南斗鳳凰拳の使い手であったことと、女子供100人を人質に取られたため敗北。

足の筋を切断され二度と白鷺拳を使えなくなってしまう。

その状態で十字陵の頂に置く聖碑を運び人柱にされ、彼を救わんと駆けつけたケンシロウの目の前でサウザーが投げた槍に貫かれる。


死の間際、失明した目に光が灯り、成長したケンシロウの姿に歓喜する。

そしてケンシロウに希望を託し、この世を去った。


「今より輝こうとする子供達の光を奪い去る事は許さん!!」

「私は、この聖牌を積まねばならぬ。この石は100人の人質の命。

 そして南斗六星の乱れを防げなかった私の心の痛み」

「もはや悔いはない…私の仁星の血は間違っていなかった…

 行け、ケンシロウ、そして時代を開け…私はいつもお前を見ているぞ…」


幸せの青いトキ

かつての北斗神拳伝承者候補の一人で、ケンシロウの義兄、ラオウの実弟にあたる。

当時は北斗神拳史上最も華麗な技の使い手と称され、義父のリュウケンのみならずケンシロウやラオウからもその将来を嘱望されていた。

しかし、先の大戦でケンシロウとユリア、シェルターに残された多くの人達を救う為に自らが死の灰を浴びてしまい、不治の病に侵された事から伝承者の道を断念している。

幼い頃、北斗神拳を学ぶことを許されて間もない時期にラオウから「自分が道を外した時は、お前の手で封じてほしい」と約束されており、病に侵されてからもずっとそれを忘れていなかった。

また、身を寄せていた『奇跡の村』でも北斗神拳を駆使した医術で多くの人達の病や傷を癒しており、ケンシロウのみならず多くの村の住人からも慕われていた。


物語が進んで自らの死期が近づく中、ケンシロウに想いを託し、自らはラオウとの最終決戦に臨む。


命は投げ捨てるものではない!

「ケンシロウ…この魂はお前に残そう そしてこの肉体はラオウとの戦いに捨てよう!!」


フドウといっしょ

南斗聖拳の正統血統者であるユリアの守護を司る5つの戦士『南斗五車星』の一員、山のフドウ

五車星随一の巨躯を誇る大男であり、また拳法家としても無類の強さを誇る闘士でもある。

しかしその本質は心優しく、万人に愛されるおおらかな性格をしている。

かつては非常に荒んだ人物であったが、幼少期のユリアとの出会いから改心して現在の性格になった。

世紀末の世界で身寄りを失った多くの子供達を自ら引き取っており、彼等の父親としてずっと接し続けていた。

その反面、罪も無い人を踏みにじるような卑劣漢には決して容赦しない。


劇中では恐怖を克服せんとするラオウの標的として勝負を仕掛けられ、子供達を守るためにずっと封印していた鬼神としての強さを以て奮戦する。

しかし、ラオウの圧倒的な強さには及ばず満身創痍にまで追い込まれてしまっていた。

ところが、彼と後ろに立つ多くの子供達の強い絆は優勢に立っていた筈のラオウを精神的に追い詰め、結果的に敗れたもののラオウは自らの敗北を認めざるを得なかった。


最期には多くの子供達やケンシロウに看取られて昇天していくが、彼の遺した思いはケンシロウ達に強く受け継がれていく事になる。


「見捨てはせぬ、実の父に捨てられたお前達を!」

「このフドウ、汚(けが)れなき命の為に悪鬼となって戦おう!!」

「お……おまえたち、父さんは勝ったのだ」


聖闘士星矢

射手座のアイオロス

獅子座の黄金聖闘士アイオリアの兄にして、射手座の黄金聖闘士。

仁・知・勇の全てに優れており、当時の聖闘士の憧れの的だっただけではなく、次期教皇とすら噂されていた。


作中では既に故人だが、その影響力は青銅聖闘士だけではなく、全ての聖闘士達に及んでいる。

特に彼の記憶が宿っている黄金聖衣は星矢達のピンチに何度も駆けつけ、その力を貸している。

それ以外にも冥界に集結した12人の黄金聖闘士をまとめ上げ、星をも砕くという天秤座の武器ですら敵わなかった嘆きの壁を破壊する大役を全うした。


「ここを訪れし少年達よ。君らにアテナを託す。」(人馬宮の壁に掘られたメッセージ)


我が女神の

大柄な体を持つ15歳の少年で、シャイナの弟子。

天馬座の聖衣をめぐって星矢に敗北したことで、シャイナが一時的に星矢を憎むきっかけとなった。


しかし、シャイナを想う気持ちは本物で、負傷した彼女の看病をしたりしていた。

そして、アイオリア幻朧魔皇拳を掛けられたことを知ると、シャイナを咎めては自ら獅子宮へ行き、星矢と再会。

最初は堂々と悪役ぶるも、本当は星矢を死なせたらシャイナが悲しむと考え、自らを犠牲にすることでアイオリアにかけられた呪縛を解き放った。


「オレにとっての女神とは、あの人のことなのだ…」


SCAR FACE

「力と破壊を司る黄金聖闘士」の肩書を持つ牡牛座の聖闘士。

当初はマルス側についていたが、光牙と拳を交えるうちに強くなっていく彼の心に興味を覚えたことがきっかけで最終的には裏切ってアテナ側につく。

相手の骨が折れる音を何より好むという自他共に認めるサディストで、勝手に宮を抜けたり主君のアテナに対してもタメ口で話すなどの問題行動も多かったが、貧困層で孤独に生きてきた幼少期の経験から、自分勝手な理由で弱者を嬲ることはしない。


また、星矢貴鬼から仲間扱いされた時にはぶっきらぼうな態度をとっていたが、内心では自分よりも聖闘士に誇りを持つ同僚が次々と命を落としていく事に心を痛めていた。

タイタンとの一騎打ちではその怒りが頂点に達して爆発的に増大した小宇宙で放ったグレートホーンによる一撃で、彼の天神創世剣を砕くという快挙を成し遂げた。

その姿は対峙したタイタンも態度を改めただけではなく、アテナや星矢達からも真の聖闘士と称えられ、戦後は教皇に推薦されている。


「てめえらから言わせれば取るに足らない虫ケラかもしれねえ。

 だがな、虫ケラだって!生きてんだよぉーーーーっ!!」

「ハービンジャー…君こそが教皇にふさわしい。」

 (ハービンジャーに対する乙女座のフドウの台詞。)


新生聖衣編から登場した双子座の女聖闘士。

着けていた仮面を姉のパラドクスに割られた時には、掟を破ったとしてアテナに謝罪する律儀な性格(その事に関しては、逆に彼女に激励された為、それ以降はつけなくなった)。


姉と同様に予知能力を持つが、それを自分ではなく人を助ける為に使っていたので、周囲の人々からは感謝されていた。

それに嫉妬して悪の道に走った姉の愚行を嘆いており、彼女と戦う為に完全に袂を分かつが、本当は彼女のことを愛しており、最終的には姉妹でエウロパのトリックを破った。


「我が姉パラドクスよ…妹の顔を忘れたか?」

「私も同感だ…それにお前(ハービンジャー)を教皇に指名したのはアテナだ。」

「困ったときは、我々も手助けする。」

「仮面は女としての心を覆い隠す為のもの。揺ぎ無き信念と、覚悟を持っているあなたには、

 隠さなければならないものなど無いでしょう…」

 (仮面を割られたことを詫びるインテグラに対する沙織の激励)


遊戯王シリーズ

星が無いなら星になればいい

ネオ童実野シティで活躍するデュエリストで、赤き龍の痣を持つシグナーの一人。

寡黙で一見無愛想な印象を醸し出しているが、その本質は仲間との絆を非常に大切にする情に厚き好漢である。

父である不動博士の行っていた研究に端を発し勃発した悲劇「ゼロ・リバース」が多くの人々の命が失われる原因となり、自分の仲間や親しき人達もその悲劇に巻き込まれてしまったことに内心強い負い目を感じており、それ故に仲間のためなら自分自身を犠牲にすることを一切躊躇わないほどの非常に強い自己犠牲精神を宿している。


デュエル等を通して、その人間性の本質を知った多くの人々を感化させ、彼らとの間に新たな絆が生まれることになり、シティとサテライトを一つにするのに貢献し、やがては街全体の人々の希望を背負う存在になっていく。

ダークシグナーイリアステル等の脅威を相手に戦い抜いた後、最終的には旅立つ仲間達を見送り、散っていった者達の願いや遺志も受け継ぎ、自分や仲間達の故郷で新しい未来に向かって歩き始めた。


佛頭花

本作の黒幕であり、事実上のラスボスの立ち位置を担う人物。

その正体は、200年近く後の未来からやって来た未来人の科学者。

破滅に向かう未来世界にて、世界が滅びに向かう原因がモーメントの暴走、即ち人の心にあることを突き止め、伝説の英雄として語り継がれる存在となっていた遊星のあらゆるデータを自身に移植し「不動遊星そのもの」となり、人々の希望となると共に、人々に正しき心の在り方である「クリアマインド」を伝えて世界と人々を滅びから救おうと奮闘を続けたが、その努力も空しくモーメントの暴走を食い止めることは叶わず、自分を含めたたった四人の人間を残し、人類は死滅してしまう。

絶望に打ちひしがれながらも、同じく生き残ったアポリアアンチノミーパラドックスの三人と共に未来を救うための研究を続けたが、仲間達は一人、また一人と命尽き、遂にはZ-ONEが人類最後の一人の生き残りとなってしまう。


もはや未来を救うにはモーメントを歴史から抹消するしかない。

その結論に至ったZ-ONEは先立った三人の友の遺言に従い彼らの生前の若き頃の姿と意思・記憶を継いだアンドロイドを生み出し、彼らを過去へ送り、モーメントやデュエルモンスターズを歴史から抹消すべく暗躍。

自身の命の残りが僅かとなる中アーククレイドルと共にネオ童実野シティに降臨し遂に遊星と対峙、最終決戦の果てに遊星に敗北するが、最期は遊星に未来への希望を見出し、アーククレイドを食い止めるべく自らを犠牲にしようとした遊星を制止し、自らクレイドル内のモーメントへと特攻。

先立った三人の友を想いながら、その永きに渡る生涯に幕を下ろした。


Z-ONE達が未来を救うべく起こした行動が幾つもの悲劇を生んだことは変えようが無い事実だが、その行動や目的、信念には一切の私利私欲は無く、純粋に未来と、そこに生きる人々を救いたいという想いの一心であった。

歴代遊戯王シリーズのとは大きく異なり善の心を持った人物であり、間違いなく、彼もまた「不動遊星」であった。

そして、Z-ONE達が繋いだ「希望」は、遊星達に受け継がれていくことになる。


わかりあう心

本作の主人公であり、歴代遊戯王シリーズの中でトップクラスのメンタルの強さの持ち主。

かっとビングの精神と共に何事も諦めず、どんな相手ともデュエルを通して向き合い、その中で凌牙カイトをはじめとした相対した相手を改心させたり、心境を変化させる。

終盤には長きにわたって自分を騙し続け、往生際悪く自分を道連れにしようとする人物ですら助けようとし、根気負けさせるほどである。


「あぁ、いいぜ真月。お前を一人になんてしない。お前は俺が守ってやる」


ワンパンマン

ジャスティス…タックル…

C級1位のヒーローで、自称:「正義の自転車乗り」。

ネームのとおり無免許なので、ジャスティス号という自転車に乗っていて、どんな事件や相手でも解決しようとする正義感の塊。

ジャスティス号と身体能力だけで戦おうとするが、実力は低く怪人は勿論、生身の人間であるテロリストが相手でも敗北することが多い。


だが、例えS級やA級を瞬殺した敵でも、何度でも立ち向かっていく不屈の精神を持っている。

泥臭くも高潔な彼の姿勢は、絶望に固まっていた群衆の声援を集め、駆けつけたサイタマにも称賛された。


リメイク版では深海王との戦いの後、サイタマ宛てに5通(アニメ版では3通)手紙が届いており、そのうちサイタマに対する1通の感謝の手紙は無免ライダーが書いたものである。


「正義の自転車乗り、無免ライダー参上!!」

「勝てる勝てないじゃなく、ここで俺はお前に立ち向かわなくちゃいけないんだ!」

「今日は君を探してた。手紙では伝えきれなくてね。」

 (リメイク版でおでんを食べていたところをサイタマと遭遇した際の台詞。

  つまり彼への感謝の手紙は自分が書いたものであることを認めた。)

「ナイスファイト」(サイタマが彼に言った称賛の言葉)


タンクトップマスター

S級15位のヒーローと同時に、AからC級のタンクトップ着用のヒーロー集団、タンクトッパーのリーダー。

しかしほとんどのメンバーはS級がリーダーである事を理由に、粗暴で傲慢な者が多く新人潰しをやったりしている。リーダー以外で唯一の常識人であり、紅一点のタンクトップガールもほとんどのメンバーが曲者揃いなために出席率が低いらしい。


だが、リーダーの彼だけは間違いなくヒーローとしての精神を持っていて、人間であるガロウ相手に手加減をしたり、仲裁に入った無免ライダーへ暴言を吐く舎弟を叱ったりする。

日頃からタンクトップが似合う男めざして特訓を続けている。


そして舎弟のタンクトップタイガーとタンクトップブラックホールが毛嫌いしているサイタマに関しても、嫌う素振りは見せずにガロウの危険性を話したりする。

その証拠に、何やらサイタマの事を知っているような事を口走っている。


「サイタマ…?どこかで聞いた名だ。」(初登場時の最初の台詞。)

「怪人を名乗る人間によるヒーロー狩り…これは社会全体の治安を揺るがす大問題だ。

 このまま野放しにはできん…俺もすぐにでも復帰するつもりだ。」

 (サイタマにガロウの危険性を警告する台詞。)


NARUTO

火の国・木ノ葉隠れの里に住む忍者で、里一番の忍者・火影になることを夢見ている。

生まれてすぐと死別し、かつて里を襲った九尾の妖狐が自身に封印されていることで同じ里に住む人々から忌み嫌われており、非常に辛い幼少期を過ごしていた。


しかし、そんな境遇でも決して心を折らず、自分を初めて認めてくれた先生をはじめ、多くの仲間や師を持つことで人間として道を外さずに育ち、持ち前の「諦めないド根性」で多くの敵と戦って苦難を乗り越え、忍としてどんどん大きく成長し、やがて里の者達にも自分のことを認めてもらえるようになった。


その過程で日向ネジ我愛羅など、同じく辛い過去を持つ者達の心を開き、出会う者の考えや心境を大きく変えるきっかけをもたらす人間となり、自分の大切なを殺したや両親を死に追いやったにも、復讐という手段を用いず、和解という形で決着をつけ改心させるなど、人としての器も大きく成長している。

長い間宿敵関係であり、ずっと救いたいと思っていたうちはサスケとも最終決戦において壮絶な戦いを繰り広げ、互いの全力を出し合った激闘の末ついに彼の心を救うことができ、長年の因縁に決着をつけることができた。


そして最終話にてついに念願の火影になるという夢を果たすことができた。


「火影を超す!!ンでもって、里の奴ら全員にオレの存在を認めさせてやるんだ!!」

「まっすぐ自分の言葉は曲げねぇ…オレの…忍道だ!!」

ペイン戦終盤)「俺が諦めるのを―――諦めろ!!!!」


木の葉の碧い猛獣

【第三班】(ガイ班)の担当上忍であり、愛弟子ロック・リーの師ではたけカカシのライバル。

激マユでオカッパ頭が特徴な熱血漢で、青春に強いこだわりを持つ性格。その熱くて濃い個性で木の葉の里から笑われたりしている。

元々はアカデミーの入学試験に落ちるなど忍術に関しては全く才能のない男であったが、血の滲むような努力と不屈の根性によって体術のスペシャリストまで上り詰めた。その為、同じく忍術幻術の才能がないロック・リーと自分を重ね合わせて、努力することの大切さを教えて強い師弟愛が生まれた。

幼少のころからはたけカカシをライバル視して、本人はかなり鬱陶しがられたきたが、その分ピンチの時には助けに着たりと強い友情も生まれた。


第四次忍界大戦では、カカシと一緒に穢土転生された人柱力に苦戦している、うずまきナルトキラービーの助っ人に現れ。完全復活して十尾の人柱力になったうちはマダラを相手に、かつて自分に努力と青春の意味を教えてくれた父のマイト・ダイを思い出しながらも八門遁甲の陣を発動して死闘を繰り広げた。

大戦終結後のBORUTOでは、八門遁甲の後遺症で車椅子生活を余儀なくされた。しかし普段からのトレーニングのおかげで、逆立ちしながらの移動や片足だけで体術指導が行えるほど回復していた。


「自分を信じない奴なんかに、努力する価値はない」

「努力を続けてきたお前の手術は必ず成功する!きっと天国の未来をよびよせる。もし、一兆分の一失敗するようなことがあったら…オレが一緒に死んでやる! お前に会った時からオレの忍道はお前を立派な忍者に育てることだった…約束だ!」

「今こそ…自分の大切なものを死んでも守りぬく時‼︎」


イタチ

うちはサスケの実兄。

うちは一族の中でも抜きんでた実力者で弟のサスケも幼少期から兄を慕い、兄を目指してひたすら修行に明け暮れていた。

だがある夜、イタチはサスケ以外の一族全員を抹殺し、サスケにいつか自分を殺すよう復讐の念を抱かせて里を抜け、犯罪組織・に入団した。

しかし、この一族皆殺しの事件は実は木ノ葉隠れ上層部からの命令で、イタチは里を守るため、そして何より弟を守るために取った苦渋の決断だった。(詳細はイタチの真実


里抜けから数年後、ついにサスケと対峙したイタチは壮絶な死闘を繰り広げた末ついに力尽きて死亡し、サスケが勝利した。

しかし、この後に現れたうちはマダラを名乗る男によりサスケはイタチが起こした一族抹殺事件はサスケのため、ひいては木ノ葉の里を思っての行動であったことを聞かされ、イタチの想像を絶する覚悟の末の決断だったことを知る。

一族やイタチが里の犠牲になったことを知ったサスケは木ノ葉に対してこれまでにない憎しみを抱き、木ノ葉の里を潰すことを決意する。


その後、第四次忍界対戦でカブト穢土転生により蘇り、カブトに操られる形で同じく蘇った長門と共に戦場に送られ、そこでナルトキラービーと接触して戦わされることになる。

生前ナルトに仕込んでいた自分の術を発動させ、カブトの縛りを解き、長門を封印させることに成功した。

その後、ナルトにサスケのことを託し、自らは穢土転生を止めるべくカブトの元へ単身向かった。

道中サスケと再会し、カブトを止めるべく共闘し、カブトにイザナミをかけることに成功して穢土転生を解除することができた。

穢土転生が解除されたことで自分も徐々に魂が天に向かっていく中、最後の力を振り絞ってサスケに自らの全ての真実を幻術を通して伝え、最後にサスケがこれからどうなろうと自分はサスケをずっと愛していると伝え、光に包まれながら昇天していった。

イタチと再会し、全ての真実を知ったことにより、サスケはイタチの死後に抱いていた木ノ葉に対する憎しみは消えないまでも、里や一族、そして忍とは何かを考え、これから自分はどうするかを考えるきっかけとなった。


イタチの生き様を一言で言うなら「自己犠牲」そのものであり、うちは木ノ葉の確執に巻き込まれながらも忍世界のため里のため、そして何より弟のためにこれほどまでに行動できたのは、イタチ自身並々ならない信念や覚悟や愛情を持っていたからだと言えるだろう。


「許せ、サスケ……これで最後だ」

「火影になった者が皆から認められるんじゃない。

 皆から認められた者が火影になるんだ。仲間を忘れるな」

(サスケに対して)「お前がこれからどうなろうと、おれはお前をずっと愛している」


その他少年ジャンプ作品

トランクス


未来を変えるためタイムマシンでやってきたベジータブルマの息子。人造人間によって荒廃した未来を変えるため、悟空たちZ戦士たちと戦いに身を投げる。

登場早々、前章で悟空たちを苦しめたフリーザとそれよりも上の力の持ち主であるコルド大王をあっさり葬るという漫画史に残る大インフレを巻き起こした。

悟空に「人造人間が暴れまわって世界の人口が数万人になり、ピッコロ死亡で神様も死に龍球消滅、師匠の悟飯も戦死」した自身の住む世界の状況と心臓病を治癒する未来の薬を渡すと「3年後の5月19日に恐ろしい人造人間が来るので修行をしていてほしい」と告げ、自分はタイムワープで未来へ戻り、数か月の修行の後にXデー前後に向かう。

しかしそこにはセルという新たな脅威が待ち受けており、精神と時の部屋でベジータと修業し、

パワーアップする。しかしそれでも完全体のセルには叶わなかった。セルゲームではセルジュニアと対峙するが自爆し復活を遂げたセルに腹を貫かれて死亡。後にドラゴンボールで蘇生。翌日未来世界に帰還。人造人間、第一形態のセルを倒し、平和を取り戻す。かに見えた・・・

基本的には言葉遣いも丁寧な好青年であるが父親譲りの増長しがちな一面も垣間見える部分もある。

また、Z戦士たちは(父親のベジータもこれに該当)「悪人からの構成組」が多いのだが「根っからの善人」はこのトランクスと孫悟飯のみである。(主人公の孫悟空も記憶喪失がなければ異星からの侵略者である。)


「僕、悔しいんです・・人造人間にこのまま勝手なことをさせ続けるなんて・・」

「これで全てが終わりましたよ・・ありがとう悟空さん、ありがとう、みんな・・」

(未来世界でセルを葬ったあとの台詞)


かつて両津勘吉が刑事課に転属されていた頃の先輩で、揺るぎない刑事魂を持つ。

特に太田黒組に深い因縁があり、アニメ版では最愛の婚約者を太田黒組に殺されていたことが明らかになる。

この事実を当時の刑事課の上司から聞かされる形で両津の知ることとなり、それを機にお互い親睦を深め、当時19歳だった両津が二十歳になったときに酒を酌み交わそうと約束した。


ところがその矢先、海外へと高飛びしようとする太田黒組長を待ち伏せして一度は取り押さえるも、逆上した側近によって銃撃されてしまう。

自らの死期が迫る中、自分の身を案じてくれる両津に太田黒組長の逮捕を優先するよう叱咤激励して行かせた後、先ほどの銃弾が致命傷となって殉職。

一方の両津は最終的に太田黒組長と側近を逮捕することが出来たが、この後当時巡査長だった大原大次郎から殉職の事を聞かされる。


この一件は両津にとっては忘れられない出来事であり、現在でも南部刑事の命日には墓参りに出かけている。


「俺に構わず、奴(太田黒組長ら)を追え…!」

「貴様だって、刑事だろうが!!」

 (いずれも太田黒組の側近の銃弾を受けた自身の身を案じる両津に対する叱咤激励)

「あの日(南部刑事の殉職の時)もこんな天気だったよな?南部さん。

 わしの方は相変わらずバカやってるよ。まだまだ南部さんみたいにはなれそうもないぜ…。」

(南部刑事の墓参りでの両津の台詞)


本編より15年前に世界征服を目指した魔王ハドラーの部下。

骸骨の魔物・地獄の騎士でありながら人情味にあふれ、襲撃した村で置き去りにされた赤ちゃんを拾い、伝説の剣豪であるヒュンケルという名を与えて育てた。


魔王城に攻め入った勇者一行との最終決戦の折、子供が作ったペンダントを見て剣を収めたアバンに本当の意味で敗北を認め、「魔物ではなく人間のぬくもりを与えてほしい」と息子を託す。

その後、大魔王バーンによって辛くも生還したハドラーに不良品として直接粛清され、駆け付けたヒュンケルに看取られて灰化してしまう。

だが完全に朽ちる前に死者の声を封じる「魂の貝殻」にアバンと交わした約束や自身の気持ちを遺言として残し、復讐に走った彼に進むべき道を示した。


「最後にもう一度言わせてくれ。思い出を…ありがとう…!」


愛してるよ、ロー

ドンキホーテ・ドフラミンゴの弟にして海軍本部所属の海兵。

トラファルガー・ローの命の恩人で彼からは「コラさん」と慕われていた。

暴走する兄を止めるためにドンキホーテ海賊団の最高幹部「コラソン」として、潜入していた。


ファミリーへの潜入時は無口で子供嫌いと言う性格を装っていたが、本来の性格はドフラミンゴとは正反対の穏やかで気さくな人物。

ローに対する気持ちは本物でありローを病原菌扱いする医者達の仕打ちに人知れず涙したほど(この時ローは寝たふりをしてその様子を聞いており涙ながらにロシナンテに対して自らの心を開いた)。

自暴自棄となってファミリーに入団したローを哀れみ彼の病を治すためにローと共にファミリーを抜け出し、数々の病院を巡りローの治療を試みていた。

結局どの医者もローを患者どころか「病原菌」扱いし拒絶するという非情な現実を目のあたりにし、

途方に暮れていたところをドフラミンゴから「オペオペの実が見つかった」と連絡が入り、ローの病を治すため「オペオペの実」を海賊のアジトから命からがら手に入れる。


重傷を負いながらもドフラミンゴを止めるため自らがまとめた情報分を海兵に届けるようにローに伝えるが、運悪く海軍に潜入していたヴェルゴに渡してしまったことで、ヴェルゴの怒りを買いロー共々暴行を受け、最終的には自らの裏切りをファミリーに知られてしまう。

しかし、死に際にも最期までローを思い彼を自由の身にするために宝箱に匿い、ドフラミンゴと対峙。

弟の裏切りに激昂した彼に対し「破戒の申し子」と吐き捨てるもその場で撃たれ致命傷を負わされる。

気合で能力を保持し、ローを逃がした末に笑顔でローを思い、そのまま息を引き取った。


「おれが死んでも……覚えててくれよ?おれは笑顔で死ぬからよ…!!

 だってお前…いつかおれを思い出して貰うなら 笑顔の方がいいもんな」

「あん時、お前オレを刺したけど…痛くもなかった…痛ェのはお前の方だったよな…

 可哀想によぉ…ロー…!!」

「歩けロー。気付かれず…静かに…遠くへ…遠くへ…!!もうお前を縛るものは何もない…

 "白い町"の鉄の国境も…短かった寿命も、誰もお前を制限しない

 お前はもう自由なんだ………」


学園生活支援部「スケット団」のリーダー。

基本的にはお調子者で不真面目な態度を取ることが多いヘタレであるが、その実は困っている人は放っておけず、仲間がバカにされることを決して許さない優しい性格。


スケット団結成以前は、過去の一件で友情を信じられなくなったヒメコや引きこもりだったスイッチにも決死の思いで救いの手を差し伸べて二人を仲間へ引き入れ、強い絆を築いていくようになった。


「オレは友達は裏切らねえ。おめーが昔、裏切られたとかそんなん知るか!一緒にすんな!」


生徒会副会長→会長。

正義感と責任感が人一倍強く、何事にも全力で真摯に取り組み、曲がったことを許さない性格。

より良い学園作り」をモットーに生徒会の職務に全情熱を傾けて当たっており、教師以上に校則には厳しく、校則を破り学園の秩序を乱す者に対しては「愚か者!」と啖呵を切り厳罰は容赦せず、自分が罪を犯した場合は自ら処罰を受ける。

沈着そうな外見とは裏腹に短気で手の出やすい性格をしており、秩序を乱す校則違反者や仲間や生徒を傷つける不良に対して自身の鉄拳で制裁を下すこともある。


スケット団、特に性格や価値観が正反対のボッスンに対しては何かとライバル意識を燃やすが、ボッスンとは似ている点も多く、要所要所で全く同じ行動を取るなど意識下ではとても息が合っている。


「不運な出会い一つで人生を曲げる必要なんてない。ボクは仲間は絶対に裏切らない」


相卜命

四人目の転校生で、今時ガングロギャル風の女子高生。

だが、実は占いを得意とした斉木や鳥束と同じ能力者で、予知能力と運勢を当てる能力と相手のオーラが見える能力を持つ。


PK学園に転校したのは自分の運命の相手を見つける事で、その相手が斉木であるがそれを知らぬまま好意を抱く事になる。

しかし、鳥束と違って自分の能力を悪用する事なく、行方不明の目良の父親の居場所を探したり、夢原を死の運命から救おうとしたり、さらに成り行きながらも斉木の手助けをしたりと正義感がそれなりにある。


(※画像左の少女)

ボーダー所属のC級隊員で、スナイパー担当。雨取千佳の親友で同い年の中学2年生。

たとえ相手が強敵だとしても親友のために立ち向かう不屈の精神を持ち、千佳のために憤慨してアフトクラトルの新型トリオン兵・ラービットに対して銃をぶっぱなしたり、さらにアフトクラトルが撤退した後はキューブ化された千佳を回収するといった活躍をした。


「チカ子に手ぇ出してんじゃねーぞこんにゃろー!!」


オールマイト!

"個性"という特殊能力を持つ人間が乱立する社会の頂点に君臨するNo.1ヒーロー。

ヒーローのトップを務める実力はもちろん、揺るぎない正義感と高潔な精神の持ち主で人々から絶大な支持を得ており、同時に彼の存在は個性を悪用する犯罪者・敵(ヴィラン)の発生の抑止も果たしていることから、『平和の象徴』という異名も持つ。


実は物語が始まる5年前に宿敵であるオール・フォー・ワンとの闘いによって重傷を負い、それによる後遺症で現在はガイコツと比喩しても過言でないほど痩せ細り頻繁に吐血もするほどの虚弱体質になっている。

それでも「『平和の象徴』が悪に屈してはならない」ということからその事情を世間に伏せつつ、本人曰く「腹筋に力を入れるような感覚」でかつての筋骨隆々の体格になりながら1日3時間という時間制限の中でその後もヒーロー活動に勤しんでいる。

そんな最中、ヒーローに憧れる少年・緑谷出久と出会い、彼にヒーローとしての素質を見出し出久を自らの後継者として育てることを決意し、彼の進学先にして自らの母校でもある雄英高校の教師として赴任する。


そんな中、夏合宿の最中に生徒の一人である爆豪勝己死柄木弔率いる敵の組織「ヴィラン連合」に拉致されるという事件が発生し、彼を助けるべく「ヴィラン連合」のアジトを他のヒーロー達と共に襲撃した際、組織の支援者であったオール・フォー・ワンと対峙。

彼と再び対決するも、苦戦を強いられた末ついに活動が限界を迎えてしまい、さらにオール・フォー・ワンから衝撃的な事実を告げられ激しく動揺したことで一時精彩を失ってしまう。

しかし、それでも周囲からの声援に応え精彩を取り戻しとうとう限界を超え、死闘の末オール・フォー・ワンを打ち倒し勝利を収めた。

だがこれによって自身の個性の能力を失ってしまい、自らの状態が世間に知られたのも相まって騒動のあとはやむおえずヒーロー活動の引退を発表。

以降は雄英高校で出久を始めとした生徒たちの育成に専念している。


現在は一線を退いているものの、どんなものも恐れず人々を救い安心と希望を与える誇り高き精神とそれから来る平和の象徴としての矜持は、まさに我々が想い描くヒーローそのものである。


「もう大丈夫!何故って?私が来た!!」

「君はヒーローになれる」

「ヒーローとは常にピンチをぶち壊していくもの!

 敵(ヴィラン)よ、こんな言葉をしてるか!?更に向こうへ!Plus Ultra!!!」

「ああ…!多いよ…!ヒーローは…守るものが多いんだよオール・フォー・ワン!!

 だから、負けないんだよ!!!」

「UNITED STATES OF SMASH!!!」

「次は…君だ」


てっしー

本作のヒロイン兼語り手。

ごく自然に人の世話を焼く無欲で心優しい、その名の通りに「天使」のような性格をした「良い人」。

ある時バス酔いし、吐いてしまったクラスメイトのゲロを素手で受け止めて以来、「天使」「」「菩薩」「聖人」などと呼ばれている。


ひょんなことから転校生の左門召介に目をつけられ、様々な嫌がらせを受けるようになり、日常生活ではかなりの苦労を強いられるようになってしまうものの、左門を恨んだり嫌ったりせず、普通に友人として接している。

その優しさと器の大きさから、クラスメイトはおろか学校中から「天使キャラ」として慕われ、ネビロスをはじめとする悪魔たちの心も動かした。


「これは私が地獄に堕ちるまでの物語である!!」

「「何で」とか左門くんみたいなこと聞かないでください!!理由とかありません!!」


切り絵【冬空コガラシ】

霊能力者の主人公。

霊によって人生を狂わされ、それ以外にも例によって様々な被害を受けるが悪霊以外の霊を力づくで打ち払うことはせず、人間に非がある時には素直に頭を下げ、時に霊の成仏の手助けをしている。

また、その相手の為なら自分の不利益も躊躇わない等、男気にあふれる性格である。


「悪霊だろうが神だろうが関係ねー。俺がぶん殴れねぇのは、女だけだ」

「俺のことならいくらでもかじってくれていいから、それで手打ちにしてくれねーか?頼む」

「気にすんな。俺の目には(幽奈が)映ってる」


生誕祭

本名はGiotto(ジョット)。主人公である沢田綱吉(ツナ)の所属しているマフィアボンゴレファミリーの初代ボスであり、直系の祖先にあたる。

マフィアのボスという立ち位置だが温厚で優しい人間であり、いかなる理由があろうと暴力や独裁を良しとしないマフィア屈指の平和主義者。友人にしてシモンファミリーのボスであるコザァートと共に互いのファミリーが対立した場合、互いのファミリーの歴史を見せてほしいと復讐者と約束をする。その結果ツナ達はD・スペードに騙されて対立していたシモンファミリーと和解し、D・スペードもツナ達に倒された。


佐藤健太郎による作品

まじかるーかっこいいー

警察官だが、同僚の先輩にも呆れられる程の性欲過多な変態で、魔法少女の出現により混乱した世界を好き勝手出来るという理由で受け入れており、主人公・児上貴衣をはじめとする面々からは「ポリ公」と呼ばれている。

言動や品格は下劣そのものだが、頭の回転は速く行動力もあり、目的のために自らを危険に晒すことも躊躇しない決断力を有しているために、偶然にも魔法少女を倒す方法を発見したり、魔法少女のステッキが人間でも使いこなせることに気付く等と物語上において重要な役割を果たすことが多い。


女子高生と巨乳が何より大好きで、半沢夜華を「パイパイちゃん」と呼んで執着し度々セクハラしようとするが、彼女に対する想いは本物であり、病院内で夜華がパラサイト・M(マジカル)に惨殺された際はこれまでにない怒りを爆発させ、偶然にも手に入れた魔法少女と同等の強靭な身体能力と回復力でパラサイト・Mを圧倒し、激しい怒りをぶつけた。

この時の芥の勇姿を目の当たりにし、クロノス・Mによって20年前に飛ばされ、その世界で成人となった穴井美羽からは「かみたま(神様)」と崇拝され、熱烈な恋心を寄せられているものの「BBAに興味ねぇから」と煙たがっていたが、彼女の自分に対する強い想いに揺さぶりを見せるようになり、最終的には彼女と結ばれた。


「泣いてる顔…あんま好きじゃないかも」

「はぁー? 好きな女ぁ~護りに来たんだよ」

「お前は完全に僕を怒らせてしまったんだ」


あやちゃん

学校ではクラスメイトの雫芽さりな率いる女子グループからの凄惨ないじめ、家庭では歪みきった本性を持つ兄の朝霧要から理不尽な虐待を受ける不幸な日々を送り、死ぬことばかり考えていたが、ある日出会った謎のwebサイト「魔法少女サイト」から拳銃の形をしたステッキを与えられ、魔法少女となった女子中学生。

人との会話が苦手な極度の引っ込み思案だが、密かに世話して可愛がっていた子猫をさりな達の手で殺された時は花を供えて弔ったり、クラスメイトで自分と同じく魔法少女サイトからステッキを与えられた奴村露乃の辛い過去を知った時は彼女のために大泣きする等と常に他人を気遣う優しさを持ち合わせる、非常に純粋で心優しい少女。


初めて使ったステッキで不本意にも人を殺めてしまった強い罪悪感から「もう人を殺したくない」とステッキを使うことを躊躇っていたが、復讐のために魔法少女となったさりなと対峙し、ステッキの酷使によって倒れた奴村を守るために人を殺めた罪悪感を乗り越え、さりなとの激しい攻防を繰り広げ、彼女の猛攻やステッキの酷使で満身創痍になり、涙を見せながらも決死の思いで奴村を守り通し、さりなに強く反発する姿を見せた。


その揺るぎない優しさと器の広さは奴村の心を動かすだけでなく、今まで自分がいじめてきた彩に強く反発されながらも彼女に命を救われたさりなの心境を変えるきっかけへと繋ったり、兄の要から日頃ひどい暴力に晒されながらも、魔法少女サイトやステッキの存在を知り暴走する兄を止めようとする慈悲深い優しさも併せ持つ。

そして、誰一人犠牲者を出さないために仲間のステッキを預かってまで全てを背負い込もうとする自己犠牲精神を見せるが、彩の優しさによって心境が変わったさりなや奴村の一喝を受け、改めて仲間と協力をし、全ての元凶である魔法少女サイトを討つことを誓った。

しかし奴村があとわずかな寿命と引き換えにステッキを使って命を落とし、そのショックで一時は声を出せなくなった彩だったが、紆余曲折を経て改心したさりなの言葉や仲間の支えもあり、新たな力に目覚めた自身のステッキで仲間達と寿命を補填し合うことで限界を迎えそうになった寿命を取り戻し、不幸の連鎖を断ち切ることを心に誓い、奴村との真の関係を知ったことで希望を捨てず、奴村を取り戻すことを強く決心し、遂に声を取り戻した。


「私はもう…ッ 人を殺したくないッ!!」

「…これからは私が奴村さんを独りにさせない」

「奴村さんはいつも私のことを守ってくれて、いつも私は助けられてばかりいる。

 でも今度は…私が守らなきゃいけない…!!」

「私の大切な…唯一の…お友達だから…!!」

「私ね…気づいたの。みんなが幸せでいることが、私の幸せだってことに…」


かよ

2年前に刑事であった父親が妹の愛里をリンチした末に殺害した3人の不良少年を惨殺し、首を切り落とすという残虐な復讐制裁を下したことから、学校では蜜白メリッサ麻衣奈率いる女子グループからひどいいじめに遭い、他のクラスメイトからは嘲笑されるという悲惨な日々を過ごす少女(尤も、現在服役中の父親本人も自分が引き起こした事件のせいで家族を苦しめていることに強い後悔と罪悪感を抱いている)。

14歳の誕生日に病床に臥せていた母親が倒れて昏睡状態となり、自分の人生に絶望し泣き崩れていた時に出会った魔法少女サイトから、コンパクト型のステッキと魔法少女達の写真が貼られた「さつりく帳」を与えられ、魔法少女となった。


自身が「殺人鬼の子供(娘)」として周囲から罵られる中、差別や偏見することなく自分のことを見捨てずに気にかけてくれる唯一の理解者である幼馴染みの拓馬からは毎朝スカートめくりをされながらも、彼のことを大事に思っており、拓馬がメリッサ達に拉致され、彼女の知人である筋骨隆々な男色家の男から暴行されそうになった際は手にしたステッキが使えなくなってでも必死に抵抗し、メリッサの脅迫や彼女の取り巻きである双子の厚江レイ・メイの暴行にも屈しようとせず、身を挺して拓馬を守った。

そんな中、いじめに加担していない唯一のクラスメイトであり、魔法少女サイトからゲームコントローラー型のステッキを与えられた魔法少女・酒木さくらに窮地を救われたことから彼女と関わり、妹の事件に隠された真実を知っていくことになる。


本心ではメリッサをはじめとした自分をいじめるクラスメイトへの殺意をうち秘めながらも、「あいつ(父親)のような人間にはなりたくない」と殺意を抑えており、メリッサ達の脅迫や暴行にも屈せず、拓馬を守ろうと屈強な男相手にも果敢に立ち向かうという、強い精神と忍耐を持ち合わせている。


「あたしに力があったら…なんて」

「どうしてあたしだけにこんなひどい試練を与えるのッッ」

「拓馬は何も関係ないッ。傷つけるならあたしをやりなさい!拓馬には指一本触れさせない!!」

「朝霧さん、誰の死も無駄にはしない。共に立ち向かおう。

 上手くいくかはわからない…でも、あたしたちの手で終わらせるしかない。

 この不の呪縛から解放されるために…共に戦おう」


魔法少女狩り(マジカルハンター)こと潮井梨ナに殺され、ステッキを奪われた魔法少女の一人にして、穴沢虹海の親友。

虹海がアイドルデビューをする以前からの長い付き合いで、彼女が父の借金で苦しい生活をしていた時も相談相手となり、心の支えとなっていた。


父を亡くして塞ぎこんでいた虹海が魔法少女サイトから与えられたステッキの力で自分や家族から父の自殺や借金などの辛い記憶を消し、父を死に追いやった借金取りを殺そうとした時に自身も魔法少女であることを明かす上で虹海を強く諭し、怒りっぽい性格を治すようアドバイスした。

その後虹海がステッキに頼らず、自分の力でアイドルデビューを果たしたことを誰よりも喜び、日に日に多くのファンを獲得する人気アイドルとして成長していく彼女のことを一生懸命応援していた。


虹海よりも以前に魔法少女サイトからシャーペン型のステッキを与えられたものの、ステッキの力を気味悪がり、虹海に相談して彼女に預けていたが、その矢先に梨ナに襲われステッキを奪われてしまい、虹海が殺された親友のために復讐へと動くことになってしまう。


「なにもない人は「なにもない」って答えないよ?」

「あんた…夢があるんでしょ?」

「まったく…あんたはそのおこりっぽいところをなおさなきゃね」

「みかどちゃんに助けられた…」(みかどの言葉に救われた虹海の台詞)


その他少年チャンピオン作品

鉄の右手【サンプル】

「鉄の左手」の二つ名を持つ吸血鬼退治人。とてつもない怪力を持つ厳つい外見とは裏腹に引っ込み思案でやや内気、極度のお人好しであり、ロナルド及び他の吸血鬼退治人達の中でも吸血鬼ドラルクに対する扱いは寛容的で優しく、周囲の迷惑を全く顧みないヨモツザカの身を案ずる数少ない人物でもある(ヨモツザカも昔飼っていた犬にそっくりという理由から、自分に対して優しくしてくれるサテツに対し、心を開いている模様)。


かつてはバリバリのヤンキーで、吸血鬼退治人を見下していたが、駆け出し時代のロナルドと協力して下等吸血鬼を退治した一件を境にプロを目指し、現在に至る。

今でこそ改心して大人しい性格だが、子供や動物をいじめる悪党に対してはヤンキー時代の凶暴な人格を露にする(しかし本人にとって、グレていた時期のエピソードは黒歴史となっている)。

ヨモツザカが開発した薬で仮性吸血鬼化してもなお、お人好しの良心がわずかに残り、下等吸血鬼に襲われそうになった子供を身を挺して助けたり、元に戻った後は事件の元凶であるヨモツザカを叱責することなく快く許し、ロナルドに制裁されるヨモツザカを擁護している。


性格改変

本作の主人公。どんな理不尽な事でも頼まれると断れないほどのお人好しな性格だが、両親に悪魔・サリバンに売られ、「孫」として育てられることになった(……のだが、サリバンは入間を本当の孫のように甘やかし大切に思う等、幼い頃から理不尽な事を強いてきた両親とは雲泥の差だった)。


サリバンの勧めで、彼が理事長を務める悪魔の学校に入学させられ、そこで悪魔として、人間であることを隠しながら学校生活を送ることになった。

自分に突っかかってくる他の生徒等に対しても怒らず、許してしまうなど、とても悪魔とは思えないほど心優しい性格。

入間本人は人間であることがバレないよう、なるべく目立たないようにするつもりが、かえって目立つようになってしまい、本人の意思とは裏腹に絶大な注目を集めるようになる。

絶望に慣れているため、アミィ・キリヲのような相手を絶望に落としたい相手からしたら天敵の様な存在。


「そんなものなくたって僕は君と一緒に遊びたいよ! だってクララと遊ぶの…楽しいもん!」(クララが自分は迷惑だと言った際に放ったセリフ)


逃げて今日を後悔するやつにっ…信じられる明日がくるもんかっっ!!

10年前に隕石墜落で家族を亡くして、スラム街で逞しく生き続ける少年。

警官で父親的な存在の藤本吾朗を、警視総監で本編最悪の黒幕・鬼道院永周に殺されてしまい、更に無実の罪で極楽島特級刑務所に送られてしまう。


真っ直ぐな義侠心の強い性格で、佐々木麗乃真と義兄弟となり、更に脱獄のスペシャリスト田中一郎とも仲間になって、全ての元凶の鬼道院に復讐する為、脱獄を決意する。


「逃げて今日を後悔する奴にっ…信じられる明日がくるもんかっっ!!

 俺は明日を信じてる!明日を信じたいんだ!!」


ガンダムシリーズ

アムロ・レイ機動戦士ガンダムシリーズ)

アムロレイ

機動戦士ガンダムシリーズ、特に宇宙世紀に多大な影響を及ぼした人物。

サイド7に住む平凡な少年だったが、ガンダムとの運命的な出会いから一年戦争に身を投じ、終戦間際には「最強のニュータイプ」と評される程の驚異的なニュータイプ能力を開花させる。

グリプス戦役時は地上で活動していたが、「シャアの反乱」の際にはロンド・ベル隊のMS部隊長に就任。

かつての戦友であり宿敵であるシャア・アズナブルとの最後の決着をつけるべく再び戦場へ赴く。


シャアのアクシズ落としを阻止すべく、νガンダムで出撃しシャアのサザビーに勝利するも爆破されたアクシズの一部は未だ地球への落下軌道へ乗ったままだった。

もはや阻止は不可能と思われたその時、アムロのνガンダムは単機でアクシズを押し返すべく取り付いた。

無謀にも思われた行動だがこれを目撃した連邦兵、ネオ・ジオン兵が武器を捨て次々とアムロと同じくアクシズへ取り付き押し返そうとし始めた。

その時、戦場に満ちていた兵士たちの、アムロの「地球を救う」という意思に呼応するかのようにνガンダムのサイコフレームが共振。

虹色の光を放ち、アクシズを落下軌道から離脱させた。

結果、アムロは地球を救うという偉業を成すも、シャアの反乱終結後に彼の姿を見た者はいない。


人類の可能性を最後まで信じ、地球をも救った彼こそ人類の可能性の体現者たる「ニュータイプ」であった。


「悔しいけど、僕は男なんだな…」

「僕は…あの人に勝ちたい…!」

「ごめんよ、まだ僕には帰れる所があるんだ。こんな嬉しいことはない。

 わかってくれるよね?ララァにはいつでも会いに行けるから…」

「俺は貴様ほど急ぎ過ぎもしなければ、人類に絶望もしちゃいない!!」

νガンダムは伊達じゃない!」


シーブック・アノー

歴代のガンダムシリーズの主人公としては数少ない常識人の一人にして、黄金の精神を持った好青年。

元はフロンティアⅣに住む高校生だったが、貴族主義を成就せんとするクロスボーン・バンガードに幼馴染のセシリー・フェアチャイルドをさらわれた事から、F91のパイロットとしてクロスボーン・バンガードと戦う事になる。

戦いの最中でクロスボーン・バンガードを離反して味方してくれたアンナマリー・ブルージュや兄貴分であるビルギット・ピリヨを相次いで失いながらも人間的に成長し、一度はクロスボーン・バンガード側に付いたセシリーが投降したときは、彼女を温かく迎え入れた。そして彼女と共闘してクロスボーン・バンガードの中心人物であるカロッゾ・ロナの野望を打ち砕くことができた。


それから10年後、セシリーが訳あってベラ・ロナを名乗ると、自身も彼女に付き添うために『キンケドゥ・ナウ』を名乗り、宇宙海賊クロスボーン・バンガードのクロスボーンガンダムX1のパイロットとして木星帝国と戦い、そこでトビア・アロナクスと出会い、彼を導いていく。

途中で一時は仲間に迎え入れたものの、思想の相違で離反して木星帝国に付いたザビーネ・シャルの操るクロスボーンガンダムX2改にX1を半壊される形で右腕を失うも、義手を取り付けることによって不屈の精神で不死鳥のごとく戦線に復帰。決戦で貴族主義を狂信するあまり狂気に支配されたザビーネを討ち取った。

そして私怨目的で地球を滅ぼそうとした木星帝国の総統であるクラックス・ドゥガチが倒れると、宇宙海賊クロスボーン・バンガードをトビア達に託し、自身はセシリーとついに結ばれる。


その後も続編に何度も登場し、特に『ゴースト』では後輩に対してお手本となるような活躍を見せている。


なんとぉー!

「いいんだよ…。セシリーはここにいてもいいんだ」

「お前が最も支配者に相応しいと言った女性はな…支配など正しいとは思っていない…!

 支配を良しとしない者が最も支配者に相応しいのなら…

 それを望む者は支配に相応しくはない事になる。

 貴族主義は初めから間違っていたんだよ、ザビーネ……」


名前以外の全ての記憶を失ったガンダム族の青年で、スダ・ドアカワールドの平和を脅かす魔王サタンガンダムの討伐のために起ったラクロアの勇者。

強く、心優しく、正義を重んじ、悪を絶対許さない、勇者としてあまりにも完成され過ぎた人物。


その人格形成は、秘められた出生に隠されており、自らの真の宿命を悟った時、勇者は、真の姿を取り戻す。

スダ・ドアカワールドを守護する神の一柱たる、黄金神の姿に。


キング・オブ・ハート

ネオ・ジャパンのガンダムファイター。

キング・オブ・ハートの称号を持ち、流派東方不敗の伝承者でもある。

デビルガンダムの一件が自分の兄・キョウジ・カッシュの仕業である事を知り、彼を倒すためにガンダムファイターとなる。


戦いの中で様々なガンダムファイターと出会う事で成長していき、特に後述のシュバルツ・ブルーダーを通じて最終的に一連の黒幕がウルベ・イシカワらであることを知る(つまりキョウジはウルベ達の野望の被害者だった)。

また、師匠である東方不敗とはデビルガンダムに味方したことを理由に一度は完全に袂を分かつが、決勝戦にて実は自然を愛するが故にあえて必要悪となった彼に人間も自然の一部であると論し、決着がついた後は和解しその死を見届けた。

第13回ガンダムファイトの優勝者となった後はウルベにさらわれたレイン・ミカムラ救出のために奮戦し、新シャッフル同盟をはじめとしたガンダムファイターたちの協力もあってレインを無事救出。

彼女との石破ラブラブ天驚拳で見事にデビルガンダムを完全に葬ることが出来た。


「東方不敗!あんたは間違っている!!」

「何故ならば、あんたが抹殺しようとする人類もまた、天然自然の中から生まれたもの!

 いわば地球の一部!それを忘れて、何が自然の…地球の再生だ!

 そう…共に生き続ける人類を抹殺しての理想郷など、愚の骨頂!!」

 (いずれも決勝戦での東方不敗に対する台詞。)

ウォン!所詮貴様はファイターに非ず!俺を倒すことは無理!!」


シュバルツ・ブルーダー

ネオ・ドイツのガンダムファイターで、ドモン・カッシュにとって第2の師匠。

劇中では時たま、ドモンがレイン・ミカムラに冷たい態度をとるようなことをしたら烈火の如く怒ることもあるが、それもそのはず。


実は、父であるライゾウ・カッシュの命令で、一連の黒幕であるウルベ・イシカワらの魔の手から脱出した後に、デビルガンダムの暴走によって生体ユニットにされたキョウジ・カッシュが全ての真実を伝えるためにアルティメット細胞を使うことで、巻き込まれて死亡したネオ・ドイツのガンダムファイターに自身の記憶と容姿を植え付けることによって誕生したクローンである。

そして、全ての真実は勿論、自分やキョウジの抹殺をドモンに託した。


「馬鹿者ぉぉぉぉぉぉっ!」

「ドモン!撃て!私と一緒に、デビルガンダムを!!」

「ありがとう、ドモン…」


ガンダムを考えるガンダム

第7次宇宙戦争で両親を失い戦災孤児となりながらも、荒廃した世界の中でたくましく生きるバルチャーの少年。

ガンダムシリーズの主人公の中でも数少ない最後まで特別な能力を得ることのない人間で、兵士として戦うための力を仕込まれた人間でもない、ごく普通の人間である。

一目惚れした少女、ティファを守るためにフリーデンのクルーの一員となり、戦いに身を投じる。


その強く真っ直ぐな、一途な性格と生き様は彼と関わってきた人々の幾人にも良い意味で影響を与え、ティファが予知した未来をも悉く変え、幾多の苦難を乗り越えていき、『ガンダムX』世界の最初のニュータイプであるD.O.M.E.からも、「新しい時代を作る力」と認められた。


ガンダム、売るよ!

過ちは…繰り返させない!


ガンダムUC

アナハイム工業専門学校に通う普通の青年だったが、インダストリアル7での連邦軍と袖付きとの戦闘に巻き込まれ、偶然の重なりでユニコーンガンダムのパイロットとなり、ラプラスの箱を巡る戦いに飲み込まれていく。

内向的な性格でなんとなく日常と自分を感じる毎日で、突然のミネバ・ラオ・ザビとの出会い、父のカーディアスダグザ・マックールの死、何故「ジオン」が生まれたか、どうして人は分かり合えないのか。

様々な出来事と出会いが彼の人格を大きく変えていった。


箱を巡る戦いが進むにつれ、「ラプラスの箱」をどう使うかフロンタルに尋ねられると、「皆の為に使う」と断言するなど精神的に大きく成長した。

最終決戦ではフル・フロンタルにどれだけ現実が虚しいものであるかを突き付けられ「可能性」を否定されるが、バナージは最後まで可能性を捨てずフロンタルを退ける。


どんなに辛く、どんなに苦しい現実や出来事に直面しても最後には「それでも」と彼は諦めずに局面を変えていく。

どれほど小さくとも、少しでも良い未来へ繋がる可能性がある限りそれを模索し、諦めずに追求していく姿は、正に「ニュータイプ」のあるべき姿であった。


「人は、弱くて…不完全で…だから託すんだ!

 託されて、歩き続けるんだ。どんなに辛い道であっても…!」

「人の心を、哀しさを感じる心を知るものなら…ガンダム!俺に力を貸せ!!」

「人の未来は…人が作るものだろ…!」


いつか花で満たされる

ガンダムを有する私設武装組織『ソレスタルビーイング』に属するガンダムマイスター

かつて少年兵となった事で人生を狂わされ、狂信的思想の為に実の両親をも殺害してしまったことから戦争に対して強い反感を有している。

しかし、ガンダムに乗って戦う自分は「破壊者」であり、「争いを生み出す者を駆逐する」ことしか出来ないと当初は周囲の人間から一歩離れた距離でしか接していなかった。


だが、自身の運命を狂わせた元凶の1人、サーシェスとの邂逅、新たに現れたチーム・トリニティによる苛烈な武力介入、そして戦友であるロックオン・ストラトスとの死別を経て、真に世界と向き合うことを決意。

その後、暗躍するイノベイター、その首魁であるリボンズ・アルマークらと戦う事を決意し、戦いの中で純粋種のイノベイターに覚醒して、自らを「神」と名乗り人類支配を目論むリボンズを倒し未来を切り拓いた。

自分の根底にあった『紛争根絶』を貫きつつ、世界の変革を促し、果ては宇宙の彼方より飛来したELSとの対話にまで至っている。


俺が……俺達が――――――ガンダムだ!!!

エクシア、刹那・F・セイエイ!未来を切り開く!!」


「自分の過ちを認めて、他人の過ちを許して

本作の物語全体の主人公であり、モビルスーツ鍛冶の名家「アスノ家」に生まれた男性。

幼き頃にヴェイガンの襲来で眼前で母を失い、14歳の時にAGEデバイスを用いて開発したガンダムAGE-1に搭乗し、以後、長きに渡るヴェイガンとの戦いに身を投じ、後には地球連邦軍の総司令にまで上り詰める。


強い正義感を持ち、人々を救う「救世主」となることを志しているが、長年のヴェイガンとの戦いの中で初恋の人育ての親人生の師兄貴分であった戦友等の数多くの親しき人を失い、罪無き人々がヴェイガンとの戦争の中で次々と命を落としていく時代が続く中で、ヴェイガンに対する憎悪は極限にまで肥大化し、遂には「全てのヴェイガンを殲滅する」と決意するまでに至ってしまう。

しかし、彼がそこまで「敵」であるヴェイガンを憎むのは、自らが親しき人々を次々と失うという悲劇に見舞われたという悲しき過去の記憶に端を発し、そしてその自分と同じ悲劇が世界中で繰り返され続けている現状を知るからこそ、悲劇の連鎖を断ち、人々を救いたいという想いと、散っていった人々を救えなかった自分自身を悔やみ許すことのできない自責の念から起こるものでもあった。


そして自らが初めて戦いに身を投じてから50年近くの時が流れた後、ヴェイガンとの最終決戦の中で遂にヴェイガンの罪無き民諸共ヴェイガンを殲滅し戦いを終結させようとするが、息子、今まで散っていった親しき人々の幻影(加えて小説版では過去の自分自身の幻影にも)に諭されたことで漸く長きに渡る憎しみと自責の念から開放され、危機に瀕したヴェイガンの民を救うために力を尽くし、地球とヴェイガンの和平後はヴェイガンの住まう火星の環境改善やマーズ・レイの撲滅に尽力。

命が尽きるまで、誰かを「救う」ために、その命を費やし続けた。

一時は非情とも言える所業を行ったこともあったが、最期まで他者を救うために戦い続けた彼は、まさしく本物の「救世主」だった。


「僕の造るガンダムは、人類を守る救世主なんです」

「自分の過ちを認めて、他人の過ちを許して―――

 戦争を終わらせることが、僕の勝利条件じゃなかったのか、フリット・アスノ!

 僕は、僕が、救世主になることをあきらめるなんて、決して許さないぞ!」


「これが、私の、覚悟だぁ!!」

「紅の彗星」の異名を持つ凄腕のガンプラファイター。

普段は誰にでも紳士的な態度で接する青少年だが、ガンプラバトルにかける情熱は人一倍強く、常に全力かつ正々堂々と戦うスタイル。

それ故に「戦争」と称する者誇りを汚す輩には断固として容赦しない。


途中で三代目メイジン・カワグチを襲名するが、勝利至上主義だった二代目の思想に取り込まれず、初代のガンプラ愛と恩人であるイオリ・タケシのバトル愛を合わせた「本気になれる楽しいガンプラバトル」という新たな道を突き進み、7年後も自由気ままに世界を飛んでは後進の育成に励んでいる。


「これは戦争などではない!ガンプラバトルだ!」

「『ベストを尽くした』『頑張った』という言葉を呪詛の様に繰り返し、

 君は自分を甘やかしている!敢えて言おう、ガンプラに限界は無いッ!!」

「ガンプラは…自由だ!」


トランスフォーマー

ダーダ恐竜

恐竜型トランスフォーマーで元デストロンの特殊戦闘員。

メガトロンに反逆して返り討ちに遭った為、サイバトロンに加入した。

短気かつ好戦的で粗暴だが、運や偶然による勝利ではなく、また対等の条件で戦うことを望むなど、戦士としての誇りは人一倍高い。

仲間思いでもあり、喧嘩が絶えなかったラットルやデストロンの連中が死んだと思われた際にはひどく落ち込んでいた。


続編では猿人を守る為にデストロン全軍に単身立ち向かい、元凶であったゴールデンディスクを破壊。

仲間に看取られて戦死してしまうが、その生き様は「戦士であり、英雄だった」と賞賛され、トランスフォーマーの中で最高の栄誉とされる「リサイクリング」で手厚く葬られた。

それだけではなく、彼が救った猿人達を大きく前進させるきっかけともなった。


後にメガトロンが彼のデータを使い、メタルスダイノボットというクローンを生み出す。

本来の性格と記憶は封じられていたが最終的には本来の記憶と性格を取り戻し、窮地のコンボイを助けるも自身はこの戦いでネメシスの墜落に巻き込まれ、生死不明となった。

彼の名は改めて仲間達にサイバトロンの英雄して刻まれた。


「俺は正直に生きてきた。良い事も…悪い事もみんな俺のせいさ、

 思い遺す事はねぇ…。ありがとう…あばよ。」


うちの父ちゃん強いんだぞ!的な

メガトロンの部下であり航空参謀。

正々堂々とした武人で本編中で二度も裏切りを行うが、これはぞんざいに扱われたり捨て駒にされたことに対する怒りであり、その後サイバトロンに身を寄せ、サイバトロンの面々やアレクサをはじめとした地球の子供達と交流を結び心境に変化が生じるもスラストの勧誘に乗り、サイバトロンを裏切ってしまう。

その後、ユニクロンの脅威が間近に迫り、サイバトロンとの同盟をメガトロンに提案するが聞き入れてもらえず、自分がデストロンのリーダーとなってサイバトロンと同盟を組む為に三度目の裏切りを行う。


だが、その真意は命を懸けてメガトロンを説得する為であり、わざとメガトロンに斬られると最後にユニクロンに全身全霊の一撃を加え、命を落とす。

彼が心から守りたい者の為に行った決死の行動はメガトロンの心を動かし、サイバトロンとデストロンの同盟を実現させる。

それまでのスタースクリームの代名詞でもあった野心家、愚か者、卑劣漢とは無縁の非常に高潔な魂を持った人物であり、彼の存在が無ければサイバトロンとデストロンの同盟はなかったと言える。


「あなたに…認めてもらいたかった…それだけかもしれません」

「お願いです…どうか、トランスフォーマーを…ひ、ひとつに…!

 二人の力で、ひとつに…纏めてください…!!」


勇者シリーズ

エクスカイザー!!

宇宙警察カイザーズのリーダーである宇宙エネルギー生命体。

警察官としても、勇者としても非常に優れた人格の持ち主であり、非常に真面目で心優しく、そして誰よりも「命」の大切さを重んじている人物。

地球の文化や文明について教えてもらったコウタに強い友情が芽生えている。


故に相手が悪人であっても絶対にその命を奪う事を良しとせず、その想いは、最大の敵たる宇宙海賊ガイスターの長、ダイノガイストに対しても決して変わる事は無かった。


「どんなに小さくとも、「命」は宝だ!例えそれが貴様のような悪党の命であってもだ!」


勇者王

GGG機動部隊を率いる青年。

ゾンダーの襲来によって己の運命を大きく捻じ曲げられ、人ならざる存在となりながらも「勇者」として起ち、あらゆる困難を前にしても絶対に諦める事無く、尽きぬ勇気を胸に戦う、熱き勇者の中の勇者、「勇者王」である。


例え宇宙をも超越する「ソール11遊星主」に対してもその信念はゆるぎない。


「宇宙に必要なのは、おまえたちの機界昇華じゃない!俺たちの熱い勇気だ!

 それをマイナス思念と呼ぶのなら、滅ぶべきはZマスター!おまえの方だぁ!」


クレヨンしんちゃん

「ケンカしたり頭にきたりしても一緒がいいから」

埼玉県春日部市在住の幼稚園児で、別名「嵐を呼ぶ園児」。

とても好奇心が旺盛で、とても5歳児とは思えないほどスケベで下品な一面も持ち合わせており、行く先々で騒動を巻き起こすことも少なくない。


しかし、同時に非常に純情で、家族や友人をはじめとした親しい人達を心から想い、困っている者や苦しんでいる者を労わり率先して助けようとする優しい心の持ち主でもあり、その真っ直ぐで純粋な心に触れ、向き合ったたくさんの人々と仲良くなり、時には対峙した悪人の良心を呼び覚まし改心させることもあるほど。


その行動力や心根の強さも明らかに5歳児とは思えないほどのもので、親しき人達に危機が訪れた時には必ず立ち上がり、助けるために行動を起こしており、劇場版等では力を持った悪人達や、宇宙や異世界からの侵略者達、人智を超えた存在を相手にしても立ち向かい、幾度も世界の危機を救っている。


「悪いことをした時はごめんなさいって言うんだゾ。幼稚園じゃみんなそうしてるゾ」

「オラ、ひまの素敵なお兄さまだから!

 ひまが女子大生になる未来を怪獣なんかに壊させないから!!

 強い人は弱い人を助けてあげるもんだからァ!」

「お前、逃げるのか?お前えらいんだろ。だからこんなことになったんだゾ!

 なのに、逃げるのか!全部お前のせいでこうなったんだゾ!逃げるなんて許さないゾ!」

「オラ、早く大人になりたいから…」


世界で一番優しい父ちゃん

本作の主人公である野原しんのすけの父親にして、野原一家の大黒柱。

温厚な性格で、若い美女には目がないなどスケベでだらしない一面を持つが、その本質は誰よりも家族を愛する、漢気溢れる「父親の中の父親」。

家族の危機が訪れた時には自らの身体や命を投げ出すことを躊躇わず、家族の命や未来を守るために奮闘する。


前述の通り家族への愛情に代表されるように非常に情に篤い性格であり、家族の長として、「親」としての責任感も非常に強く、家族を傷付ける者、情のかけらも無い非情な悪を相手には義憤と共に立ち向かっていく。

その強い正義感と優しい心は、息子のしんのすけにも強く受け継がれている。


「俺の人生はつまらなくなんか無い!

 家族がいる幸せを、あんた達にも分けてやりたいぐらいだぜ!」

「自分の子供に「くたばれ」なんて言う親がどこにいる!

 親は子供に「生き抜け」って言うもんだろがー!!」


トッペマ・マペットちゃん

強気でさっぱりとした性格だが、スケベなしんのすけに呆れる真面目なネジ巻き人形の女の子。

自分のいたヘンダーランドを支配した、オカマ魔女マカオとジョマを倒す為にしんのすけにスゲーナ・スゴイデスのトランプを託す。

オカマ魔女の手下のチョキリーヌ・ベスタの呪いで夜しか活動できなくなりながらも、何とかしんのすけをサポートし続け、最後はチョキリーヌと相打ちになって、致命傷を負いながらしんのすけの目の前で消滅した。


彼女の正体はヘンダーランドの王女、メモリ・ミモリ姫。

封印されて動けなくなった為に、心をトッペマという人形に変えて活動し、しんのすけのお礼のキスをする。


プリキュアシリーズ

プリキュアの一人「キュアハート」に変身する、大貝第一中学校の生徒会長を務める少女。

スポーツ万能な運動神経・優秀な学力・強いリーダーシップ(ただし、歌唱音痴)、そして慈愛と博愛に満ちた優しい心を併せ持つ桃キュア最強な主人公であり、全プリキュアでも屈指なヒーロー体質な主人公。

自分以外の人間の笑顔を誰よりも願い、曲がったことや行いを嫌いどんな相手であっても怖じる事無く説教してそれを正そうとするが、自分の過ちを認めた者には自ら進んで握手を求め友情を交わすことを望む等、底知れぬほど広く深い大器を持つ。


その人柄故に幼馴染で親友である菱川六花四葉ありすとは非常に強い絆で結ばれ、周囲の人々からの人望も非常に厚く、新しい友人であり共に戦う仲間となる剣崎真琴円亜久里とも篤い友情を築いていく。

やがては敵対するジコチューの王キングジコチューの娘であるレジーナとの間にも友情が芽生える事になり、彼女がキングジコチューに洗脳を施され悪に染まった後も彼女との友情を諦めることはなく、遂にはその愛の心でレジーナの心を完全に浄化して彼女と改めて友情を結び、最終決戦では仲間たちのパワーとアイテムを借りてパルテノンモードに変身して、全ての元凶であったプロトジコチューを浄化した。


ジコチューとの戦いが終わった後も、仲間達と一緒に人々の幸せと笑顔のためにプリキュアとしての活動を続ける日々を送っている。


「あたしを誰だと思っているわけ!?あたしは…大貝第一中学生徒会長、相田マナよ!」

「このキュアハートがあなたのドキドキ、取り戻してみせる!」


もふもふ

朝日奈みらいが生まれた日に祖母の結希かの子からもらった熊のぬいぐるみが、奇跡の力で妖精としての力を得て話したり動けるようになった。


プリキュアの妖精というとケンカなどのトラブルでみんなに迷惑をかけたりプリキュアをピンチにしてしまったりとトラブルメーカーとして扱われがちだが、いたずらやワガママ、でしゃばった言動や行動はほとんどなく、それどころか二人に間接的にアドバイスをしたり空気を読んで話題作りをしたりと、プリキュアの妖精ではかなり優秀な部類に入る。

さらには敵のスパイであったチクルンを敵の呪縛から解放された後はすんなりと仲間として受け入れたり、モフデレラでは自分を虐げていた姉たちを戦闘後あっさりと許したりする心の広さ、劇場版では願いの石に認められ願いを叶えてもらえることになっても自分の願いはないからとみんなの願いを叶えて欲しいと願うという懐の広さを見せた。


デウスマストに勝利した代償として元の動かないぬいぐるみに戻ってしまうが、5年後にみらいとリコが再会すると同時に、再び動き話せるようになった。


ソードアート・オンライン

黒の剣士

VRMMORPG《ソードアート・オンライン》に囚われた約1万人のプレイヤーのひとり。

黒い髪に黒い瞳、さらに黒い服を好んで着用することから《黒の剣士》の別名を持つ。

少女と見まがう線の細い顔立ちとは裏腹に態度は飄々としていて、出会った人々に「掴み所がない」「年齢不詳」という印象を与えている。


自身の生い立ちや過去のトラウマから他者との関わりを避けて生きてはいるが本来の彼は情に厚い性格であり、理解者は少なくない。

自他共に認めるコアゲーマーで、反射神経や洞察力に優れており、これらの要素が彼をトッププレイヤーへと押し上げた。


「仮想世界だからこそ、どんなに愚かしく見えても、守らなきゃならないものがある。」

「俺の命は君のものだ、アスナ。だから君のために使う。最後の瞬間まで一緒にいる」

「疑って後悔するよりは信じて後悔しようぜ。行こう。きっと何とかなるさ」

「戦えない人間なんていない!戦うか、戦わないか、その選択があるだけだ!」

「過程こそが重要なんだ。跪いて死ぬか、剣を振りかざして死ぬかがね。俺たちは人間だからな」

「誰かを見殺しにするくらいなら、一緒に死んだ方がずっとましだ」


C87 サンプル アスナ

才色兼備で家柄もよしと、旦那に負けず劣らずのハイスペックの持ち主。

ゲーム内では細剣を使った高速かつ高精度の攻撃を得意とし、そのスピードはキリトですら目視しきれない程。


近年、様々な作品で復権を果たしつつある『メインヒロイン』という人種の中でも輪をかけて圧倒的正妻力の持ち主である。


「私は死なないよ。だって私は…君を守る方だもん。」

「……母さん、この世界では、涙は隠せないのよ。泣きたくなった時は、誰も我慢できないの」

「もちろん、行くよ、一緒に。きみの行くところなら、どこにだって。」

「大事な人を助けたいって気持ち、私にもよく分かりますから。」


ぜっけんちゃんとあすなさん

マザーズ・ロザリオ編におけるヒロイン。

ALOにおいて「絶剣(ぜっけん)」と呼ばれ圧倒的な強さを誇るプレイヤーで、二刀を使わなかったとはいえキリトを2度倒した唯一の人物。ギルド「スリーピング・ナイツ」のリーダーを務めている。

実は末期のHIV患者でギルド自体も難病で余命僅かなVRMMOユーザーのみで構成され、自身は亡き姉からリーダーを引き継いでいる。上記のボス攻略戦もスリーピング・ナイツの最後の思い出作りが目的である。ボス攻略を果たした後、アスナに姉の面影を重ねていることに気付き、ALOから一旦姿を消した。

病室まで追いかけて来てくれた明日奈に「学校へ行きたい」という願いを吐露すると、彼女を通じて事情を聴いた和人が「双方向通信プローブ」を準備し、それによって仮想世界にいながら明日奈と共に授業を受けられるようになった。またALOでもスリーピング・ナイツのメンバーばかりではなく各種族の領主などとも交流を深め、充実した生活を送っていた。

しかし三月の末に容体が急変、ALOで初めてアスナと出会った場所である新生アインクラッド二十四層の小島で最後の力を振り絞ってオリジナルソードスキル「マザーズ・ロザリオ」を大木に打ち込み、そのデータをアスナに渡すと、スリーピング・ナイツのメンバー、アスナとキリト達一行、そして交流した多くのALOプレイヤーに囲まれながら、仮想世界の住人として息を引き取った。

現実世界の木綿季の葬儀に於いても、彼女に親しみを覚えたALOプレイヤーが100名ほど参列に訪れている。

その彼女が、自分の残りの生涯を懸けて、仮想世界に自分達の軌跡を残そうとする姿は、正に人間として輝かしいものであった。


「ぶつからなきゃ伝わらないことだってあるよ、例えば自分がどれだけ真剣なのかとかね」

「ボク…頑張って生きた……ここで生きたよ」

「技の……名前は……《マザーズ・ロザリオ》……。きっと……アスナを……守って、くれる……」


ユージオ

アリシゼーション』編の登場人物にしてもう一人の主人公。

キリトアリス幼馴染だったが、幼少時代のキリトの記憶は失っている。

ルーリッド村時代は刻み手を天職としており、巨木《ギガスシダー》を切り倒すために毎日斧を振るっていた。

アリスが居なくなってからは、連れていかれるアリスを助けられなかった罪悪感から、ルーリッドの村人の前では殆ど笑わなくなる。

キリトと共にギガスシダーを倒すべく奮闘し、後に見事に切り倒した事で新たな職を選ぶ権利を与えられ、人界最高の秩序執行者《整合騎士》を目指すことを選びキリトと共に村を出た。本人に自覚はないが、剣術の才能はキリトを戦慄させるほど。SAO最高の反応速度の持ち主であるキリトをして「自分はすぐに追い抜かれるだろう。」と言わしめている

整合騎士となるためにさらに鍛錬に励むユージオだったが、理不尽な法の下で貴族に汚されそうになったティーゼロニエを助けるため、ユージオはキリトとともに禁忌目録を破って剣を抜き、ウンベールの腕を切断。自らの意思で論理回路の矛盾を乗り越え、人工フラクトライトの限界を超えた、実質的に最初のA.L.I.C.E(高適応性人工知能)となる。

大罪人としてセントラル・カセドラルに連行され、逃げ込んだ先で出会ったカーディナルから真実を聴かされ、そして整合騎士と公理教会の真実を知ったユージオは、アリスを元に戻すため、キリトとともに世界の中心である公理教会に戦いを挑む。

そして最高司祭アドミニストレータの手で整合騎士にされるが、キリトの言葉で正気に戻る。そして自らを剣にしてソードゴーレムを打ち倒すが、アドミニストレータの片腕を斬り落としただけで相打ちとなるが、最期の心意の力で青薔薇の剣を自分の血液をリソースとして《赤薔薇の剣》に変え、キリトに立ち上がる力を与える。キリトから習った挨拶である「ステイ・クール」と、黒い剣に《夜空の剣》という名前を与え、アリスの記憶の欠片とともに死亡する。

ところが、ユージオの残留意識が青薔薇の剣に宿っていることが判明。

ユージオの意識はティーゼ、エルドリエ、レンリに力を与え、さらにユージオを殺してしまったという自責の念で心神喪失状態になってしまったキリトを再び立ち上がらせ、ガブリエル・ミラーを倒すのに手を貸して今度こそ去っていった。

人口フラクトライトでありながらも、死してもなお、その胸に宿す正義の輝きは、正に黄金と呼ぶに相応しいものであった。


「さあ、立って、キリト。僕の、親友・・・。ぼくの・・・英雄・・・」

「そうだ・・・。キリトの、黒い剣・・・『夜空の剣』って名前が・・・いいな。どうだい・・・この・・・小さな、世界を・・・夜空のように・・・優しく・・・包んで・・・」


Fateシリーズ

ザ・ニュー士郎!!!

穂群原学園2年c組所属の少年。

魔術師見習いで、養父の影響で「正義の味方」を本気で目指す。

聖杯戦争に巻き込まれ偶発的にセイバーを召喚してマスターになった。


当初彼は「正義」を謳うだけのとても無力な人間で正義の味方というものは紛い物だと否定され続けた。だが、そんな中でも決して正義の味方になることを諦めることはなく、その行いは正しくなくとも決して間違いではないと自身の正義を見定め、最終戦では聖杯の力で人類を粛清しようとした者を倒す。


大切な人を守る為なら命をかけたり、世話焼きな一面もある為、当然彼に惹かれる人物もいる。


「だって、誰かの為になりたいっていう思いが、間違えの筈がないんだからな」


征服王イスカンダル

真名はイスカンダル。豪放磊落を地で行く偉丈夫である。ホメロスを尊敬し『イリアス』を肌身離さず持ち歩くが、現代文化への順応も早く、ビル・クリントンを難敵と見定め、近代兵器やゲーム機なども欲しがる。後に『アレクセイ』を名乗り、ウェイバーの友人としてマッケンジー宅に居候の身となる。


聖杯に託す願いは受肉で、その後は自らの力で再び世界を征服することを望んでいる。ギルガメッシュの好敵手として競い合う一方で、セイバーを戦士としては評価するものの対等の王としては認めず、その悲愴な王道を哀れむ。初戦で真名を公に名乗ったり、他のサーヴァントを自らの軍門に下るよう勧誘したりするなど、破天荒な振る舞いで聖杯戦争を撹乱しつづける。綺礼の計略によってセイバーと交戦して「神威の車輪」を失い、アーチャーとの最後の決戦では残った「王の軍勢」をも「天地乖離す開闢の星」によって破られ、単騎突撃の果てに敗北し、王たる生き様をウェイバーに遺して消滅した。


彼が消えた後『王たる生き様』はウェイバーのその後の人生に大きく影響され、彼のマントの切れ端を大切に保管している。


「意地の張りどころが違うわ。馬鹿者。いいんだよ、それで。こんなモノを見せられて眉ひとつ動かさぬ奴がいたら、余がブン殴っておるわい」

「生きろ、ウェイバー。すべてを見届け、そして生き存えて語るのだ。貴様の王の在り方を。このイスカンダルの疾走を」


マスター

本作の主人公。ユグドミレニア一族により、アインツベルンの技術を流用して作り出されたホムンクルス。

彼を含むホムンクルスたちは元々、サーヴァントの宝具や自己治癒、魔術行使などによる魔力供給を肩代わりさせられるために生み出された、ただ消費されるだけの自我無き生命だった。だが、奇跡的な確率で自我に目覚めた彼は死への恐怖から魔術回路を駆動させ、魔力供給槽からの脱出に成功する。

しかし、歩くことすら設計されていない欠陥を抱えた体では城の外までは逃げられず、命運が尽きようとしていたその時、黒のライダーに助けられ、彼の友人となった。人間に強い関心と憧れを抱くと共に、無自覚ながらもルーラーと徐々に惹かれ合う。また、黒のアサシンの生前の地獄を見て、人間というモノに困惑しながら、大聖杯によるシロウの救済についても考えるようになる。


最終決戦にて赤のランサーとの一騎討ちを経た後に、赤のキャスターの宝具で心が折れかけたルーラーの元へ「会いたかった」という理由だけで彼女の元へ駆けつけ、それが彼女のジークへの想いを自覚させる。大聖杯の破壊と引き替えに消滅を覚悟したルーラーと再会を約束した後、シロウとの一騎討ちに臨み、自身に宿っていた黒のバーサーカーの宝具で勝利する。その後、令呪を使用した代償で邪竜に変貌し、起動した大聖杯を世界の裏側へと持ち去ることで救済を阻止した。


聖杯大戦の終了後、世界の裏側でルーラーを待ち続けた末に、彼女との再会を果たした。そこで改めて彼女に告白をされ、その気持ちに応え、星を巡る旅へと出た。


短いながら様々な出会いと経験を得て、『人』として大きく成長した彼の軌跡と精神は輝かしいものとなっている。


「どうか俺に誰かを助けるための力を!」

「俺たちに救済は必要ない!だが選ぶ自由を与えてほしい!そのためならば戦う意思も覚悟もある!」

「俺は誰かの足掻きを、誰かの必死の努力を価値の無いものにしたくない。だからこの願いを叶えたい」


本作の主人公にしてヒロイン。真名は「オルレアンの乙女」と呼ばれたフランスの英雄ジャンヌ・ダルク。聖杯大戦の審判として大聖杯に召喚された統治を司る15体目のサーヴァント。全てのサーヴァントの真名の把握、気配遮断をも無効化してサーヴァントの位置を広域索敵できるなど、審判役としての能力を有している。独立した存在として召喚される通常の召喚とは違い、肉体、霊格を含めたあらゆるものが彼女と一致するレティシアに憑依するという異常な形で現界した。そのため霊体化ができず、人間のように食事や睡眠が必要になるなどの肉体的制約を受けている。ジークに対しては自分でも気づいていない恋慕があり、そのため同じく彼に対して好意を抱いている黒のライダーと何かと角突き合わせている。

今回の聖杯大戦に言い知れぬ違和感のようなものを覚えながらも、自身の使命を全うすべく戦場へと赴く。当初は調停者として中立の立場を貫いていたが、シロウ・コトミネによる大聖杯強奪が起こるとイレギュラーを認め、事実上黒の陣営の戦力として参陣する。


聖杯大戦終盤において、赤のキャスターの策略によって自らのジークへの想いを暴露され、心が折れそうになったところに現れたジークによって彼への愛を自覚すると共に大聖杯を破壊すべく「紅蓮の聖女」を発動する。しかし、破壊には至らずにレティシアの身体から消滅してしまう。


聖杯大戦の終結後、彼女の魂は邪竜となったジークのいる世界の裏側にたどり着き、再会を果たした。そこで、これまで秘めていた気持ちを告げて共に星を巡る旅へ出た。


高貴であり慈愛の心を持つ彼女の人格はどこの世界で召喚・憑依されても変りはしない。


「あなたが生き残ったという事実そのものに意味を求めてはいけません。あなたは生きることを願って立ち上がりここにいる。それは天の意思ではなくあなたの意思です。だってそうじゃなきゃ…悲しすぎるじゃないですか…。誰かに人生を支配されることはありません」


カルナ

インド神話『マハーバーラタ』に登場する倒される側の英雄カルナ

極めて寛容な性格の持ち主であり、あらゆる苦難・理不尽すら全て是とし受け入れ、それでいてそれら全てを恨むこと無く、恩義には必ず報いるという義理堅く底抜けに前向きな人物である。

また相手の本質を見通す能力を持つが、実直すぎるが故に歯に布着せぬ物言いや言葉足らずなところから、相手の全てを肯定し賞賛しているつもりでも、相手には皮肉に受けとられてしまうというコミュ障が悩み。朴念仁なところがそれに拍車をかけている。


全く偽ることを知らず、全てを素直にさらけ出し、驕らず、阿らず、悪と呼ばれようとただ義と信念に殉じて戦う、これ以上にない真正の英雄

常に謙虚に構えて自己を損じて評価するが、その清々しいまでの誇り高い精神性に誰もが言葉を失くし、敬意の念を禁じ得なくなる。神の王と呼ばれるインドラすら、彼の悟りの境地と言える“無我”の精神性に胸打たれ、神槍を貸し与えたほどである。


『施しの英雄』と呼ばれ、作中シリーズを通して最強格であるギルガメッシュと同等かそれ以上とされる人物であり、戦闘においても同じく強力なジークフリードとの対決は世界を破壊されるのではと思えるほど苛烈を極めた戦いを見せた。

基本的に登場する作品では敵としてしか出てこず、いずれも敗北という形で幕を閉じる。だがその活躍はいずれも主人公を後押しし、主人公が乗り越えねばらない高い壁として立ちふさがる。


「生きるがいいマスター。必ず誰かが、誰でもないおまえを待っている」(Fate/EXTRA-CCCマスターに向けた最期の言葉)


「それは英霊として当然のこと……我らは過去の影に過ぎない。未来に生きるお前たちは、誰であれ、英霊にとっては宝だ。

 我々は、お前たちという未来のために走ったのだから」(アニメFate/Apocryphaジークの「(ホムンクルスなのに)人間として扱ってくれた」と発言した際の返答。『施しの英雄』たるカルナらしい言葉)


log

広大な森のような清冽な気配を持つ青年。真名はギリシア神話に登場する半人半馬の怪物ケイローン

誰に対しても礼儀を持って接する好青年で、常に柔らかな物腰を崩さない。黒の陣営では参謀役を務め、マスターだけでなく、サーヴァント達からの信頼も厚い。自身のマスターのフィオレとは教師と教え子という良好な関係を築けている。赤のライダーとは生前に深い関わりがあり、「神性」のスキルを所有しているため、黒の陣営では唯一彼にダメージを与えることが可能。また、多くの英雄を育てた経緯から弓術だけでなく、格闘戦にも長けている。


最終決戦にて、無人飛行機の上で赤のライダーとの『固有結界内での体術での一騎打ち』を行い、その結果、「ようやく弟子が師である自分を超えた」と言う結果を噛み締めて誇らしく敗北。彼に「あなたの宝具を黒のライダーに貸し与えてほしい」と言う約束を交わし、更に痛み分けで赤のライダーの不死性を解除して、黒の陣営の行く末を願いながら空の中で散っていった。


多くの闘いに影響を与え、敵も味方も正しく導く姿はまさに教師そのものである。


(マスター、最後の最後で私はようやくサーヴァントとしての務めを果たせたようです…どうか最後の教え子である、あの子たちが夜空の星のように輝きますように…)


1500年

 アーサー王を支える円卓の騎士の一人。

アーサー王を尊敬し、一介の騎士から側近にまで昇進した努力家

多くの者が王の誠実さに恐れをなしキャメロットを去る中、「王としての笑顔が見たい」と最期まで付き従った忠誠の騎士。

Fate/staynightの彼は騎士王の死に際の時、二度に亘って聖剣を還す事を躊躇い、三度目にやっと聖剣を湖に還した。

しかし、Fate/GrandOrderの彼は三度目ですら躊躇ってしまい、湖に聖剣を還さなかったため、王は神霊となり、消えてしまう。

それに気づいた彼は返し損ねた聖剣の加護で1500年もの間、王を探す旅に出た。(これにはロマニも「そんな惨い話があってたまるか」 「残酷にも程がある」と激高した)

1500年もの長い年月、ついに王と再開した彼の結末は……。

たとえ取り返しのつかない失敗をしたとしても、彼の見せた王への忠誠は、十分に称賛に値するだろう


「――見ているのですか、アーサー王。 夢の、続きを――」




上記のサーヴァントの他にも、民を愛し、国のために殉じたマリー・アントワネット(Fate)、厳しくも人を認め、ウルクを納めた賢王、ギルガメッシュ(キャスター)、暗殺者ながら優しき一面を持つ常識人、呪腕のハサン、仏法を尊び、常に他者を助けようとする玄奘三蔵(Fate)等、誇り高く高潔な意思を持つサーヴァントが多くいる。


クロスアンジュ天使と竜の輪舞

ここでクイズです!

アルゼナル・パラメイル第一中隊の隊員。隊の中では年少者でありながら、メイルライダーとして驚異的な腕前を持つエース。朗らかで明るい性格をしており、クイズを出しては勝手に友達認定するなど人懐っこい一面も持つ。


初対面時からアンジュに興味を抱き、一方的ながらも振り向かせようとする。やがてアンジュの心境の変化もあり、互いに歩み寄っていく事となる。

アンジュが脱走して帰還した後も特に態度を変えたりもせず唯一彼女の帰還を歓迎していた。中盤では共に本来の地球へワープした時もしばしの間行動を共にしたりしている。


パラメイル第一中隊メンバーの中で最初から最後までアンジュに好意的な態度だったのは、ヴィヴィアンだけだったりする。


エルシャさん~!

アルゼナル第一中隊の重砲兵。いつも微笑みを絶やさないおっとりとした性格の母性溢れる女性で、大人びた容姿をしている上にプロポーションもパラメイル第一中隊のメンバーで最も優れているが、最年長ながらも年齢は18歳と若い。年長者としての自覚からか、他のメンバーはよく「~ちゃん」付けで呼んでいる。

精神的にも成熟している為、いざこざを頻繁に起こしてしまう他の第一中隊員のフォローに回る事も多く、周囲から孤立しがちであったアンジュの事もヴィヴィアンと共に気に掛けており、その事もあってか部隊員の中ではヴィヴィアンと共に早めに打ち解けた(アンジュが脱走して帰還した後も特に怒りを向ける事もなく、せいぜい脱走した理由を詰問しただけで、然したる関係悪化に至らずに済んだ)。加えて幼年部のノーマ達から慕われており、エルシャも大切に想っている。


後に神聖ミスルギ皇国の襲撃で殺害された所をエンブリヲによって蘇生され、その恩義からエンブリヲ陣営に加わりアンジュ達かつての仲間達と敵対するが、決して「利己的な動機で従っている」ワケでなかったのも事実。やがて、今度はクリスの放った流れ弾が原因で死んでしまい、再度の蘇生をエンブリヲに拒否されたエルシャは、子供達の死を受け入れてアルゼナルに戻り、仲間達との和解を果たすことが出来た。


横山光輝による作品

元ネタは実在の人物。ドカベン山田太郎そっくりの角ばった顔と小さな目が特徴の青年。

玄徳(劉備)に心酔して阿斗を救うべく単騎がけをしたのを皮切りに、忠勇無双ぶりを示す場面は多い。


趙範の兄嫁を与えられそうになっても厳しく断るが、関羽張飛魏延などアクの強いメンツともフレンドリーに接する好人物。

南蛮の戦いで兀突骨と配下の兵士全員を焼死させた孔明を慰め、彼の大義を護り抜いた。


趙雲と同じく実在の人物がモデル。

大事な家畜を奪われて困っていたテムジン(王子時代のチンギス)と出会い、一緒に馬泥棒を懲らしめた少年。


「お礼をあげるよ」と言われても受け取らない、無欲で優しい性格。

非情と猜疑心に取りつかれていくチンギスにとっては唯一、タメ口で話せる親友だった。


中沢啓治による作品

物乞いで食糧泥棒を行うなど清廉とは程遠いが、殆どが家族や仲間を助ける為の行為であり、私利私欲の為では無い。

人の命を何とも思わない悪党には容赦ないパンチが炸裂する。


一方で林キヨ、吉田英三、朴さん、ノロのおじさん、天野星雅、校長先生、中尾重蔵など対立者が和解を求めると快く受け入れる寛大さがある。

彼らはその時点で何らかの罰を受けているか戦争・原爆の犠牲者である為、ゲンはそれを責められない。

彼が絶対に許さなかったのは改心しない卑劣漢や、を問わない戦時利得者だった。


一方、作者の思想である反米・左派を象徴するかのようにマッカーサー元帥天皇陛下への容赦ない批判が垣間見える。

その思考は左翼的であり、大局と伝統が見えていない部分もあるものの、そういった思想が起こった時代の人間として考えれば妥当と言えるだろう。


「ううう ち、ちくしょう 原爆のやろう ピカのやろう

 手でつかみ出せるなら おかあちゃんの体の中にしみこんだ

 ピカの放射能の毒を引っ張り出してたたき出してやりたいわい」


ゲンの年上の友人で姉のような存在。

被爆して焼け跡を歩いていた際にゲンと出会って仲良くなり、死んだ姉にそっくりな夏江を哀れんだゲンに諌められて自殺を思い留まる。


戦後、荒んでいたところをゲンと再会し、勝子と共に洋裁店を経営しようとするが、腸炎で死去。

ゲンに感化された人物だが、彼と異なり占領軍天皇陛下への批判は一切なく、ただ原爆と戦争を憎むのみで死んでいった。


ハチャメチャな正義感と強靭な生命力を誇る喫茶店を営む青年。

鉄拳キックばかりか数珠球に仕込んだ爆薬、そして強烈なオナラで悪党に立ち向かう。


どうしようもない男の見本だが、死んだお母さんに黄金の墓を建ててやろうと言う夢を持つ、親孝行で優しい男気に溢れる愛すべき馬鹿

中沢氏の作品・キャラにしては珍しく純粋なギャグ路線。


ディズニー作品

"アナグマ"ないしは"アライグマ"の神父

プリンス・ジョンに対抗するロビンの同志だが、滅多に武力行使に走らず話し合いで相手を改心させようとする穏健派。


一方でご飯がまずいと吐いたり、感情を高ぶらせて催し物の人形(プリンス・ジョン型)を壊す、容赦ない徴税を強いるシェリフ逆ギレして捕虜になるなど直情径行な一面を持つ人情味あるおじいちゃんキャラ。


アグラバーに暮らす貧乏な青年。

窃盗など反社会行為を行うものの、猿のアブーと共に戦利品を困っている人に惜しみなく与える心優しい性格。


その真っすぐな気性と優しさはヒロインのジャスミンを引き付けただけでなく、了見の狭かった王様サルタンヴィランズであるはずのイアーゴすらも改心せしめるほどである。


「僕を信じて!」

ジーニーに自由を!」


本名、メガラ。かつて自分の恋人が死に掛けたので、ハデスに魂を売って救おうとした。

だが、その恋人に裏切られてしまい、そのままハデスの配下になりながらも、男性不審になってしくまった。

川の番人ネッサスに仲間にさせようとしたが失敗して、ヘラクレスに救われる。


次第に純粋で誠実なヘラクレスの優しさに惹かれ、捕らわれたペガサスを救って、フィルをなんとか説得させたりする。

最後は力を失ったヘラクレスを庇って死んでしまうが、真の英雄で神になったヘラクレスによって生き返る事になった。


ディズニープリンセスでは珍しい「戦うヒロイン」としてのイメージが強いキャラクター。

ファ家の一人娘で、着飾るよりも草原を駆け抜けることが好きな男勝りで明るい少女。

足の悪い父に代わり、男装して従軍する。少年姿のときは「ピン」と名乗る。


元々資質があった為か、訓練でめざましい成長を遂げ、戦闘時には大活躍した。

正義感に溢れ、父親想いの優しい性格。


終盤、フン族の長シャン・ユーが皇帝のいる城に襲撃したときには戦争で戦った仲間たちと共に皇帝を救う。

対決でも扇子を使った攻撃で剣を奪い、ムーシュとの連携でシャン・ユーを撃退した。


真面目で頑固だが、心優しい妻子持ちの農夫。

わがままで人望のない国王クスコが、個人の為のリゾート施設を自分の村を取り壊して建てると知った時は強く反対した。

だが、クスコがラマに変えられた時は、リゾートを他所で作れと約束させながらも、一緒に行くことになった。

喧嘩ばかりだけど、ピンチの時は真剣に助けたり、落ち込んでラマとして生活しようとしたクスコを迎えに行ったりと、とても大きな心の持ち主。

続編の『クロンクのノリノリ大作戦』では、クロンクの為に自ら女装するという行為までやってのけた。


マッドハウス/スタジオ地図作品

向日葵が太陽へと伸びるように、

戦国時代から続く名家・「陣内家」の16代目当主。

90歳という高齢でありながら、老いをもろともしない昂然さと誇り高い精神を持つ性格で、教師時代に数多くの大物政治家官僚、現役警視総監などの要人を世に送り出しているゆえ幅広い人脈と国家を動かせるほどのカリスマ性を持っていることから、家族内外問わず数多くの人物から大いに慕われている。

ラブマシーンが世界規模の大混乱を起こした際には、持ち前の人脈と指導力をフル活用し各行政機関の要人に電話で状況改善を呼びかけ、事態の鎮静化に大きく貢献する。


しかしその翌日の早朝、持病の心臓病によって他界

それによって家族はバラバラとなり世界も再び混乱に陥るが、彼女が遺した遺書によって一家は再び一致団結しラブマシーンに立ち向かう。

そして彼らの活躍によってラブマシーンは倒され、晴れて世界は救われたのであった。


その高潔な精神と急事における行動力と抜群の指揮力、そしてその死後も人を動かし世界を救った影響力はまさしく人間の鑑である。


「これはあれだね、これはまるで敵に攻め込まれているみたいじゃないか」

「何千何万って人が困ってる、ここで頑張らないでいつ頑張るんだい!」

「諦めなさんな、諦めないことが肝心だよ。これはあんたにしか出来ないことなんだ。

 あんたなら出来る、出来るって。そうだよ、その意気だよ」

「まぁまずは落ち着きなさい、人間落ち着きが肝心だよ」

「もし辛い時や苦しい時があっても、いつもと変わらず家族揃ってご飯を食べること。

 一番いけないのは、お腹が空いていることと、独りでいることだから」

「私はあんたたちがいたおかげで、大変幸せでした」


熊徹

人間とは対を成す存在・バケモノの街【渋天街】に住む熊のバケモノで、街の長「宗師」の次期候補者。

しかし高い品性と素行といった徳の高さが求められる宗師の役職に反して、粗暴で自己中心的な性格であり日頃から周囲に横暴な態度で接していたことから、街の住人たちからは嫌われ当然ながら次期宗師候補者としての支持も皆無であった。


しかしある日ひょんなことから人間の子供・九太と出会い、彼を自らの弟子として育てる決意をしたことで大きな転機が訪れる。

当初は師事や指導の経験が皆無であったために九太に武術の具体的な説明ができず悩んでいたが、彼が自らの動きを真似したことによって次第に実力をつけてきたのを機に修行が軌道に乗り、その後も互いに切磋琢磨し合った結果、その成長ぶりが世間に認められ彼に対する次期宗師への支持の声も現れ始めた。


しかし九太と共に修行して9年が過ぎたある日、彼が人間界に関心を抱いていることを知りそれを追求した結果、九太に一人前と認めてもらえないと悟らせてしまい不和が生じ、彼から一方的に別れを切り出されてしまう。

そして傷心のまま次期宗師を正式に決定するための闘技試合を迎えることになり、自暴自棄から無茶な攻撃を敢行した結果、却って対戦相手である猪王山に追い詰められてしまう。しかしその時迷いを振り切った九太が突如試合会場に乱入し、彼を叱咤激励。それによって息を吹き返し猪王山と互角の熱戦を繰り広げた末遂に隙をついて渾身の右ストレートを猪王山の顔面に叩き込み彼をダウンさせ勝利をもぎ取り、宗師の座を掴み取ったのであった。


しかしその時、試合の結果を不服に思った猪王山の長男・一郎彦に背後から猪王山の剣を突き刺され重傷を負い昏倒。その後介抱を受けたのち目を覚ますと、九太が人間界で心の闇からくる強大な力を持ちながら暴走する一郎彦と戦っていることを知ると、すぐさまそれまでの宗師のもとに歩み寄り、九太を救うために自らを神に転生させることを要求。

そして大太刀の姿をした付喪神に姿を変えると九太の前に現れ彼と一体化し、二人の連携プレーで狂暴化した一郎彦の闇を祓い彼を沈静化させた。

その後九太が渋天街を去り、人間界で新たな目標を目指して懸命になる姿を、彼の胸の中からいつまでも見守り続けるのであった。


最初は自己中心的で粗暴で嫌われ者の彼であったが、九太と出会い彼と切磋琢磨し合うことによって次第に己の生き甲斐を見出し、彼と育まれた絆によって困難を次々と乗り越えていった様は、努力と絆の大切さを印象付けている。


「おめぇ…俺と一緒にくるか?」

「何泣いてんだ馬鹿野郎!メソメソしてる奴は嫌いなんだよ!!」

「九太は…一人前のつもりでいるが…誰かの助けが必要なんだ…俺は半端者の馬鹿野郎だが…それでもあいつの役に立ってやるんだ…あいつん中の足りねえものを…俺が埋めてやるんだ…それが…それが…半端者の俺に出来るたった一つのことなんだよ!!!」


スタジオジブリ作品

蝦夷(エミシ)の末裔の住む隠れ里出身の青年。

冒頭ヤックルと共に村を襲ったタタリ神を鎮めようとするも手遅れだったためにやむなく撃退した際に呪いを受け、掟に従い村を離れさすらいの身となる。

呪いの力のせいで人を殺めてしまう事(一度のみ罪のない村人を救うため、それ以降は正当防衛で殺意などから殺めたことは一度もない)に苦悩しながら旅を続け、立ち寄ったタタラ場にてシシ神の森を切り開くエボシ御前とその森を守る為彼女と戦うサンモロの一族に、人と森がともに生きるよう呼びかけ、決してどちらかを贔屓するようなことはしなかった。


終盤首を失い暴走するシシ神を鎮めるため、首を取り戻そうとサンと共に奮闘した。

その際モロの最期の一撃により右腕を失ったエボシを助けており、彼女が改心するきっかけになった。

人間と対立するサンが唯一心を許した人間でもあり彼女に失われていた人間らしい心を蘇らせた人間でもある。


「生きろ…そなたは美しい

「モロ。森と人が争わずにすむ道はないのか。本当にもう止められないのか…」

「アシタカは好きだ。でも人間を許すことはできない…」

 (シシ神の首を取り戻すため自分と共に奮闘したアシタカを見たサンのセリフ)


子供座り

引っ越しの途中、両親と共に異世界に迷い込んだ少女。

臆病でわがままなところはあるものの、正義感は人一倍強い。


異世界の温泉街にて居酒屋で無断で飲食した両親が豚にされ自身も消えそうになり絶望してたところハクに助けられた。

その後両親を救うため、銭湯「油屋」で働くべく湯婆婆と契約し、名を奪われ「千」と命名され、油屋で働く事となる。

人間であるのを理由に他の従業員からいびられ、「オクサレ様」と言われる程の客を押し付けられるも、決して屈することなく働き続け、オクサレ様だと思われていた河の神から大量の砂金がもたらされた事により湯婆婆から大いに評価される。


その後、傷ついたハクを救うべく奔走したり、帰るべき所のなく寂しい思いをしているカオナシに手を差し伸べたり、の成長に一役買うなど母性を見せた。

更にハクの本当の名に気づき、ハクの本当の名を取り戻させた。


さらにその後、湯婆婆との賭けに勝ち、両親を助け元の世界に帰っていった。

本作の音楽を担当した久石譲氏は「宮崎駿監督の映画で「一番好きなキャラは千尋」とコメントしている。


「ハクは私を助けてくれたの。私、ハクを助けたい。」


アニメ版星のカービィ

プププランドの大臣パームの娘。

性格は真面目、常識人、頭脳明晰で村人からの信頼も厚い。

メインヒロインだが、本作のカービィは言葉が話せない為、ストーリー面での事実上の主人公となる。


最初期の「生意気なフーム」というイメージとは異なり、口先だけの人物ではなくカービィの為に危険を冒してまで積極的に行動をする。

そのことからカービィからの信頼が厚く、カービィの力の源ワープスターを呼ぶことができる。


普段はデデデ大王エスカルゴンと対立しているが、時として彼らに手を差し伸べる事もある。

また、本当はジムコリート卿の子孫ではないトッコリの名誉を守る為に彼女の望むところでない歴史の捏造を行うなど情けを優先する。


なお、彼女の弟のブンはやんちゃかつイタズラ好きで、デデデ大王の悪巧みに利用されるのだが、カワサキ憎悪の日の悪巧みに乗らないなど彼も彼なりに成長しているのはフームの弟たる所以か?


「カービィ、吸い込みよ!」

「来て、ワープスター!」


魔獣教師3に出てきた、デデデ帝国大学付属小学校にやって来た契約魔獣の魔獣教師。

本当に大事なことを教えられる教師になるために、自らエリートコースへの道を捨てたものの教師としての仕事は見つからず、やむを得ずホーリーナイトメア社と契約を交わし、劇中で学校キットが送られてきたのと同時期にププビレッジにやって来たと言う経歴を持つ。

教育熱心で、教師としての能力はとても優秀で、性格も優しく辛抱強く、教師の鑑とも言える人物で、デデデ大王とエスカルゴンですら礼儀正しい生徒にしようとするほど、その為、フームからも尊敬されていた。

彼は生徒達との授業を重ねていくうちに悪事を働く気にならずに、最終的にナイトメア社を裏切り、ナイトメア社の手から逃れる為ププビレッジを去った。

「始まったばかりですよ。いつかデデデ君も礼儀正しい生徒になります。」

「子供が好きなんだ。恵まれない環境でこそ、教育が必要だと思う」


アカメが斬る!

ache

重税に苦しむ故郷の貧村を救おうと一旗揚げるべく帝都に出稼ぎにきた少年剣士で、潜在能力自体は天賦のものを備えている。

何かと年上の女性に受けが良く、各陣営に最低一人は彼に興味を抱く女性がいるのも特徴。

紆余曲折を経て殺し屋集団ナイトレイドに加わり、物語当初は自分の故郷を救うことしか頭になかったが、弱者の晴らせぬ恨みを晴らしながら、次々に散っていく仲間たちの遺志を受け継ぎ、全国民の幸せを願う憂国の戦士へと成長していく。


原作ではある理由から徐々に肉体と精神が蝕まれていくリスクに見舞われながら、それでも人々の為に自らを省みず命を燃やして戦い続けた。

アニメ版では死亡し、そして原作では…。


因みにその後の流れこそ異なるが、原作・アニメ版共に致命傷を負う原因はいずれも巨大兵器から身を挺して市民を守り抜いた結果である。


「だけどもう…今度こそ死なせやしねぇ!」

(ごめん…体がどうしても動いちまった…でも俺、帰るから…お前のもとに…帰るから…)

「手前ぇは止める…絶対に…!」


マインちゃん

殺し屋集団ナイトレイドの一員で、本作の事実上のヒロイン。

チーム唯一の遠距離戦を担当する狙撃手で、かつては異民族とのハーフとして差別され続けた悲惨な幼少時代を送ってきた。


口は悪く態度も捻くれて何かとタツミに対して高圧的に振る舞うが、孤独な人生を送っていた反動もあり本質は非常に仲間想い。

革命の功労者として「勝ち組になる」と自分本位を豪語していても、戦う本当の理由は自分のように差別に苦しむ子供が幸せに暮らせる世界を作る為。

あらゆる意味で宿敵といえるエスデスとは対照的に、自分が虐げられても決して虐げる側には回ろうとしなかった

愛する者を救う為にたった一人で絶望的な逆境に乗り込む勇気、力無き子供たちの為に戦う優しさ、精神力は使用武器の歴代所有者でも最強、絶対的な死地でも生還を諦めない覚悟など、紛れもない黄金の精神の持ち主。


アニメ版では命を落としてしまうが、原作では(途中で戦線離脱を余儀なくされたものの)全メインキャラクターの中で唯一傷一つない完全に無事な結末を迎えた。

差別を失くそうと抗い続けた長い戦いの果てに、最終的にその愛は種族の壁すら容易く超え、当初の「勝ち組になる」という理想以上のささやかな幸せを掴む事になった。


「ピンチの時ほどアタシは強い!」

「ふざけんな…!何が何でもアタシ達は帰るのよ…!」

「バカバカ無理ばっかしても~!」※この何の変哲もない台詞を言っている相手が重要


LOSTSONG

  • リン

本作の主人公の1人。傷を治す癒しの力を持つ歌を歌える少女で、王都の楽団に入るのが夢。

宿にいちゃもんをつけるポニーの揉め事を治める為に、公衆の場で歌を共に披露したり、母親の治療費の為に律動士をしていたアリュー・モニカ姉妹の為に、癒しの歌で彼女達の母親の目を治したりする程の優しい女の子。

歌の力を知ったバズラの暴挙により、故郷のダンデラ村を焼き払われてしまった。

そしてヘンリーからフィーニスの存在を聞き、共に救うべく行動を開始。後に灰の街にあった「始まりの歴史」のヘンリーの剣に宿っていた黒い瘴気の歌の中の星の記憶を覗いた事で、フィーニスの6万年分の過去の記憶と共に、自分はフィーニスが希望と共に捨てた癒しの歌の化身であった事、養祖父の抱いていた優しさと決意、彼女の歌の中にあった「助けて」の本音、フィーニスの心に自身の歌が届いた時に自分は消滅する事を知る事に。

そして迎えた星歌祭にて自身の必死の説得の末、フィーニスとの癒しの歌と終滅の歌のデュエットを歌った事によって世界の崩壊を回避し、それを見届けた後に光となって消滅を迎えた。


『歌はいつか歌い終わるの。その人の心に届いた時が歌にとっての役割を終えて消える時…私はフィーニスのために歌われた歌…だからきっと…でも平気。だってさ、その時はきっと私の大好きなみんなを助けられるから』


  • アル

リンと一緒に育った発明好きの少年。 王都の科学者になることが夢。 手先が器用で様々な発明をするが、失敗も多い。 何かと理詰めの言動が多く、どんな場面でも自分の知識を使って解説したがる

ダンデラ村が焼かれてリンと共に軍に追われる立場になった際、自らの発明と機転で窮地を乗り切ろうとする胆力がある。

Dr.ヴァイゼンからも、リンの歌で沈んだ施設を浮上させて貰った恩義と彼の技術の将来性、そしてリンに背中を押してもらった事で彼への弟子入りを果たす。その事で技術力も反響装置のジェットパックと小型飛行艇を開発する程に向上する事に。

元々発明を行っていたのは、ただリンの笑顔が見たいという理由であり、それを聞いたヘンリーから励まされた事で吹っ切れた。

そして最終決戦にて、新型歌奏兵器を出してきたバズラにヘンリー達と立ち向かい、自身の機転と運によってヘンリーに勝機を与え、共に祖父と姉の仇を討ち取った。そしてリンの消滅を涙と共に見届ける事に。

そして遂に、王都の最年少科学者になり夢を叶える事に。更に、1年後にリンが消滅した場所からリンの歌が聞こえた事で、彼女と再会出来る日を信じて待ち続ける事を誓った。


『リン…僕は…リンのこと…リンのこと信じてますから』

『やらなきゃ明日は来ないんですよ!僕はリンに約束してきました。だから絶対やり遂げます!やり遂げるんです!』


  • ヘンリー・レオボルド

代々名家として誉れ高いレオボルト家の騎士。 剣術大会で優勝するほどの腕の持ち主だが、争いごとは好まない優しい性格。 奇跡の力を持つ歌姫ことフィーニスを戦争の道具にしようとしている王都軍に反対し、孤独な戦いを挑む。

「始まりの歴史」では、フィーニスを刺客から守った功績によって一時期彼女の守護騎士に任命され、彼女と思いを寄せるが、ルードの策略で守護騎士の任を外され、戦争の前線に立たされることに。傭兵団に「頭」と呼ばれるほどに忠誠を誓われる事になった。

コルテの案で、フィーニスと共に逃げようとしたが、ルードに勘付かれた事でコルテと傭兵団を殺され、自身も敵兵の捕虜を装われた事で、フィーニスの炎の歌で生きたまま火葬されてしまった。

上記の出来事の後に起きる歴史のループで出てくるヘンリーも、フィーニスからも「結局は別人」と認識されてる関係上、彼女の虚しさを癒す事は出来ずにいた。

そして迎えた「6万年後の歴史」では、「始まりの歴史」と同じ正義感で騎士を務めていて、同じように傭兵団に慕われ、フィーニスを救い、王都の腐敗を正すために戦っている。

バズラと戦って右足が凍らされた際に、偶然リンとアルが通りすがり、彼女に足を治してもらった事で、リンの存在がバズラに知られてしまい、共に関所で投獄された際に、2人にダンデラ村を焼き払われた件を謝罪。リン達にフィーニスの存在を教え、共に脱獄。彼女達の脱走を援護して先に向かわせた。そして灰の街でリンを助けたい一心で手に取った「始まりの歴史」の自分の剣と合わせた二刀流でバズラを圧倒。彼が反響装置のボウガンを取り出してきた為に身動きが取れなくなった時、反響装置のジェットパックで飛行してきたアルの奇襲でリンが救われ、その隙に撤退する事に。

最終決戦で、アル達の作った小型飛行艇で王都に戦いを挑む事に。新型歌奏兵器を出してきたバズラに戦いを挑み、アルの運による機転よって遂にバズラを討ち果たした。

そして王都の新将軍になり、第1王女「アレア・ゴルト」ことポニーを新女王に迎えた。


ジュエルペットシリーズ

ジュエリーナ様

人間を好み、人間の負の感情からバッデストが生み出された事に心を痛みながら本にバッデストを封印する。そのためフェアリーナ達を心配している。

桜あかりの活躍によりアルマのバッデストが無くなってからも幸せの花を見つかる事は出来ず、ルビーは幸せの花を探す事に専念し、ルビー・ダイアナオパールエンジェラ・泉のドラゴンとともに幸せの花探しの旅に出た。

本シリーズの中で最もジュエルランドの女王の威厳が高い。


「愛おしい人間達、夢と希望にあふれて生きている。」

「貴方達は宝石の瞳をもつジュエルペット。人間を愛する為に生まれました。さぁ、魔法を学んで人間達を幸せにするのです。」


リルリルフェアリルシリーズ

  • りっぷ(リルリルフェアリル妖精のドア・魔法の鏡)

世代を問わずあらゆるフェアリルと交流を楽しんでいる。

ぼっくり先生おまつさんといったレジェンドフェアリル達からデトワル・ビジューをもらっている。

花村望を慕っており、人間界(ビッグヒューマル)では自らフェアドルと称してアイドルで活動する。


でんぢゃらすじーさん

ワシがメタルポーズを決めるのじゃ!!

良くも悪くも孫(洋助)達に危険を教えたり教えなかったりしている。

普段は自身が起こす騒動に孫を巻き込むなど危険な目にあわせることも多いが、孫が危ない目にあったらすぐに駆けつける。

大長編ではお友だち軍団とともに巨大な悪に立ち向かい、長い人生を歩んだ経験からか登場するキャラクターに人生で大切な事を教え諭す事が多い。

「他人に頼るなっ!お前が前を向いて!お前が立ち上がって!お前が戦え!」

「お金はな、お金よりも大切なものを守るためにあるんだよ。」

「タンポポは、ふまれてもふまれても、力強く生きている…強く生きろ。タンポポのように…!」


グランベルム

  • 小日向 満月

本作の主人公。女子高校生 。運動も勉強も苦手であり、「私には何も無い」という思いから、クラスメイトのために多くの弁当を作ったり、雑用も率先して行っている。心の底では「自分を認めて欲しい」と願っており、グランベルムを知ってアルマノクスホワイトリリーを手に入れたことで、グランベルムへの参加を決める。もっとも、きちんとした目的を持つ他の参加者と違い、目的らしい目的がないまま参加した自分に悩む様子も見せる。

魔術師の家系出身でもないのにグランベルムに参戦でき、魔術で記憶も消せないことを新月から疑問に思われており、魔術師を感知できる九音からも「不思議な感触がする」と述べられている。初戦以降は新月と共に行動し、寧々との戦いでは一時的に覚醒してジーグァンロンを撃破した。アンナの敗北後は新月にもう一度参加を辞めるべきだと言われるも、自分は「何も無い」を背負っており、それをなんとかしたくて戦ってきたのだから、今後も新月と一緒に戦いたいと改めて述べた。

第10話において、満月の正体は人間ではなく「人形」だったという真実が判明する。新月の想いにマギアコナコスが応えて生み出され、感情・記憶すらもマギアコナトスに作られたもので、アルマノクスに乗れた訳や「自分には何も無い」ということも、全ては人形だからであった。当然、家族自体も仮初めであり、正体発覚後は希望や母にすら認識され無くなり、自分の姿がガラスや鏡にも映らない存在と知り、深い絶望に襲われる。また、寧々からは今後魔力の供給を受けられなければ、存在を維持できなくなると告げられた。

自分の生存を望めば新月の願いと矛盾が生じることに気づき、またクラスメイトから自身の記憶が完全に消えてしまった訳ではなく、自分には何も無い訳ではなかったことを見い出す。人形でありながら五感が備わり、今を生きていることを実感し、自分の命が助かる方法を新月に伝えず、たとえ存在が消えても新月の願いを叶えることを優先したいと決断。彼女へ魔力を世界から無くして欲しいと切望した。水晶との決戦では、自分は新月の想いの結晶で人形などではない、私は折れないという信念からセラドアノクターンと激闘を繰り広げるも、最後は水晶の攻撃から新月を守って敗北し、その身を散らせた。

しかし、その後も思念体の幻影として水晶と戦う新月をサポートし続け、新型アルマノクスであるヴィオラカッツェFFを誕生させ、セラドアノクターンの撃破に貢献する。願いを叶える寸前で水晶の言葉に立ち止まった新月には、迷わないよう助言を行った。新月からは、満月はもう人形ではなく自我を持った友達だとの言葉を送られた。

そんな彼女の心の在り方は、これまでの魔術師の中で最も人間らしい成長を遂げており、人間として輝かしい精神を育む事となった。


「星が綺麗。満月がなくなって、新月になる。夜空を照らしていた真っ白な光がなくなると真っ暗闇になるような気がするけど、そうじゃない。星はある。新月だから見える星、満月だった時には見えなかった星が…だから、満月がなくてもきっと大丈夫」

「迷っちゃダメだよ。ちゃんと魔力を失くして、ここに戻ってきてね。そしたらきっと、世界はもっと綺麗だって分かる。新月ちゃんが願っていた世界が待ってる。一緒に見ているよ。姿は失くなっちゃうかもしれないけど…だって、私は新月ちゃんの心だもん」

「私は…新月ちゃんの想いの結晶なんだよ。新月ちゃんの悲しみ、苦しみ、願いが詰まった結晶なんだよ!だから…私は折れない。新月ちゃんの心が折れないように!」

「迷っちゃダメだよ。新月ちゃん、言ってたでしょ。私は新月ちゃんの中にいるって。新月ちゃんから生まれてきたんだって。私の夢も希望も…言葉も想いも全部…新月ちゃんのものなんだよ。私が見ていた未来は新月ちゃんのものなんだよ!」


  • 新月=エルネスタ=深海

ドイツからの帰国子女。日本に住んでいた期間が短く、満月の高校への転校時にはランドセルを背負って登校するなど、一般常識に欠けていた。魔術師として優秀な能力を有する反面、料理の腕は不器用。グランベルムの場に現れた満月と知り合い、自身の知る情報を教える。グランベルムに参加したいという満月には一度はそれを辞めるように忠告したが、彼女の意思が固いことを知ると参加を認め、アルマノクスの操縦法などを指導する。自身の目的は全ての魔力と魔術師の存在を世界から消す事

幼少時にはアンナたちと親しかったが、彼女の能力の無さを見抜いて自ら関係を絶ち、フーゴ家からの養子要請も断り続けていた。アンナには負い目を感じていたものの、自身の優秀さから「あなたでは私に勝てない」と神経を逆撫でするような言葉を吐いたり、グランベルムの対アンナ戦では毎回手を抜き、彼女が誰かに倒されることを願うといった、上から目線的な無自覚さも持つ。

残りの参加者が自分と満月、九音、水晶のみとなった際に寧々から満月が人間ではなく「人形」であったという驚愕の事実を教えられる。そして水晶から満月は新月自身が作り出した存在(正確には、新月の孤独や絶望といった心にマギアコナトスが反応し、満月が生み出された)で、新月は魔力に愛されているが故に、プリンセプスの魔術師候補としてグランベルムを勝ち抜くことをマギアコナトスに期待されているのだという話を聞かされ、更なる衝撃を受ける。

昔から手作りの人形を大事にしており、心の弱さから自分だけの動いたり心を持つ人形を作りたかったこと、それを自覚した時に魔力なんてない方が良いという結論に達していた。存在が消えてしまうかもしれない満月について苦悩するが、満月からは「新月が迷わないよう、魔力を無くして願いを叶えて欲しい、自分は新月の心だから」と説得を受け、満月と共に最後の戦いに挑む。水晶との決戦では、一旦は敗北しそうになるがジーグァンロンの光学迷彩機能を使ってその場を離脱する。しかし、身を挺して自身を庇った満月が水晶の手によって消滅することとなってしまった。

水晶の猛攻に苦戦の末、思念体となった満月の手助けで乗機、ヴィオラカッツェがヴィオラカッツェFFへと変化。水晶を倒すことに成功する。マギアコナトスの元では、魔力を消すと満月のように存在が不確かになるという幻影の水晶の言葉に戸惑うも、後悔はしないと忠告を振り切り、ついに願いを叶えた。その結果、他人からは認識されづらくなったが、新月のクラスに新しい転校生がやって来た場面で物語の幕は閉じる。

様々な経験を経て、自らの在り方を見出し、認識されなくなる恐怖を乗り越え、絶望のルールを消滅させた彼女は、満月以上に主人公らしかった。


「人形じゃない。満月が…私の心に反応して生まれた人形だというのなら…それは私の心の叫びだ…揺るぎない決意だ!迷うことなき選択だ!私は…魔力を失くす!プリンセプスの魔術師となってマギアコナトスに封印された全ての魔力を…未来永劫消し去る!」

「私も含め、人は愚かですから。同じ過ちを何度も繰り返し…分かっているのに道を踏み外す。でも…それでも学ぶことを知っていると私は思います。少しずつ成長していけると信じています」


テラフォーマーズ

鬼塚慶次

宇宙艦アネックス1号日米合同第一班班員。


作中屈指の男の中の男であり、病気の母のためにボクシングを始め、地道に努力を続けチャンピオンになるも網膜剝離を発症し引退を余儀なくされる。


その後、目の治療のために背負った借金の返済ともう一度故郷の島を見たいという思いから「目のいい生物をベースにすること」を条件に計画に参加。


一人で戦っていたボクサー時代とは違い火星でできた仲間を守るためにたとえ絶望的な状況に陥っても諦めずにテラフォーマーに立ち向かい、アネックス本艦奪還作戦では第四班西春麗と戦闘になるも「女は殴らない」という信念を貫き、防戦一方になるも彼女の心を動かし、ラーテル型テラフォーマーを協力して撃退した。


最終的には生き残り地球に帰還、一警護に加入し地球に侵入していたテラフォーマーと戦っている。

「今、オレがお前に拳を向ける動機は二つ。一つは出来たばかりの素敵な友達を護るためで――もう一つは只の…変えられない俺の習慣(いきかた)だ。覚悟しろ」

「ボクサーだからじゃあない、”男だから”だ」

「今は違う、後ろには君がいる」


アレキサンダー先輩

アネックス一号第3班(ロシア班)の班員で班長であるシルヴェスター・アシモフの義理の息子。


A.E.ウイルスに感染した妻、ジーナのために計画に参加。


アネックス本艦奪還作戦では仲間を守るため、ワクチンをいち早く完成させるために撤退命令を無視して単身第四班に占拠されたアネックス1号に乗り込み、班員との激闘の末に変身薬の過剰摂取により死亡、彼もまた最後まで家族と仲間のために命を捨ててまで戦い続けた作中屈指の男の中の男の一人でもある。

「許してくれ…義父」

「オレが只オレの家族を・・・守るためだ・・・!!!」


アドルフさん

火星のテラフォーマーの捕獲・殲滅を目的とする、宇宙艦アネックス1号の乗組員幹部の一人。

手術ベースはデンキウナギで、幼少の実験で口元に火傷の痕ができたので隠している。


一見無愛想に見えるが、本当は心優しい性格。

しかし死別の悲しみを負うことを避けるために、普段は周囲に対し淡泊で冷酷な態度をとったりしているが、他の乗組員はすでに理解されていた。


テラフォーマーによって心配停止の重傷を負ったが、そんな自分を守ってくれる部下を見て自らの心臓に電気ショックで復活する。

しかし最後は激闘の末に死亡したが、体内の起爆装置によるテラフォーマーもろとも大爆発するのだった。


「どんなに恐くても、それを知ろうとする事は大切だ。

 オレたち人間にたった一つ生まれ持った武器があるとしたら…

 死ぬ間際だけでなく、事前に恐怖を感じ、自覚し、対処し、『作戦を立てられる』能力だ。」

「人間はな、弱いんだよ。」




その他ロボット系作品

祖父より「神にも悪魔にもなれる力」…スーパーロボット「マジンガーZ」を託された少年。

義理人情に厚き正義の心を持つ熱血漢であり、平和を脅かすあらゆる敵と戦い続ける、元祖スーパーロボット乗り主人公。


マジンガーシリーズの世界は様々に存在するが、どの世界の甲児にも、強く熱き「鋼の魂」が宿っている。


海と大地の狭間にある世界「バイストン・ウェルに存在する国家の一つ「ナの国」の女王。


女王としての聡明さと気高さ、美しき心を併せ持つ「聖少女」で、バイストン・ウェルから地上界に至るまで反ドレイク軍の旗頭として戦い続け、最期は全ての戦いの禍根を断つべく、自らの命を賭してオーラ力を解放し、「浄化」により戦いを終焉へと導いた。


アイアンリーグのチームの一つ「シルバーキャッスル」の選手であるアイアンリーガー。

気高きフェアプレー精神と熱き魂を以って仲間達と共にアイアンリーグを戦い抜き、自身の熱くそして巧みな説得によって次々と敵対するリーガー達も善側へと導いていく。


その正々堂々とした熱き魂と、仲間やライバル達と育んだ絆は、ラフプレーが横行し荒廃したアイアンリーグに変革を齎すと共に、自身の過去を狂わせ、アイアンリーグを荒廃させた元凶の一人であるダークスポーツ財団のオーナー、ギロチをも改心させるまでに至った。


ロックバンド「FIRE BOMBER」のボーカル兼ギターを担当する青年。

「歌」に自身の全てをかけており、誰よりも「歌」を強く愛する人物で、自身の想いの赴くがまま、戦場であろうと歌い続けた。


その命をも張った「歌」への純粋で熱く直向な想いはやがて当初はバサラを疎んじていたガムリンをはじめとした多くの人を惹き付け、遂には「歌」を通じてプロトデビルンとも和解を果たす等、歌で銀河を奮わせる奇跡を起こした。


「俺の歌を聴けぇぇぇぇぇっ!!」


マキナの一体「ラインバレル」のファクターとなった少年。

幼き頃から「正義の味方」に憧れており、ファクターとなった当初は力に溺れ増長している面もあったが、幾多の戦いや多くの人々との関わりを通して本当に「正義の味方」として大切な事を学び成長していき、遂にはラインバレルと同一化し、「真の正義の味方」となった。


天元突破 グレンラガン

穴掘りが得意な少年。

物語当初は気弱な性格で未熟な面も目立ったが、「兄貴」と慕っていたカミナとの死別、最愛の人となる少女、ニアとの出会い等を経て大きく成長し、大グレン団のリーダーとなり地上を支配していた螺旋王ロージェノムを打ち破る。


数年後には亡きカミナにも負けない漢に成長し、最大の敵であるアンチスパイラルとの死闘をも制し、螺旋族の新しい道を切り拓くと共に、一人何処へと去っていった。


「俺を誰だと思っている?カミナの兄貴じゃない!俺は俺だ!穴掘りシモンだ!!」

「命令じゃない。提案だ」

「当然だ。人類は、そんなに愚かじゃない!」


主人公のレドの愛機であるマシンキャリバー。

人類銀河同盟が開発した一介の量産機だが、パイロット支援啓発インターフェイスシステムを搭載しているが為、自立起動・思考を行うことができ、自分自身の意思を持つ。


共に地球のガルガンティア船団に漂着したレドを様々な面で助けながら船団の人々とも共に日々を過ごし、最期は地球人類を啓発の元に支配しようとするストライカーを否定し、船団を守るために死を受け入れようとしたレドを強制脱出させると自身はストライカーと共に散った。


「私は、パイロット支援啓発システム。

 あなたがより多くの成果を獲得することで存在意義を達成する。

 この空と海のすべてがあなたに可能性をもたらすだろう。

 生存せよ。探求せよ。その命に最大の成果を期待する。」


ディーヴァのオペレーター。その理由は創声力が無いためである。

しかし、土聞努虫が自らの命と引き換えに自分たちを守ったことから、彼の遺志を継いでベクター肆号機を操縦。

彼に励まされたこともあり、見事に乗りこなすことができた。


無力だと分かっていたとしても人々のために頑張る点は、前述の無免ライダー夏目出穂と共通する。


「私は岩上笑子…努虫さんの取り戻してくれた…笑いの女です!」


ハヤトきゅん

新幹線大好きな鉄オタ小学生でシンカリオンの運転士、好きなことに一直線で大抵のことを新幹線に例えるほど新幹線が大好き。

自分が大好きなものがあるからこそ、他人を否定したり趣味を押し付けることはせず、むしろ相手の趣味や気持ちを肯定し理解する寛容な精神と相手と徹底的に対話するまっすぐな気持ちを持つ。これは幼馴染フタバさん等にも認められている。

この接し方により、他の運転士やキトラルザスに大きな影響を与え、彼ら自身を成長や改心するきっかけを作っている。

自分と相手を理解し合いながら互いに進化(シンカ)する、本作の主人公として相応しいともいえる。


「オレは時間と言った事は守る男だからね!」

「新幹線が好きな奴に悪い奴はいない。」

「新幹線好きな人に…シンカリオンが好きな人に悪い奴はいない…でも、それを馬鹿にする奴は絶対に許さない!」(好きを否定するカイレンに対してのハヤトの回答)


その他SF作品

お昼寝ヤン・ウェンリー提督

自由惑星同盟の軍人にして同サイドの主人公。

ものぐさな性格で戦争よりも歴史研究が好きな人物であるが、歴史から学んだ類稀なる才覚を発揮してイゼルローン要塞の司令官となった元帥である。

自身も軍人であるが民主主義をこよなく愛し、また自分自身が政治権力を有する事も軍人が市民を支配する事も好まない『シビリアン・コントロール(文民統制)』を体現した人物と言える。


気に入らない人間には歯に衣着せぬ毒舌家であり、殊更故国の権力者たちに対しては「安全な場所で戦争を賛美して市民を戦争に駆り出している」と強く非難している。

但し軍や権力者を嫌悪しつつも尊敬に足る人物には敵味方を問わず敬意を表するといった公正な一面を持ち、彼等への礼節は決して忘れていない。

また、自身の数多の欠点を理解しており、それを補ってくれる部下達を強く信頼していた。

このため数多の部下に恵まれ、ヤンのカリスマを頼ってイゼルローンに集った軍人たちも少なくない。


後にテロに斃れたものの、死後も共和主義者の英雄として祭り上げられ、その志は彼の後継者となったユリアンらイゼルローン共和政府の面々に引き継がれてゆくことになる。


「我々は軍人だ。そして民主共和政体とは、しばしば銃口から生まれる。

 軍事力は民主政治を産み落としながら、その功績を誇ることは許されない。

 それは不公正なことではない。

 なぜなら民主主義とは力を持ったものの自制にこそ神髄があるからだ。

 強者の自制を法律と機構によって制度化したのが民主主義なのだ。

 そして軍隊が自制しなければ、誰にも自制の必要などない」

「軍隊というのは道具にすぎない それも ない方がいい道具だ

 そのことを覚えておいて その上で なるべく無害な道具になれるといいね」


ディアネイラ

ユーノス王家の若き王女。

非常に聡明で心優しく、慈愛に満ちた性格の少女で、数多くの人々から慕われており、生まれながらにスターウェーの真理を理解している全宇宙で唯一人の人物。

アルゴノートのクルー、そして鉄の種族=人類の最後の希望である5人目のノドス、エイジと共に宇宙を旅し、鉄の種族を救うべく宇宙の大半を支配する銀の種族との避けられぬ戦いに身を投じる。


ノドスであるエイジを得た事で兄達を筆頭とする鉄の種族の軍勢と銀の種族の戦いが苛烈を極める中、エイジやアルゴノートのクルーをはじめとした、志を共にする人々と共に、平和的解決手段を模索し続けた。

エイジとの間にも強い絆を育み、エイジがその身に宿すベルクロスの狂乱も命がけで止めた。


やがて銀の種族の女性であるプロメ・オーとの対話、全ての始まりの地である惑星エリュシオンでの最後の戦いを経て、銀の種族との完全和解を果たし、最終的には別の宇宙へと旅立った黄金の種族や銀の種族の意志を継ぎ、全宇宙に平和を齎すと共に、全宇宙の唯一無二の指導者となった。


シンフォギア一挙お疲れさまでした

聖遺物「ガングニール」の装者となった少女。

過去の災厄を生き延びたがために心無い人間達からの悪意に満ちた理不尽な迫害に曝され心身を踏み躙られたという悲惨な過去を経験しているが、自分を救ってくれたの言葉を糧に強く生き、奏の後を継ぐようにガングニールの装者となる。


非常に強い正義感と他者を助けようとする想いを持つと共に、歪とも言えるほどの強い自己犠牲精神の持ち主であり、過去のトラウマ故に精神的に追い詰められる事も少なくないが、親友である未来にも支えられながらも絶対に諦めないで、正義と絆を信じて立ち上がり、憧れの先輩や元々は敵対していた仲間達とも絆を育み、世界の危機を幾度も救うと共に、一度は家族を捨てたとの絆を取り戻し、私怨で自分をどこまでも憎悪、否定し悪意をぶつけてきた敵の命をも救った。


その他漫画作品(原作)

わかりやすい悪人と、それを主人公が成敗していく漫画が多い平松伸二作品においては、最も強い黄金の精神を持つ男。

ある出来事からブラック・エンジェルズの一員となるも、中盤で敵の凶弾を受け立ったまま絶命してしまう…


…と思いきや、続編である『マーダーライセンス牙&ブラック・エンジェルズ』にて、まるで不死鳥の如く奇跡の復活を遂げ、その後のスピンオフ作品でも大暴れしまくる。


「このド外道がああああああああ!!」

「いんだよ、細けえ事は!」


レトロゲーム大好き

拳法道場を営む格闘家の息子。

様々な事情で困っている他人の為なら自分がファミコン勝負を通じてどうなっても構わないという、自己犠牲の精神を持つ。


そして劇中ではボロボロの体になりながらも最終的に敵に打ち勝つ。

さらに盲目の人のために目隠ししてゲームをプレイしたりといった活躍を見せる一面を持つ。

「おれは…おれは…負けるわけにはいかねえんだーっ!!」


いたがきそおり

本作における内閣総理大臣。主人公・木葉優児の父親でもある。

国民の生活を大事にしており、曲がったことが大嫌い。

特に職権を乱用して我欲の限りを尽くす政治家に対しては、鉄拳制裁をくらわすことも。

本作の最初の大敵である九鬼容堂とは古く昔から因縁があり、彼の独善的な思想には物凄く批判的で、堂々と糾弾している。


本作終了後の続編等では総理をやめた後も曲がったことが大嫌いなのは健在である。


「大馬鹿者があああああああああああ!!」


~♪

城岩中学校3年B組の生徒であったが、他のクラスメートと共に国家主催のデスゲーム『プログラム』に参加させられる。

性格は誰でも信じようとする博愛主義的なところがあり(例外は北野、日下を容赦なく殺害した桐山と、全ての元凶である嘉門くらいである)、プログラムでも相手を傷つけず積極的に対話し続けている。

また、作中の人物の中でも正義感が一際強く、目の前で理不尽な事が起きると、相手が誰であろうと率先して抗議する実直さも兼ね備えている。

この真っ直ぐな性格故に、クラスでも人望が厚かった。


本編では中川典子と共に最後まで生き残って脱出。

政府からはお尋ね者とされてしまったが、犠牲となった全てのクラスメートたちの事を背負う覚悟を抱きながら国外へと去って行った。


怨み屋本舗』シリーズの第2期の主人公。普段は公務員を務める。

サーベル・エースの策略でマジシャンだった父を自殺に追い込まれた過去を持つ。

怨み屋さんこと宝条栞が認めるほど、敵に対する非情さはずば抜けており、特に外道な相手に対しては情け容赦ない。


終盤ではサーベル・エースの策略で歪んだ正義感の塊・正田善人によって公務員の同僚だった河原綾乃を殺されたときは、正田に対しててめーは俺を怒らせたと化して始末したことで河原の仇をとった。

そしてサーベル・エースの正体が女刑事の美崎優と知ったときは、最終的には自分の事よりも父や河原の為に鉄拳制裁を下し、警察に逮捕させることで見事に社会的抹殺に追いやった。


その後は横浜支部で怨み屋稼業に専念している。


「同情しないぜ!!」


うぐいす中学校の女子中学生。

一匹狼なスケバンだが、クラスメイトを改造して改造死体にした碧井ネロに強い怒りを持っており、改造したチェーンソーでゾンビたちを次々と倒し、ネロに罪の重さを叩き込もうと奮戦する。

また、倒したゾンビが自身の友人だった場合、手厚く葬る一面も。


「あたしは碧井にけじめをつけさせるためにここに来た。見つけてぶち殺すまでは帰らない。」


15歳の男子高校生琴浦春香のクラスメイト。妄想のプロにして期待の鬱フラグブレイカーである。

読心能力を持ち、辛い人生を経て心をすり減らしてしまった主人公琴浦春香が、また今までと同じような学校生活が続くのであろうと望みを失っている中、隣の席になった真鍋義久の頭の中に垣間見たモノは…


それは冷たく凍った彼女の心に風穴を開け、彼女の辛い人生を描いたアニメ冒頭10分を観てすっかり落ち込んだ視聴者達をも救ったのである。他人と距離を置く春香を普通の女の子として扱い、彼女の良き理解者となる。どんな状況であろうと春香の味方としてそばに寄り添うその姿はまさにイケメンである。


読心能力のために多くのつらい体験をしてきた春香に対して、時には得意の妄想などで心をほぐし、時には最大の味方としてそばに寄り添い助ける。自分が傷ついても春香の身を第一に案じる、かっこいい心の持ち主である。春香の誕生日会を開こうとした際には心を読まれないために九々を数えていた。

春香も義久のエロさに呆れながらも感謝しており、お互いを強く想っている。


(琴浦ごめん、ごめんな・・・守ってやれなかった・・・約束したんだ!『一緒にいる』って・・・『離れてなんてやらねぇ』って!・・・違う、そんなんじゃねぇ!ただ・・・俺が一緒にいたいんだ!離れたくないんだ!会いたいよ・・・琴浦・・・一緒に帰ろう!一緒にいよう!一緒に・・・琴浦!)(真鍋が琴浦の実家に初めて訪れた際の心の声)



人類の存続を賭けた神とのタイマン勝負、ラグナロクの人類代表の一人。相手の技をコピーする神虚視を持ち、メリケンサックに変態したワルキューレと共に、第二回戦の相手、ゼウスと戦う。


楽園にいた頃、冤罪にかけられたイヴと一緒に楽園を出ていき、それ故に人類史上最も神を憎む男と思われていたが、実際のラグナロクに出場した理由は、自分の子供である人類を守る為という理由だった。


「どいつもこいつも『憎しみ』? 『復讐』? どれもいらない 『なぜ』はない 子供たちを守るのにーー理由がいるのかい」


その他アニメ作品(原作)

センシティブな作品

元は初代タイガーマスクこと伊達直人と同じ孤児院『ちびっ子ハウス』出身の青年。普段は新聞記者。

既に故人となっていた伊達直人の遺志を継ぐために、『虎の穴』の門を叩いてタイガーマスクの後継者となった。


初代とは異なり揺るぎない正義の心を持ったスーパーベビーフェイスのプロレスラーとして、実在するプロレスラーと協力してヒールユニット『宇宙プロレス連盟』に戦いを挑む。

「力が正義ではない!正義が力だ!!」


かつて初代タイガーマスクこと伊達直人と戦ったとされるインドの覆面レスラーで、タイガーマスクがリングに戻ってきたことを知り、覆面レスラーが集まる「覆面ワールドトーナメント」に出場。

彼の実力を確かめるためにフェアプレイで彼と戦った。


最終的に敗北したが、その正体は先代のミスター・クエスチョンであるグレート・ズマの弟子で、既に天寿を全うした師匠の遺志を継いで2代目となった。

GWMにインドのプロレス界を滅茶苦茶にされた立場から、彼らの存在を何より危険視しており、今のタイガーマスクである東ナオトにGWMの打倒を託した。


ミスX…勘違いしないでもらおう!私は地位や金のために戦っているわけではない!!

 ましてや、モノポリーの薄汚い金など、たとえ死んでも受け取るつもりはない!!!」

「君はこのままだと、モノポリーには勝てない!」(タイガーマスクに対する苦言)


ゾロリせんせー

「イタズラの王者」を目指すキツネ。

犯罪行為やイタズラで騒動を起こすことが多いものの、義理人情に篤く、困っている人を放っておけない性格。

お宝や美人が絡んでいるときに人助けを引き受けるが、幼くして母ゾロリーヌを亡くした境遇から、子を思う親、親を思う子の気持ちに弱いため、家が崩壊してしまったキツネ一家に巨大なダイヤモンドを与えたり、金メダルを取らないと永久追放を言い渡されたダンクを助けるなど、時として無条件で人助けを引き受けることもある。

「悪人」を気取ってはいるが、本作の「善人」であるはずの人物は(アーサーガオンのような例外もいるが)ブルル公爵やゴメス署長のような私利私欲のために合法的に卑怯な手段に走る悪党が多いため、「必要悪」、「常識人」としての側面が強い。


「あなたほど…素敵な勇者様はいないわ!」(ゾロリと別れる際のミャン王女のセリフ)


異世界フロニャルドの西側にあるパスティヤージュ公国が「王国」だった頃の最後の王。

世界を広げ、人々の平和と自由の為に地球から勇者召喚したアデライド・グランマニエと共に魔物退治の旅に出る。

その過程でヒナ・マキシマ(後のブリオッシュ・ダルキアン)やイスカ・マキシマを仲間に加え、更に魔物の減少で新たに生じる問題を各国の領主達と協力して平和な形で解決する為の仕組み作りにも尽力した。

次第に戦いの影響で命を縮めることになっても決して歩みを止めず、自身が夢見た通りに世界が繋がった事を見届けて永眠。


後に彼女の遺言でパスティヤージュは公国制に移った他、前述の仕組み作りは後に大陸協定として現在に受け継がれている。


「夢に見たとおり、世界はうんと広がりました。平和な世界をつくる足懸かりをつくることができました。後悔なんてありませんよ…私は幸せでした。」


シンデレラ

本作の主人公。『ヘクセンナハト』日本校メンバーの一人で妄想過多なぼっち少女。幼い頃に母親を亡くしており、研究者の父親が再婚したことで田舎から東京の高校へ転入した。父親は海外へ単身赴任中のため、現在は継母・冴子と継姉・美沙と3人で暮らしている。状況を問わず空想・妄想にふける癖があるが、これは亡くなった母親がよく言っていた「自分の『物語』を見つけなさい」という言葉を考え抜いて辿り着いた結果である。普段は辛い状況・苦しい状況を空想で紛らわせているが、それでも処理しきれなくなったときは本を読むことで物語の世界に逃げ込み現状を逃避する悪癖があり、葉月はこの悪癖を『物語症候群』と呼んでいる。

土御門静と出会い彼女の後を尾行したことで『クズノハ女子魔法学園』へと迷い込み、そこで学園長から自分が『シンデレラ』の『原書』と契約したメドヘンであると知らされる。自分が求めてた非日常、そして静と友達になりたいという思いから学園へと仮編入する。メドヘンが最初に覚える魔法である『ブーフ・ヒュレ』は使えないのに大量のカボチャを召喚したり(召喚の際に用いた杖はオモチャであり、本来は「光と音が出るだけ」代物)、カボチャに意思を持たせるなどの高等魔法を使いメドヘン三強の一人である静をして「異常」と身震いさせている。

カザンから『ヘクセンナハト』について知らされ、静が「戦力としての自分に期待している」と落ち込む。その後、温泉でのアーサーとの会話、カザンの襲撃、静から突き放されたなどの理由から『シンデレラ』との契約を破棄し学園を去るが、学園長から自分より前に『シンデレラ』と契約していたメドヘンの話を聞き、自分だけの『物語』を見つけるために日本校と諸国連合で行われていた『ヘクセンナハト』の予選に乱入。封印状態にあった『シンデレラ』と再契約し「誰も傷つけず、不幸にしない、飛び切り優しい結末」を迎えるために『シンデレラは振り向かない』に『原書』を書き換え、固有魔法『ガラスの心(グラスハート)』でカザンと和解し『ヘクセンナハト』予選を突破。その後、改めて静と友達になる。

ややネガティブな思考回路の持ち主であるものの、その心優しさなどから作中の登場人物のほぼ全員から好感を抱かれていおり、また物語が進むごとに静とは友情を深めている。


(私の物語は…私が作らなくちゃいけないんだ!)

『もう逃げない!だからお願い!開けて!私を静ちゃんのところに行かせて!』

『私を助けてくれたの…?でもね、私は私の物語を見付けたの。だから、シンデレラにはなれない!(もし…それでも良いなら…もう一度!私と!)』

『そっか…ありがとう。じゃあ一緒に作ろう、新しい物語を。誰も傷付けない、不幸にさせない…とびっきり優しい結末を!(新しい物語には新しいタイトルが必要だ。私の…私だけの物語。そのタイトルは――)シンデレラは振り向かない!』


強くなりたいです。

本作の主人公。ヘスティア・ファミリア団長。紅眼白髪の14歳の少年でヒューマン。その容姿から兎呼ばわりされることが多い

田舎で育ての祖父と2人で暮らしていたが、祖父の死後、異性との出会いを求めて冒険者となるべくオラリオにやって来るが、どのファミリアからも門前払いをくらい途方に暮れていた時、同じく入団者を見つけられずにいた女神ヘスティアと出会い、彼女の最初の眷属となる。

性格は、基本的に善良かつ奥手だが、祖父の影響で異性に抱く憧れが強く、年上の女性を意識する面がある。祖父から英雄譚(原典)を聞いて育ったために人一倍英雄譚に詳しく、年甲斐もなく英雄になりたいという想いを秘めている。ベルを見初め、ベルの成長を望むフレイヤの企みや、ベルを英雄に押し上げようとするヘルメスのお節介により、度々騒動に巻き込まれる。

ベルの優しさについては、金銭目当てで自身のナイフを奪い、モンスターの群れの中に置き去りにしたリリと、自分たちにモンスターの群れを押し付け、逃げ出した達、下らない逆恨みでヘスティアを人質にして、ステルス装備を使って自身をタコ殴りにした三流冒険者達等、常人では絶対に許してもらえない真似をやらかした者達を許してやれる程の器の持ち主である。

冒険者として駆け出しの頃にアイズから戦い方の指導を受けて、ミノタウロスを倒すに至り、それ以降も幾度となくアイズの指導を受け、スキル憧憬一途による急速なランクアップ、戦争遊戯での勝利、異端児の一件やアステリオスとの死闘を乗り越えて新たなる目標と好敵手を得て、オラリオの冒険者に一目置かれるようになる。


「やらなければ、何もかもやらなければそこに立つ事さえ出来ないんだ」

「僕は許せない。何もしなくて、何かを期待していた僕自身を」

「神様、僕はもう、家族は失いたくないです。」

「僕たちが何も出来ないとか、自分に価値がないとか決めつけるなよ!?馬鹿にされても指を差されても、汚れていたって、それは恥ずかしい事なんかじゃない!一番恥ずかしい事は、何も決められず動けないでいる事だ!!僕はまだ、貴方の願いを何も聞いちゃいない!貴方の本当を教えてください!!」


最初は電化製品の命とも言うべき「勇者ネジ」を集めるために電化製品に薙刀をぶっ刺して使えなくしていたが、ロボニャンの体から極上の勇者ネジを手に入れ、その後は勇者ネジを千本集めたのをきっかけに改心。

罪滅しとして家電勇者妖怪として、電化製品を守っていた。


その後、「コマさんざんげタクシー」にてロボニャンF型になったロボニャンの証人として登場。

さらに「イナウサ不思議探偵社 CASE3 リモコン妖怪殺人事件」では、日夜電化製品にイタズラばかりしていたりもこんかくしを成敗したことで、彼と同じく電化製品にイタズラばかりしていた事を棚に上げて被害者ぶったでんぱく小僧の依頼を受けた未空イナホに疑われたときは素直に白状し、りもこんかくしやでんぱく小僧が真の悪者であることを告げ、それ以降も彼らを成敗しようと現在も戦っている。


「我こそは妖怪の世界にその人有りと言われる!あ、からくりベンケイなり!!」

「ロボニャン殿…我はありとあらゆるネジを探してきたが、

 あんなこと(問題のシーン)になったのはその方だけだ!!

 あれは訳がわからなかったぞ!!」

「ダメもダメ!大ダメだった!!」

「また懲りずに悪戯しおって!そこへ直れぇぇぇぇぇっ!!」


ヴァンガード普及協会ドラゴンエンパイア支部長で、なるかみのリーダーを務めている。

お祭り好きで自由人であるせいか仕事をさぼるが、ヴァンガードに対しての情熱は人一倍強い。

その為ヴァンガードを親しみやすく、みんなが楽しむようにするをモットーとし、様々なイベントや企画を立ち上げ成功させている。


また、クロノがポイント没収をされた時、全国大会間近にもかかわらず「サバイバルヴァンガード」をマモルと共に企画したり、支部長総会でのユナサン支部の活動停止を反対するクロノ達を真剣にファイトで向き合っていることから支部長としての責務や人間としての大きな器を持っている。

実体化したクロノビート・バッファローの襲撃で負傷しても、ドラゴンエンパイア支部の復興に専念するという強い精神を持つ。


「その笑みだ。今ここで楽しまなければにもその気持ちが届くはずがない。」


バグバイツ

バグデスによって人形に自我を植え付けて誕生した三悪

普段はバグデスの忠実に従いワザワイプログラムを掛けてバグミンを誕生する。


しかしバグハートミンの妨害によってバグデスを信用してない本心が暴かれ、その以前にあんみつかき氷みたらし団子等の地球の食料を好んでたり未来の歌を感心する等彼らの体の人形が地球に作られた為、地球の心が存在した事が判明する。

グレイトが現れてからバグデスは究極進化を遂げた時は恐れて、ユートに助けられてからグレイトとバグデスを反抗した。


「上等じゃない、散々あたし達を利用するだけしたくせに

 バグだらけの世界になんて未練はないわ。」


がぁるる

ボーカルドールでミニファルルの一人。ボーカルドールは本来「女の子達のアイドルへの憧れ」により誕生する存在なのに対し、ガァルルは「挫折をはじめとするアイドル達の負の感情」の塊から生まれたという。

普段はイタズラ好きで周囲に噛みつく癖もあり、登場当初は単に威嚇したり痛がらせたりするだけだったが、後に甘噛みに変わった。

また、物語が進むごとに純粋でかなりの努力家である点を見せ、セレパラ化の責任を取ってアイドルを辞めようとしたみれぃを自身のライブによって立ち直らせ、その後アロマゲドンと親交を深める。

さらにプリパラのチーム結成の儀式にはプリチケをパキる行為が必要であり、プリチケをパキる事はボーカルドールにとって重大な自傷行為になり兼ねない中ガァルルは自分のプリチケをパキり、一度倒れてしまうも自分の感情の豊かさとあろまみかんとの強い友情によって眠る事なく起きあがり彼女らとガァルマゲドンという正式なチームになって活躍していった。


「問題ないガァル! ガァルルもすぐ追いつく! スーパーサイリウムコーデ、手に入れる! 今日がダメなら明日、明日がダメなら明後日! どこまでいっても明日ガァル!」

「ガァルマゲドンは、本当に大好きガァル・・・。最高のチームガァル!」


六年は組の生徒。温厚で面倒見が良く、乱太郎達の優しいお兄さんのような存在。常に救急箱を携帯しており、薬品・薬草の知識が豊富。自他認める不幸体質。非常にお人好しなため六年生の中では忍者に向いていないと評されている。けが人を見たら放っておけない考えで、敵味方を問わず負傷者を手当てしたことがきっかけで、タソガレドキの忍頭である雑渡昆奈門と知り合い結果劇場版では恩返しを受けた。


『保健委員ですから』

『私は不運には違いないけど、自分に同情したことは ただの一度もない』



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